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のん×ジャルジャルが鼎談。「お笑い芸人という感覚はない」ポジティブな理由は?

のん×ジャルジャルが鼎談。「お笑い芸人という感覚はない」ポジティブな理由は?

女優・創作あーちすと のんが、お笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介と対談。のんが、劇場やテレビ、YouTubeとさまざまなステージで輝くジャルジャルのエンターテイメントとの向き合い方に迫った。

のんとジャルジャルが登場したのは、2月21日(日)放送のJ-WAVEのPodcast連動プログラム『INNOVATION WORLD ERA』のワンコーナー「FROM THE NEXT ERA」。のんは同番組の第3週目のマンスリーナビゲーターを務める。

YouTubeを始めて変わったこと

エンターテインメント業界は新型コロナウイルスの影響から、オンラインでの発信などさまざまな表現が生まれている。ジャルジャルは現在YouTubeチャンネル「ジャルジャルタワー」を展開し、チャンネル登録者数は110万人(2021年2月25日時点)を超えている。

のん:毎日、動画を投稿されていてすごいですよね。
後藤:毎日やるのが大事なんだなって思いましたね。こうやって登録者数が増えていくと。
福徳:でも、毎日スタジオを借りて、毎日1本動画を撮るんですよ。
のん:えっ! 毎日撮ってたんですか?
後藤:なんでそんなうそをつくねん! 1か月まとめ撮りしてるやん。そんな効率の悪いことするわけないでしょ。
福徳:(のんさんが)どれくらい純粋なのかなって。
のん:うそだったんですか。でも1か月まとめ撮りってハードですよね。ネタの稽古ってするんですか?
後藤:一応、新ネタではないんですよね。昔に出したアイデアのタイトルだけ書いたメモ帳を福徳が保管してくれているんですけど、それが2006年から溜まっていて。それをふたりで掘り起こしながら、タイトルを見て「これどんなんだったけな」と思い出しながらやっています。
福徳:なんでそんなうそをつくねん!
後藤:これは本当だ。
福徳:そっか。
のん:あはは! でも混乱してきた(笑)。

ジャルジャルのふたりは、劇場という空間とオンラインの空間はどんな違いがあると感じているのだろうか。

後藤:やっぱりお客さんの存在ですよね。お客さんの空気感。劇場だと「これお客さんがそんなに笑ってないからあのボケはやめとこう」みたいな。
福徳:ただオンラインとなるとお客さんがいないので、何も気にせず本当に自由にやれるので。でもどっちも好きですけどね。
後藤:うん。オンラインでネタをやると長くやりがちですね。平気で20分、30分やってしまったりとか。
のん:そうですよね。YouTubeの動画を拝見していると、毎日公開しているのに短いわけじゃなくて、20分とか30分とかやられているからすごいなって。
後藤:あれはお客さんがいないからマヒしちゃってるんです。
福徳:最初は2分以内みたいなものもあったんですけど、知らない間に10分、ヒドいときは50分くらいやってしまっていてね。でも、案外観てくれるんですよね。たぶん劇場に行くとお客さんって15秒に1回くらいは笑いたいのかね。オンラインだと意外に笑わなくても、真顔で観れるのかな。
後藤:こっちも笑い声がないのが当たり前だから焦ることがないんですよね。
福徳:それに慣れすぎて、劇場でやっていてスベってるときでもメンタルにこないときもあるよね。YouTubeをやる前よりたくましくなっているというか。

ジャルジャルのYouTubeに、のんが登場!?

YouTubeのチャンネル登録者数が100万人を突破したジャルジャル。今後YouTubeでどのような活動を行っていきたいのか。ビジョンを語った。

福徳:続けていくことがいちばんの目標なんですけど、これからも続けてみないとわからないですね。僕らは100万人はいかないものだと思ってたけど、それがいけちゃって「ここからどうしていこうか」って。200万人を目指すのか、さらに濃い100万人にするのか。
後藤:でも、普段一緒にコントをできないような方とYouTubeではコントができたりするので、その楽しさはありますね。
福徳:女優さんもけっこう出てくれるんですよ。
のん:ジャルジャルさんのYouTubeを観させていただいてたから、それをみんなで話したり、ネタでやられていた「国名わけっこ」をやったりしていました。
後藤:それはうれしいですね。
福徳:いつかのんさんも一緒に出てくださいよ。
のん:お願いします!
後藤:まあ、のんさんが出ることは決まっているんですけどね。
福徳:言うなよ!
のん:やらせっぽいのがバレた(笑)。私は「独裁者の卵な奴」のネタがすごく好きでした。
福徳:あれ知ってるんですか! すごい。



後藤:じゃあ、のんさんは独裁者の卵に影響される役とかいいんじゃないんですか。
のん:なんか仕掛ける人の助手とかやりたい。
後藤:なるほどね!
福徳:僕らほとんど細かいセリフを決めていなくて、その場合に適当にしゃべることは得意ですか?
のん:えっ、難しいかも。ネタ作りって台本がないままやられるんですか?
福徳:そうなんです。台本を作るのが本当に面倒だからってひとつの理由があるんです。
後藤:僕らは文字で覚えることが苦手なんですよ。だからふたりでやりながらの方が覚えられるというか。
福徳:でも、のんさんとコラボできるって軽く決まってたって話もあって、いろんな内容の打ち合わせをしていたけど、まさか「独裁者の卵」っていう手があったとは。しかも助手っていうアイデアがなかったから。
のん:使えない助手、とか(笑)。

のん「手応えを感じる瞬間は…」

ジャルジャルはコンビで活動する一方で、福徳は作家としても活躍。昨年11月には『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館)で小説デビューを果たした。後藤は昨年公開の映画『ロックンロール・ストリップ』で初の単独主演を務めている。

のん:コンビとしての活動とそれぞれの活動をおふたりはどう分けていますか?
福徳:お笑いの脳以外でその他をやっているという感じですね。ジャルジャルには影響を与えず、ひっそりとやらせてもらいました。
後藤:僕は繋がっているようで繋がっていないようで、みたいな。コントって笑ってもらう目的があるからやりやすいですけど、それがないお芝居ってすごく難しいなと思いますね。
福徳:今回の映画の手応えはどうだった?
後藤:手応えはないよ。はたからどう見られているかは分からんけど、自分を見て「もっとできるやろう」って。演じているときも「OK出たけど、これでよかったんかな?」って。

福徳は、「そういう意味では井筒和幸監督はしつこかったよね」と、2010年にジャルジャルが主演を務めた映画『ヒーローショー』の撮影を振り返った。

後藤:井筒監督の映画は、井筒監督色にマックス染められてって感じだからね。井筒監督がやってほしいものを100パーセントやってOKみたいな。だからこっちの自主性はないよね。
福徳:ないね。
のん:井筒監督監督の駒として。
後藤:まさにそうです。でも普通はそういうのってないから「これでよかったかな?」の連続。

福徳はのんに「演技を染められるのか、自分が染めにいくのかどっちがいい?」と質問する。

のん:いいバランスだといいですよね。化学反応というか、お互いのいいところが影響し合っているときがいちばん気持ちいいですよね。駒になっているときは「客寄せパンダとして使われるんだな」って思ってます。
福徳:やっぱりそれを感じるんですね。
のん:役者としてはちょっとおこがましい考えかもしれないけど、そう思いますね。
後藤:逆にすごく手応えがあるシーンってあるんですか?
のん:あります。シーンをチェックして「めっちゃいい表情をしてた」っていうのを見て手応えを感じます。
福徳:そっか、演じているときは自分の顔はわからないから。
のん:映像を見て、手応えを感じます。

お笑い芸人という感覚はない

ジャルジャルは今後、お笑い界の表現はどんな方向に向かってほしいと考えているのだろうか。

のん:ちなみに今のお笑い界はどんな時代だと思っていますか?
福徳:本当に何も考えていないよね。ビジョンとかはいろいろと考えていますけど、自分らがお笑い芸人って感覚はないですね。
後藤:うん。僕らは基本ネタを作ってやるのが好きだけなんですけど、いろんな見せ方とか出し方とかけっこう周りが考えてくれるというか。今はチームがしっかりしていて、チームで動けているなって感覚があるので、もしかしたらチームの時代かもしれませんね。
のん:うわ、チームの時代だ!
福徳:僕らはただネタを作って、スタッフが「撮影はこの人とこういう感じでいきたいのでお願いします」みたいな。それで「お願いします!」って感じです。
のん:プレイヤーに専念しているというか。
後藤:そうですね。僕らはネタを作って、みんなが広げてくれている感じですね。
のん:今後、表現の場ということであれば、VRなどテクノロジーの融合なども考えられますよね。
福徳:VRでもお客さんの座る位置によってウケ具合も変わってくると思うんですよ。舞台の指定席はランダムに決められるけど、映画館みたいに決められる時代が来るといいよね。
後藤:たしかに。「こっち側で観たい」とかあるかもしれないからね。

ジャルジャルは、有料会員限定のオンラインコンテンツ「ジャルジャルに興味ある奴」も展開中。その他の最新情報はオフィシャルTwitterまで。

番組は、J-WAVEのポッドキャストサービス「SPINEAR」でも聴くことができる。

・SPINEAR
https://spinear.com/shows/innovation-world-era/

『INNOVATION WORLD ERA』では、各界のイノベーターが週替りでナビゲート。第1週目はライゾマティクスの真鍋大度、第2週目はASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文、第3週目は女優で創作あーちすとの「のん」、第4週目はクリエイティブディレクター・小橋賢児。放送は毎週日曜日23時から。

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2021年2月28日28時59分まで

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番組情報
INNOVATION WORLD ERA
毎週日曜
23:00-23:54
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