OKAMOTO'Sのオカモトレイジ(Dr)がお気に入りのアナログレコードを紹介。楽曲への思いやロックサウンドの今後などを語った。
レイジが登場したのは、J-WAVEで放送中の『WOWOW MUSIC // POOL』(ナビゲーター:中田クルミ)。オンエアは1月7日(金)。
中田:壮大な曲です。新年の明け方、寒い時間から日が昇って明るくなっていくみたいな。
レイジ:この曲は最高だね、一番好き。
中田:最近マイナスぐらいの朝の空気がヒリヒリするんだけど、太陽の光がプワーっと体ににじんでいく感じ。
レイジ:初日の出感があったね。
中田:鷹になって富士山の周りを飛んでいる気持ちになった。縁起がいいです。
レイジによると、Prefab Sprout『If You Don't Love Me(String Driven Thing)』は7インチシングルのB面にしか入っていないそう。「本当はもっと踊れる4つ打ちの曲」だという。
レイジ:『If You Don't Love Me(String Driven Thing)』は原曲のディスコ部分の要素を全部抜いて歌とストリングスだけになってるミックス。俺、原曲がすごく好きで。
中田:原曲も聴いてみたいです。
レイジ:確かにね。原曲も流しましょうか。
ここで原曲の『If You Don't Love Me』もふたりで堪能した。
中田:本当にディスコの4つ打ち。
レイジ:これも超DJでかけるんだけど。
中田:これだと新年感というより、楽しい時間。
レイジ:クリスマスっぽいよね。
中田:どちらかいうと夜の街並みという感じ。
レイジ:そうそう。バブリーだよね。バブルのカップルがワクワク、ウキウキ、ドキドキ。
中田:パワーショルダー系の服を着た感じ。面白い。でもさっきのバージョンだと新年だった。
レイジ:せっかくレコードでかけるっていうからレコードでしか世に出てないバージョンをかけようかなと思って。
中田:さすがでございます。
中田は「一体どれくらいレコードを持ってるの?」と問いかける。
レイジ:7インチも合わせたらそろそろ3000枚くらいいくのかな。でもあんまり持ってないよ。
中田:基準がわからないです。
レイジ:だってレコードマニアの人ってそれだけでマンション1室借りたりしてるじゃん。
中田:確かに。床が抜けるんじゃないかっていうね。
中田:上京してから、Johnny Thunders、New York Dolls、Ramonesを……。
レイジ:昔、弾き語りしてたよね? Johnny Thundersのソロ曲をやってたよね。
中田:Ramonesを教えてくれたのはレイジくんだった気がするんだけど。
レイジ:マジ?
中田:レイジくんがいっぱい曲を貸してくれたでしょ?
レイジ:みんなにロックを聴かせまくった時期があった。
中田:そう。私が上京してきて、OKAMOTO'Sをやってるオカモトレイジという東京の男に出会って、そうしたら「これ聴いてよ」みたいな感じで。
レイジ:懐かしいね。
中田:それが10年前とか。「音楽の幅が広がったなあ」って、そのときのことをすごく覚えてるから、それを思い出した。レイジくんといったらこのサウンドのイメージ。
レイジ:俺自身がこの10年で一番ロックモードに入ってて。やっぱりロックが一番「ぽいな」って最近なってきた。またこういう音楽をずっと聴いててコンディションがいい。自分の大切なものがわかってきた。
中田:いろいろな曲やジャンルを聴いて、聴き方が変わったりするんですか?
レイジ:聴き方が変わるというか、いいもの悪いもの、好きなもの好きじゃないものがどんどん洗練されていく。多角的に見られるようになってきて、やっぱり最強で究極ってロックなんじゃねってなってきた。
中田:感慨深いなと思って。私からしたらレイジくんはロックの人ですから。
中田:ロックサウンドがきました。イギー・ポップ?
レイジ:そうそう。イギー・ポップが在籍していたバンドだね。
中田:私、初めて聴いたかも。
レイジ:いま自分的にロックがきてるから、DJのときに並びとかどんなイベントとか関係なしでロックをかけまくってるの。もうおかまいなしに。そしたら最近、客がロックで爆上がりするの。この曲は、たぶん20歳になりたての子とかしかいない会場でも超盛り上がって。みんな曲を知らないんだけど、ロックのエナジーにやられるものがあるっぽくて。
中田:知識とかじゃなく単純に音楽的に刺さるのかな。
レイジ:なんでだろうと思って俺なりに考えたんだけど、たぶんヒップホップがちゃんとロックぐらいの位置まで板についてきてくれたからこそ、かかる曲がハウスやトラップばっかりだからロックのギターサウンドが新鮮に聴こえるのかなって。
中田:ちょっとわかるかも。私はいま30歳で、ちょっと下の世代を「ボカロ世代」って勝手に呼んでるんですけど、ああいった曲で育ってきたからロックサウンドを聴くと新しく感じるんだって聞いて「なるほど」みたいな。
レイジ:客からすると「聴いたことがない音楽が流れてる」って感じなんだと思うんだよね。ロックンロールってそもそもダンスミュージックだから、もちろん踊れる感じに作られてるから、いまめちゃめちゃ強いね、この年代のロックとか。
レイジは「2022年はロックが流行る気がする」と予測する。
レイジ:日本でも若い子のロックバンドが出てきてるんだよね。クラブとかでラッパーの並びでコテコテのガレージロックをやってるバンドとか。
中田:へえ! それはまったく知らなかった。
レイジ:それがいまの最先端のクラブ事情というか。それで客がしらけて「バンドかよ」って帰るんじゃなくて、むしろめっちゃ盛り上がる。
中田:バンドブーム再来?
レイジ:世界でみても日本はバンドブームがずっと続いてる国だから、バンドブームというより、さらにそのレイヤーの奥の本当にイケてるバンドがまた1周して出てきたみたいな。
OKAMOTO'Sの最新情報は、公式サイトまたは、公式Twitterまで。
POOL、それは誰もが音楽を自由に楽しめる場所。『WOWOW MUSIC // POOL』では毎週、音楽好きがとっておきのアナログを持って登場。放送は毎週金曜日22時から。
レイジが登場したのは、J-WAVEで放送中の『WOWOW MUSIC // POOL』(ナビゲーター:中田クルミ)。オンエアは1月7日(金)。
「初日の出感」がある楽曲
『WOWOW MUSIC // POOL』では、ゲストが毎回とっておきのアナログレコードを持参する。レイジが新年にふさわしい楽曲として1曲目に選んだのは、Prefab Sprout『If You Don't Love Me(String Driven Thing)』だった。中田:壮大な曲です。新年の明け方、寒い時間から日が昇って明るくなっていくみたいな。
レイジ:この曲は最高だね、一番好き。
中田:最近マイナスぐらいの朝の空気がヒリヒリするんだけど、太陽の光がプワーっと体ににじんでいく感じ。
レイジ:初日の出感があったね。
中田:鷹になって富士山の周りを飛んでいる気持ちになった。縁起がいいです。
レイジによると、Prefab Sprout『If You Don't Love Me(String Driven Thing)』は7インチシングルのB面にしか入っていないそう。「本当はもっと踊れる4つ打ちの曲」だという。
レイジ:『If You Don't Love Me(String Driven Thing)』は原曲のディスコ部分の要素を全部抜いて歌とストリングスだけになってるミックス。俺、原曲がすごく好きで。
中田:原曲も聴いてみたいです。
レイジ:確かにね。原曲も流しましょうか。
ここで原曲の『If You Don't Love Me』もふたりで堪能した。
中田:本当にディスコの4つ打ち。
レイジ:これも超DJでかけるんだけど。
中田:これだと新年感というより、楽しい時間。
レイジ:クリスマスっぽいよね。
中田:どちらかいうと夜の街並みという感じ。
レイジ:そうそう。バブリーだよね。バブルのカップルがワクワク、ウキウキ、ドキドキ。
中田:パワーショルダー系の服を着た感じ。面白い。でもさっきのバージョンだと新年だった。
レイジ:せっかくレコードでかけるっていうからレコードでしか世に出てないバージョンをかけようかなと思って。
中田:さすがでございます。
中田は「一体どれくらいレコードを持ってるの?」と問いかける。
レイジ:7インチも合わせたらそろそろ3000枚くらいいくのかな。でもあんまり持ってないよ。
中田:基準がわからないです。
レイジ:だってレコードマニアの人ってそれだけでマンション1室借りたりしてるじゃん。
中田:確かに。床が抜けるんじゃないかっていうね。
「最強で究極ってロックなんじゃね」
レイジが2、3曲目に紹介したのは、ザ・ダイナマイツ『トンネル天国』とJohnny Thunders & The Heartbreakers『Born to Lose』。ここからふたりはプライベートのエピソードで盛り上がった。中田:上京してから、Johnny Thunders、New York Dolls、Ramonesを……。
レイジ:昔、弾き語りしてたよね? Johnny Thundersのソロ曲をやってたよね。
中田:Ramonesを教えてくれたのはレイジくんだった気がするんだけど。
レイジ:マジ?
中田:レイジくんがいっぱい曲を貸してくれたでしょ?
レイジ:みんなにロックを聴かせまくった時期があった。
中田:そう。私が上京してきて、OKAMOTO'Sをやってるオカモトレイジという東京の男に出会って、そうしたら「これ聴いてよ」みたいな感じで。
レイジ:懐かしいね。
中田:それが10年前とか。「音楽の幅が広がったなあ」って、そのときのことをすごく覚えてるから、それを思い出した。レイジくんといったらこのサウンドのイメージ。
レイジ:俺自身がこの10年で一番ロックモードに入ってて。やっぱりロックが一番「ぽいな」って最近なってきた。またこういう音楽をずっと聴いててコンディションがいい。自分の大切なものがわかってきた。
中田:いろいろな曲やジャンルを聴いて、聴き方が変わったりするんですか?
レイジ:聴き方が変わるというか、いいもの悪いもの、好きなもの好きじゃないものがどんどん洗練されていく。多角的に見られるようになってきて、やっぱり最強で究極ってロックなんじゃねってなってきた。
中田:感慨深いなと思って。私からしたらレイジくんはロックの人ですから。
最先端のクラブ事情
「2022年がどんな年になるのかを想像して1曲選んで」とリクエストを受け、レイジはThe Stooges『I Wanna Be Your Dog』を紹介した。中田:ロックサウンドがきました。イギー・ポップ?
レイジ:そうそう。イギー・ポップが在籍していたバンドだね。
中田:私、初めて聴いたかも。
レイジ:いま自分的にロックがきてるから、DJのときに並びとかどんなイベントとか関係なしでロックをかけまくってるの。もうおかまいなしに。そしたら最近、客がロックで爆上がりするの。この曲は、たぶん20歳になりたての子とかしかいない会場でも超盛り上がって。みんな曲を知らないんだけど、ロックのエナジーにやられるものがあるっぽくて。
中田:知識とかじゃなく単純に音楽的に刺さるのかな。
レイジ:なんでだろうと思って俺なりに考えたんだけど、たぶんヒップホップがちゃんとロックぐらいの位置まで板についてきてくれたからこそ、かかる曲がハウスやトラップばっかりだからロックのギターサウンドが新鮮に聴こえるのかなって。
中田:ちょっとわかるかも。私はいま30歳で、ちょっと下の世代を「ボカロ世代」って勝手に呼んでるんですけど、ああいった曲で育ってきたからロックサウンドを聴くと新しく感じるんだって聞いて「なるほど」みたいな。
レイジ:客からすると「聴いたことがない音楽が流れてる」って感じなんだと思うんだよね。ロックンロールってそもそもダンスミュージックだから、もちろん踊れる感じに作られてるから、いまめちゃめちゃ強いね、この年代のロックとか。
レイジは「2022年はロックが流行る気がする」と予測する。
レイジ:日本でも若い子のロックバンドが出てきてるんだよね。クラブとかでラッパーの並びでコテコテのガレージロックをやってるバンドとか。
中田:へえ! それはまったく知らなかった。
レイジ:それがいまの最先端のクラブ事情というか。それで客がしらけて「バンドかよ」って帰るんじゃなくて、むしろめっちゃ盛り上がる。
中田:バンドブーム再来?
レイジ:世界でみても日本はバンドブームがずっと続いてる国だから、バンドブームというより、さらにそのレイヤーの奥の本当にイケてるバンドがまた1周して出てきたみたいな。
OKAMOTO'Sの最新情報は、公式サイトまたは、公式Twitterまで。
POOL、それは誰もが音楽を自由に楽しめる場所。『WOWOW MUSIC // POOL』では毎週、音楽好きがとっておきのアナログを持って登場。放送は毎週金曜日22時から。
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2022年1月14日28時59分まで
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番組情報
- WOWOW MUSIC // POOL
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毎週金曜22:00-22:30
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中田クルミ