Kroiのベーシスト・関 将典が、音楽遍歴やベースを弾き始めたきっかけを語った。
関が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。ここでは11月19日(金)のオンエアをテキストで紹介する。
この番組ではゲストが、ビールに合う“おみや”を持ち寄る。関は、Daily Coffee Standのマフィンと野方餃子のパクチーたっぷりの餃子、そしてSWEET HOME SALADの惣菜を持ち寄った。
クリス:どんな子だったんですか?
関:何ひとつ突出したものがなくて、運動も勉強もそんなにできるわけじゃない、なんにも取り柄のない感じだったんです。だから脚光を浴びるようなことがない幼少期でしたね。
そんな関が初めて買ったCDはウルフルズのアルバム『ベストやねん』だった。
関:高校受験を控えた中学生のときに買いました。
クリス:それまで音楽はハマってなかった?
関:昔から親のカーステレオで聴いていた音楽とか、歳上のきょうだいがふたりいるんですけど、そのふたりが新しい音楽を見つけてきたりする姿を見て、末っ子なりに憧れじゃないですけど背伸びしてそれをマネする感じで新しい音楽を見つけようとはしていました。
クリス:なるほど。
関:当時、CMでウルフルズさんの曲が流れて、親がその曲のCDを受験の時期に買ってきてくれたんです。応援のつもりで買ってきてくれたのかもしれないけど、それを聴いていて他の曲も聴いてみたいなって思って『ベストやねん』を買いました。
その後、高校生になった関は、幅広いジャンルの音楽を聴くようになり、なかでも東京事変やゆらゆら帝国、嘘つきバービーなどをよく聴いていたと当時を振り返った。
関:大学では新しいことを始めようと思ってベースを手に取った感じですね。
クリス:それはベースを始めたかったの? それともバンドをやりたかったの?
関:楽器を弾いてみたいっていう憧れはずっとあったんです。小学生の頃ってリコーダーとか鍵盤ハーモニカを弾くじゃないですか。それ自体もうまくできなかったのに弦楽器なんてできるわけがないだろうってずっと敬遠してたんです。でもこのタイミングで新しいことをって思ったときに決断できたというか。それでベースをやろうって結構すぐに決まりましたね。
クリス:ギターじゃなく、なぜベースだったんですか?
関:もともと音楽を聴く根底にベースの音を耳で追う習性があったというか。ベースがカッコいいなって純粋に思ってましたね。
クリス:ベースに自分の感性が寄るってことは、先天的にベースを弾く才能があったような気はしますか?
関:才能があるかどうかはわからないですけど、むしろ何もないなかでやっとここに熱中できたと思います。運動とか勉強も中途半端なままやってたので、やっとドはまりして熱中するものができて、今ここでベースが弾けているって感じですね。
関は大学に入学して軽音サークルに入り、バンドをやってみたいと思っていた時期に、近所に楽器屋がオープンした。関はこの店でアルバイトを始め、そこから4年間にわたり入り浸っていたと話す。
クリス:最初に買ったベースは何だったんですか?
関:いまだに使っているんですけど、フェンダージャパンの昔のモデルですね。でも、もはや原型をとどめてないんです(笑)。楽器屋で働いていた経験から改造するのが好きになっちゃって、塗装を塗り直したり配線を変えてみたり、そういうのをやっていました。
クリス:すごい。ベースの仕組みも中身からわかってるわけですよね。
関:そういうのが大好きで。でもプロにやってもらうのがいちばんいいですよ(笑)。
クリス:ある種、パーソナルな英才教育ですよね。たまたまベースを弾く環境がそろったというか。
関:今思うとそうですよね。
クリス:当時はどんな練習をしてたんですか?
関:練習っていう感覚ではなかったですね。軽音サークルで今度やる曲をひたすら練習したり自分がやりたい曲をカバーしたり、YouTubeでライブ映像を観るのが大好きだったのでそれを家でずっとマネしたりしていました。
クリス:ちなみにベースを弾き始めて何年目ですか?
関:6、7年くらいですね。
クリス:すげえ! ヤバくないですか!?
関:まだまだですよ(笑)。
KroiはニューEP『nerd』を11月17日にリリースした。
クリス:曲を聴いて、(関さんは)音楽の理論もわかってる感じがするんだけど、そういうのも独学なんですか?
関:アカデミックな知識が全然ないんです。
クリス:うそ!?
関:Kroiのボーカルの内田(怜央)が曲を作って、鍵盤の千葉(大樹)も理論に詳しくて、そこにおんぶに抱っこ状態なので、そろそろヤバいなって。
クリス:でもちゃんとわかってる感満載ですよ。
関:ありがとうございます。本当に自分なりに作ったフレーズをふたりに聴いてもらって「このほうがいいかも」って教えてもらいつつ今は作っています。今はかなり勉強しようと思っていろいろ集めているところですね。
Kroiの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
同番組は、公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
関が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。ここでは11月19日(金)のオンエアをテキストで紹介する。
この番組ではゲストが、ビールに合う“おみや”を持ち寄る。関は、Daily Coffee Standのマフィンと野方餃子のパクチーたっぷりの餃子、そしてSWEET HOME SALADの惣菜を持ち寄った。
初めて買ったCDはウルフルズのベストアルバム
関がベースを弾き始めたのは大学生の頃。それまでは楽器に触れてこなかったという。クリス:どんな子だったんですか?
関:何ひとつ突出したものがなくて、運動も勉強もそんなにできるわけじゃない、なんにも取り柄のない感じだったんです。だから脚光を浴びるようなことがない幼少期でしたね。
そんな関が初めて買ったCDはウルフルズのアルバム『ベストやねん』だった。
関:高校受験を控えた中学生のときに買いました。
クリス:それまで音楽はハマってなかった?
関:昔から親のカーステレオで聴いていた音楽とか、歳上のきょうだいがふたりいるんですけど、そのふたりが新しい音楽を見つけてきたりする姿を見て、末っ子なりに憧れじゃないですけど背伸びしてそれをマネする感じで新しい音楽を見つけようとはしていました。
クリス:なるほど。
関:当時、CMでウルフルズさんの曲が流れて、親がその曲のCDを受験の時期に買ってきてくれたんです。応援のつもりで買ってきてくれたのかもしれないけど、それを聴いていて他の曲も聴いてみたいなって思って『ベストやねん』を買いました。
その後、高校生になった関は、幅広いジャンルの音楽を聴くようになり、なかでも東京事変やゆらゆら帝国、嘘つきバービーなどをよく聴いていたと当時を振り返った。
楽器に憧れ…ベースを選んだ理由は?
大学生からベースを始めた関。「他のアーティストに比べると楽器を始める時期がちょっと遅めなのかもしれない」と語ると、クリスは「めちゃくちゃベースがうまいから小さい頃からやってるのかと思った」と驚きを隠せない様子。関:大学では新しいことを始めようと思ってベースを手に取った感じですね。
クリス:それはベースを始めたかったの? それともバンドをやりたかったの?
関:楽器を弾いてみたいっていう憧れはずっとあったんです。小学生の頃ってリコーダーとか鍵盤ハーモニカを弾くじゃないですか。それ自体もうまくできなかったのに弦楽器なんてできるわけがないだろうってずっと敬遠してたんです。でもこのタイミングで新しいことをって思ったときに決断できたというか。それでベースをやろうって結構すぐに決まりましたね。
クリス:ギターじゃなく、なぜベースだったんですか?
関:もともと音楽を聴く根底にベースの音を耳で追う習性があったというか。ベースがカッコいいなって純粋に思ってましたね。
クリス:ベースに自分の感性が寄るってことは、先天的にベースを弾く才能があったような気はしますか?
関:才能があるかどうかはわからないですけど、むしろ何もないなかでやっとここに熱中できたと思います。運動とか勉強も中途半端なままやってたので、やっとドはまりして熱中するものができて、今ここでベースが弾けているって感じですね。
関は大学に入学して軽音サークルに入り、バンドをやってみたいと思っていた時期に、近所に楽器屋がオープンした。関はこの店でアルバイトを始め、そこから4年間にわたり入り浸っていたと話す。
クリス:最初に買ったベースは何だったんですか?
関:いまだに使っているんですけど、フェンダージャパンの昔のモデルですね。でも、もはや原型をとどめてないんです(笑)。楽器屋で働いていた経験から改造するのが好きになっちゃって、塗装を塗り直したり配線を変えてみたり、そういうのをやっていました。
クリス:すごい。ベースの仕組みも中身からわかってるわけですよね。
関:そういうのが大好きで。でもプロにやってもらうのがいちばんいいですよ(笑)。
今後は音楽理論を学びたい
大学時代の関はあまり友だちと遊ぶこともなく家ではベースを弾き、楽器屋のアルバイトが休みの日でも店に行っていたほどベース漬けの日々を送っていたという。クリス:ある種、パーソナルな英才教育ですよね。たまたまベースを弾く環境がそろったというか。
関:今思うとそうですよね。
クリス:当時はどんな練習をしてたんですか?
関:練習っていう感覚ではなかったですね。軽音サークルで今度やる曲をひたすら練習したり自分がやりたい曲をカバーしたり、YouTubeでライブ映像を観るのが大好きだったのでそれを家でずっとマネしたりしていました。
クリス:ちなみにベースを弾き始めて何年目ですか?
関:6、7年くらいですね。
クリス:すげえ! ヤバくないですか!?
関:まだまだですよ(笑)。
KroiはニューEP『nerd』を11月17日にリリースした。
Kroi New EP “nerd” Track Preview
関:アカデミックな知識が全然ないんです。
クリス:うそ!?
関:Kroiのボーカルの内田(怜央)が曲を作って、鍵盤の千葉(大樹)も理論に詳しくて、そこにおんぶに抱っこ状態なので、そろそろヤバいなって。
クリス:でもちゃんとわかってる感満載ですよ。
関:ありがとうございます。本当に自分なりに作ったフレーズをふたりに聴いてもらって「このほうがいいかも」って教えてもらいつつ今は作っています。今はかなり勉強しようと思っていろいろ集めているところですね。
Kroiの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
同番組は、公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
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