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(sic)boyが、ジャンルレスな音楽スタイルになったきっかけは?

(sic)boyが、ジャンルレスな音楽スタイルになったきっかけは?

ラッパーの(sic)boyが自身の音楽ルーツやセカンドアルバムから先行配信する楽曲の制作秘話を語った。

(sic)boyが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のワンコーナー「CITROËN AWESOME COLORS」。ここでは、9月17日(金)のオンエアをテキストで紹介する。

音楽のルーツはL'Arc-en-Ciel

2019年にSoundCloud上に公開された楽曲が話題を呼び、2020年にはファーストEP『(sic)'s sense』とファーストアルバム『CHAOS TAPE』をリリース。オルタナティブ、エモ、ラウドロックの要素や邦楽ロックにみられるメロディアスなフローをヒップホップに落とし込んだスタイルが人気を博す。

そんな(sic)boyは、L'Arc-en-Cielの楽曲に影響を受け、音楽の世界に足を踏み入れたという。

(sic)boy:特にhydeさんから受けた影響は大きいですね。
長谷川:おいくつぐらいの頃ですか?
(sic)boy:小学5年生とか6年生ぐらいのときですね。
長谷川:何がきっかけでhydeさんを知ることになったのでしょう?
(sic)boy:2つ上の兄が邦楽をたくさん聴く人で。たまたまL'Arc-en-Cielを教えてもらったときに「これだ!」と思いました。それまではあんまり音楽を聴いてこなかったんですけど、がっつりハマっちゃって。

高校時代に軽音楽部に所属していた(sic)boyは、さまざまなバンドのカバー曲を演奏したそうだ。

(sic)boy:そこでギターの練習もして、さらにロックミュージックが好きになりました。
長谷川:高校生の頃に聴いていた音楽はロックが多かったですか?
(sic)boy:そうですね。ほぼロックしか聴いていなかったと思います。

ジャンルレスな音楽スタイル

(sic)boyがロックからラップの道に入ったきっかけは、友人の勧めによるものだった。

(sic)boy:当時、同級生でヒップホップをやっている友だちがいて。高校卒業のタイミングで軽音楽部を離れたときに、「自分でも音楽をまだやりたいな」って思ったんですね。そのときにラッパーの友だちが「(ラップは)ひとりでインスタントに楽しくできるんだよ」って教えてくれて。そこからのめり込みました。
長谷川:音楽のジャンルが変わって戸惑いはありましたか? それともナチュラルに移行できたのでしょうか?
(sic)boy:最初は「自分のよさを出そう」って気持ちよりも、ヒップホップというものを理解することに必死でした。でも勉強していくうちにだんだんと「ここはもっと歌い上げてもいいんじゃないか」と思えるようになって、あまり深く考えなくなりました。
長谷川:あまり考えなくなったことで、今の(sic)boyさんの音楽スタイルに繋がっていったんですかね?
(sic)boy:そうですね。ジャンルに捉われて作っていくものでもないのかなと、自分のなかで見切りをつけてやっています。

トラックメイカーでありプロデューサーでもあるKMが(sic)boyの楽曲をSoundCloudで見つけたことがきっかけで、ファーストアルバム『CHAOS TAPE』の制作やKis-My-Ft2への楽曲提供などでタッグを組むようになる。

長谷川:(sic)boyさんにとって、KMさんはどういった存在ですか?
(sic)boy:サウンド面でわかるとおり、繊細な雰囲気のなかに熱いものがある方です。スネアの音ひとつ取っても「すげえな」って毎回びっくりします。

ロサンゼルスのアーティストlil aaronがフィーチャリング

(sic)boyがアメリカ・ロサンゼルスで制作したセカンドアルバムから、10月6日(水)に先行配信シングルがリリースされる予定とのこと。

(sic)boy - Last Dance feat.Wes Period (Prod.KM)

(sic)boy:(10月6日リリースの楽曲は)ロサンゼルスのアーティストlil aaronをフィーチャーした曲です。ギターサウンドと自分が伸び伸びと歌えている感じがマッチしていて、今までの曲からさらにパワーアップしたものになったと思いますね。
長谷川:ロサンゼルス在住のlil aaronとのコミュニケーションはいかがでしたか?
(sic)boy:もともと僕が彼のファンだったので感慨深かったです。積極的にコミュニケーションを取ってくれましたし、ごはんにも行ったりして楽しかったですね。
長谷川:何がきっかけでフィーチャリングの話に繋がったのですか?
(sic)boy:ダメもとで「曲を作りたいです」ってお願いしたら「こっちに来て一緒に作るんだったら全然いいよ」みたいな話になって。嬉しかったですね。
長谷川:曲づくりを通じてlil aaronと仲良くなれましたか?
(sic)boy:めちゃくちゃ仲良くなりました。楽しかったです。
長谷川:いいなあ。リリースはまだ少し先とのことなので、楽しみに待っています。

漫画家を目指していた時期も

長谷川は(sic)boyに「くつろぎ時間の過ごし方」を訊いた。

長谷川:休みは取れていますか?
(sic)boy:ちゃんと休みをいただいています。
長谷川:休むことに重要性を感じていらっしゃるということでしょうか。
(sic)boy:そうですね。休むのはかなり好きです。
長谷川:お休みの日はどんなことをして過ごしているんですか?
(sic)boy:出かけることもあるんですけど、だいたいは映画やドラマを観たりしてゆっくりしている時間が多いかな。

(sic)boyはアニメや漫画も大好きだという。

長谷川:インタビューで「アーティストになっていなかったら漫画家になっていた」と話されていましたよね。
(sic)boy:昔は今より絵を描くのが好きだったので漫画家になりたかったですね。
長谷川:今は絵を描かれていないんですか?
(sic)boy:全然描かなくなってしまいました。
長谷川:でもまたアルバムのジャケットカバーとかをご自身で描けたらいいですよね。
(sic)boy:そうですね。やってみたいです。

(sic)boyは、9月27日(月)に渋谷WWW Xにて開催されるスリーマンライブ「THREE WAVES」に出演予定。(sic)boyのほか、カメレオン・ライム・ウーピーパイとDoulが参加する。場所は。詳細は WWW Xのホームページをチェック。

(sic)boyの最新情報は、Twitterまで。

『START LINE』のワンコーナー「CITROËN AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くあの人のストーリーをお届け。放送は毎週金曜日の18時10分から。

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