(sic)boyが自身の楽曲制作や、LAでの収録エピソードについて語った
(sic)boyはJ-WAVEで放送中の『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」の木曜ナビゲーター。同エピソードについて語ったのは、10月21日(木)の放送回。
(sic)boyは10月6日に新曲『Creepy Nightmare Feat. lil aaron』をリリースした。
今週は自身の曲作りがテーマ。(sic)boyは「普段の曲作りにおいて、僕はリリックから書き始めるんです」と明かした。
(sic)boy:毎日“クセづいてる”んですけど、リリックを電車のなかとか移動するときとか、寝る前だったり朝起きてからでも。特に友だちと遊んでいるときなんかも、パッと携帯を開いて歌詞をメモするクセができあがっていると思います。リリックは毎日書いていて、日記みたいな感じなんです。
1行だけ書く場合もあれば、1曲分のリリックを一気に書き上げてしまうときもあると話した(sic)boy。リリックのストックについて「全部合わせたら、数えきれないくらいあると思います」と語った。
(sic)boy:だから実際制作において、歌詞が行き詰まるということはいまのところなくて。あるっちゃあるんですけど、ストックの歌詞のなかから「そういえばこんなのあったよな」と思い返してみたりして。そこでレコーディングのときにも使ったりするんです。
膨大な歌詞をストックしている(sic)boyだが、だからこそ後悔してしまうこともあるのだとか。
(sic)boy:曲が実際にリリースされちゃったあとだと「そういえば、この歌詞もいけたな」とか「この歌詞のほうが当てはまるな」とか、そういう後悔もあったりして。だから最近は選びに選んで、自分のメモのなかにどういうのがどこらへんにあって、みたいなのもちゃんと確認して把握してやってます。
(sic)boy:一文字というか一言でもニュアンスが違うと歌のテンションとかも変わってきちゃうから、そういうところに気合入れてやってます。それでトラックメイカー、KMさんを含むいろいろな方とかにビートをいただいて、当てはめていく作業。それで実際にそのレコーディングに臨むんです。全然自分の考えていたものと180度変わって曲が出来上がってくることも普通にあります。でもそれがわりといい驚きで、僕はすごくそれがやっていて楽しいですね。1から100まで自分で作るアーティストさんもたくさんいると思うんですけど、僕は原案の段階で自分で決めた部分をアレンジしてもらったりミックスしてもらったりして、その曲が変化していく過程みたいなのを見るはすごく楽しいし、喜びを感じます。
日々の生活で漫画や映画といったカルチャーに触れることで、自身の考えや思ったことが楽曲の種(たね)になっていくという。
(sic)boy:そういう日常的なところから自分だけの世界みたいなのをちょっと妄想みたいな。ファンタジーな部分も忘れずにエッセンスとして取り入れられるように。それはけっこういつも考えていて。なんか現実的すぎても雰囲気も違うし、逆に空想的すぎても困るから、そこをうまい具合に混ぜ合わせてミックスして、歌詞は特に気を使っていますね。
(sic)boy:この曲のなにが大変だったかというと、掛け声みたいなところがあると思うんですけど、そこをどうしても自分だけのキャラクターじゃ演じきれない部分があって。スタジオにいる人、5、6人みんなに、マイクを真ん中に立てていろいろな変な声を出してもらって、それを多重録音して、あの不吉な感じはできあがってますね。大変でしたけどすごく僕のなかでは気に入っている曲なので、ぜひ聴いていただけると嬉しいです。
曲制作のためLAに行った際には、慣れない土地で苦労したという。ホームである東京と違い、LAの雰囲気に飲まれてしまうこともあったと語り、さらに現地スタッフの制作進行に戸惑ったそう。
(sic)boy:たぶん、海外の人は日本人の人よりもバッと組み立て始めたら止まらないんです。だから僕がちょっとでも意見しないとずっとトラックが進んじゃうし「これでいいのね? 書き出しちゃうね」みたいな。そういうスピード感に追いつくので最初は精一杯でしたね。まあでも、そんななかで何回かセッションとコライトを重ねるにつれて、自分の日本人としての見せ方とか、海外の環境で日本人がレコーディングしに来てるという状況は多分、あんまりないと思うんです。だから勝手に「日本人として」の意識みたいなのを持ってやっていて。そこもぶち当たったんですけど(笑)。
最後に(sic)boyは『Last Dance feat.Wes Period (Prod.KM)』のリリックに関するエピソードを語った。
(sic)boy:日本語ってやっぱり、特にその曲に落とし込むということにおいて難しいなと思っていて。LAでホームシックにかられることが多かったんです。作曲以外にもカルチャーの違いとか、そもそも僕が英語をメチャクチャ喋るというわけでもないので。だからそんななかで『Last Dance』という曲をWesと作ったときに、頭が真っ白になっちゃって(笑)。そこで「とりあえず歌ってみろよ」と言われて、そこで曲のフックに日本語が出てきて、それで「これ、ちょっとダサいのかな」とか最初思っていたんですけど、でもなんか意外と聴いてみたらLAで本当の魂の叫びみたいなのが出せたのが、ある種の強みなったかもしれないですね。そんなところも感じながら聴いてもらえると面白いかと思います。
(sic)boyの最新情報はTwitterまで。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが登場。放送は23時20分ごろから。
(sic)boyはJ-WAVEで放送中の『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」の木曜ナビゲーター。同エピソードについて語ったのは、10月21日(木)の放送回。
(sic)boyは10月6日に新曲『Creepy Nightmare Feat. lil aaron』をリリースした。
日々歌詞をストック
今回の放送で3回目の「SONAR'S ROOM」登場となった(sic)boyは、オンエアされたラジオを聴き、緊張していた自分を反省して「もっともっとリラックスして今日からまたやっていけたらなと思っています」とコメント。また、(sic)boyは10月27日が誕生日で、オンエア日は目前だったということで、「去年から少しずつ音楽的にも前に出られているのかなと思うので、来年の誕生日までにはもっともっといま以上に頑張っていきたい」とも語った。今週は自身の曲作りがテーマ。(sic)boyは「普段の曲作りにおいて、僕はリリックから書き始めるんです」と明かした。
(sic)boy:毎日“クセづいてる”んですけど、リリックを電車のなかとか移動するときとか、寝る前だったり朝起きてからでも。特に友だちと遊んでいるときなんかも、パッと携帯を開いて歌詞をメモするクセができあがっていると思います。リリックは毎日書いていて、日記みたいな感じなんです。
1行だけ書く場合もあれば、1曲分のリリックを一気に書き上げてしまうときもあると話した(sic)boy。リリックのストックについて「全部合わせたら、数えきれないくらいあると思います」と語った。
(sic)boy:だから実際制作において、歌詞が行き詰まるということはいまのところなくて。あるっちゃあるんですけど、ストックの歌詞のなかから「そういえばこんなのあったよな」と思い返してみたりして。そこでレコーディングのときにも使ったりするんです。
膨大な歌詞をストックしている(sic)boyだが、だからこそ後悔してしまうこともあるのだとか。
(sic)boy:曲が実際にリリースされちゃったあとだと「そういえば、この歌詞もいけたな」とか「この歌詞のほうが当てはまるな」とか、そういう後悔もあったりして。だから最近は選びに選んで、自分のメモのなかにどういうのがどこらへんにあって、みたいなのもちゃんと確認して把握してやってます。
曲が変わっていく様子を楽しむ
まずリリックを書いてからギターでメロディー、コードを弾いて鼻歌を歌って歌詞を当てはめていくという(sic)boy。何人もの人が携わる制作過程での変化も楽しんでいるのだとか。(sic)boy:一文字というか一言でもニュアンスが違うと歌のテンションとかも変わってきちゃうから、そういうところに気合入れてやってます。それでトラックメイカー、KMさんを含むいろいろな方とかにビートをいただいて、当てはめていく作業。それで実際にそのレコーディングに臨むんです。全然自分の考えていたものと180度変わって曲が出来上がってくることも普通にあります。でもそれがわりといい驚きで、僕はすごくそれがやっていて楽しいですね。1から100まで自分で作るアーティストさんもたくさんいると思うんですけど、僕は原案の段階で自分で決めた部分をアレンジしてもらったりミックスしてもらったりして、その曲が変化していく過程みたいなのを見るはすごく楽しいし、喜びを感じます。
日々の生活で漫画や映画といったカルチャーに触れることで、自身の考えや思ったことが楽曲の種(たね)になっていくという。
(sic)boy:そういう日常的なところから自分だけの世界みたいなのをちょっと妄想みたいな。ファンタジーな部分も忘れずにエッセンスとして取り入れられるように。それはけっこういつも考えていて。なんか現実的すぎても雰囲気も違うし、逆に空想的すぎても困るから、そこをうまい具合に混ぜ合わせてミックスして、歌詞は特に気を使っていますね。
楽曲制作の苦労
(sic)boyは楽曲制作中に壁にぶちあたってしまうこともあると告白。最も苦労したという『BAKEMON(DEATH RAVE)』をオンエアしてエピソードを語った。曲制作のためLAに行った際には、慣れない土地で苦労したという。ホームである東京と違い、LAの雰囲気に飲まれてしまうこともあったと語り、さらに現地スタッフの制作進行に戸惑ったそう。
(sic)boy:たぶん、海外の人は日本人の人よりもバッと組み立て始めたら止まらないんです。だから僕がちょっとでも意見しないとずっとトラックが進んじゃうし「これでいいのね? 書き出しちゃうね」みたいな。そういうスピード感に追いつくので最初は精一杯でしたね。まあでも、そんななかで何回かセッションとコライトを重ねるにつれて、自分の日本人としての見せ方とか、海外の環境で日本人がレコーディングしに来てるという状況は多分、あんまりないと思うんです。だから勝手に「日本人として」の意識みたいなのを持ってやっていて。そこもぶち当たったんですけど(笑)。
最後に(sic)boyは『Last Dance feat.Wes Period (Prod.KM)』のリリックに関するエピソードを語った。
(sic)boyの最新情報はTwitterまで。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが登場。放送は23時20分ごろから。
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2021年10月28日28時59分まで
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- SONAR MUSIC
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月・火・水・木曜22:00-24:00
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