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スカパラ・谷中、[Alexandros]・川上とは長い付き合い。夜な夜な飲んだのはお酒ではなく…

スカパラ・谷中、[Alexandros]・川上とは長い付き合い。夜な夜な飲んだのはお酒ではなく…

J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。12月24日(木)のオンエアでは、東京スカパラダイスオーケストラ(以下、スカパラ)の谷中 敦がゲスト出演。スカパラは12月23日にニューシングル『ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平』をリリースした。

久しぶりのゲスト登場!

谷中は『GROOVE LINE』へのゲスト出演は「久々なんてもんじゃない」とテンション高めで、オープニングから西沢と軽快なトークを繰り広げた。

谷中:俺が覚えているのが、そっちの部屋でバリトンサックスを持って吹いてたら「谷中こっちきて!」って言われて『ぞうさん』を吹かされたのは覚えてますけど。
西沢:(笑)。
谷中:それで「スカパラのムダ遣い~」って喜んでました。
西沢:すみません本当に。
谷中:すごく楽しかったです。バリトンサックスで『ぞうさん』を吹いたのはあれっきりでレアです。
西沢:東京スカパラダイスオーケストラからですね、男の中の男、谷中 ツヨシさんに来ていただきました。
谷中:ツヨシじゃないです! 敦(あつし)です。ここに川上つよし(スカパラメンバー)って書いてある(笑)。
西沢:敦さんに来ていただきました。今回ボーカルが川上は川上でも川上洋平なんですよね。
谷中:そうですね。
西沢:いいとこ目を付けましたね。
谷中:ずいぶん前から友だちで、ピストンさんも仲よしっていう。
西沢:さっきLINEをしておいて「今度遊ぼうぜ」って日付を出したら「その日スカパラと仕事です」って言ってた(笑)。
谷中:すいません、僕らのせいですね(笑)。
西沢:いえいえいえいえ(笑)。

スカという音楽の「余白」

多くのアーティストとのフィーチャリングを実現させてきたスカパラ。彼らだからこそ持っている「余白」がポイントなのだとか。

西沢:ボーカリストがいないわけじゃないけど、決まった人を入れてないということがこんなにも面白いことをいろいろとやれるのかってね。
谷中:ある意味「欠けていることがこんなにいいか」ってことですよね。いろいろな人と関われる余白があるっていうことですよね。
西沢:それも(余白部分が)ボーカルだからね。
谷中:まあまあ、そうですけれど。でも自分たちでそういうことをあまり意識しないでやってきたので。もともとスカという音楽自体がインストゥルメンタルで盛り上がっている文化なので、そういう意味で自分たちが好きなバンドがいっぱいいたから「歌がなくてもいいだろう」でやっていたところからきているので。
西沢:歌がないと気が楽だものね。
谷中:歌がない分、海外に行ったときも受け入れられやすいみたいなことをよく言われます。

大所帯のスカパラ、ライブで奥田民生も「危ない」と注意?

現在スカパラのメンバーは9名。大所帯の上に各々が楽器を演奏することで共演者からあることを指摘されたりもするのだとか。

西沢:川上洋平も体がデカいから、このイカつい軍団に入っても負けてないんですよ、これが。
谷中:だいたい俺と同じぐらいの身長です。
西沢:この人たちがステージで暴れると危ない危ない、(楽器を)振り回すと。
谷中:(笑)。
西沢:特にトロンボーンの旦那(北原雅彦)がヤバいですね。
谷中:そうですね、北原さんは本当にギリギリまでやるんで。このあいだ(奥田)民生さんに「あれギリギリまで振るから危ないんだよね」って言われてました。
西沢:(笑)。
谷中:このあいだはアンコールのときに北原さんのを「危ないんだよ」って掴んじゃってました。

フィーチャリングしたアーティストがライブで集まることは?

西沢はフィーチャリングするアーティストについて、ライブスケジュールが合うかどうかの想定をして「小さくまとめようとかいうアイデアは全然ないの?」と問いかけた。

谷中:小さくまとめようということはないですね。やりたかったら一緒にやって、できたら一緒にライブもやりましょうとかそういう感じですね。
西沢:いっぺんに豪華ボーカリストは何人までライブで集まったことがありますか?
谷中:9人、10人のときがあったかな。
西沢:そんなに集まった! すごいな、それは記念ですな。
谷中:甲本ヒロトさんと民生さんとかキヨサクとかよっちゃん(EGO-WRAPPIN'の中納良恵)とか、いろいろな人が集まって。あと『ちえのわ』歌ったから、峯田(和伸)くんとかも一堂に会したことがあります。
西沢:まあずっとやっているっていうこともあるし「スカパラとだったら」っていう空気にもなっているんだろうし。
谷中:洋平くんみたいな年下のボーカリストが「一緒にやりたい」って言ってくれるということが本当にありがたいなと思って。

「“あり方”を[Alexandros]にちゃんと寄せよう」フィーチャリング曲の作り方

『ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平』は『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)の主題歌。谷中は曲が生まれるまでのエピソードについて語った。

谷中:洋平くんとはずいぶん長い付き合いで、いろいろと……俺もお酒を飲まなくなったので、夜な夜なアイスコーヒーとか飲みながら一緒にしゃべったりしていたんですけど。
西沢:(笑)。
谷中:そういうたびに「なにか一緒にやりたいね」って言っていたんです。ちょうど『仮面ライダー』のお話が来たときに「この男は『仮面ライダー』向きだな」と思って、スカパラのミーティングでプレゼンをしたときにメンバーが全員「いいね!」って言ってくれたみたいな。
西沢:『仮面ライダー』の曲っていつも出来がいいんだけど、やっぱり周りのプレッシャーもすごくあるじゃないですか。「スゲーの作ってくれないと、ガッカリしちゃうなあ」みたいな。
谷中:やっぱりそうですよ。由緒正しい、もう『仮面ライダー』さんも来年50周年ですからね。



西沢:ほら『仮面ライダー』にピッタリでしょ。この「ダダダダダダダダ♪」というのが東京スカパラダイスオーケストラとしてはちょっと感じがいつもと違いますよね。
谷中:そうですね、この部分は(川上洋平の)[Alexandros]さんに合わせてイメージしているみたいですね。
西沢:なるほどね。
谷中:ベースの川上つよし作曲で、もともとの曲にもこれがあるんですが「“あり方”を[Alexandros]にちゃんと寄せよう」みたいに考えたりしました。

谷中は連絡マニア「仲よくするの好き」



スタジオでスカパラの『明日以外すべて燃やせ feat.宮本浩次』がかかると、「どのようなタイミングでフィーチャリングアーティストに声をかけているのか」という話題に。

西沢:いま宮本浩次の曲がかかってますけど。
谷中:これはかけてもらってうれしいですね。
西沢:ほんとうにいろいろな人とやってますが、そういう話はわりと時間がかかるんでしょ?
谷中:「計画性を持ってコラボアーティストを決めているんですか?」ってよく聞かれるんですが、行き当たりばったりです。
西沢:そんなの俺がよく知ってますもん。行き当たりばったりに決まってるじゃんて(笑)。
谷中:(笑)。
西沢:夜中にいきなりメールとかで決まったりするんじゃないの?
谷中:この発言で久しぶりにピストンさんに会った気がしてきた。おはようございます!
西沢:愛あるディスりをさせていただきました。
谷中:(笑)。「これをやったあとどうしよう?」って次を決めていく方式なので。でもやっぱり「タイミングが合った人」とできてますね、宮本くんもちょうどソロ活動を始めようというタイミングだったんでできたわけだし。
西沢:顔が広いというかルートがあるというか、基本はみんな知り合いなんですか?
谷中:頼むときはもともと知り合いのパターンが多いですね。
西沢:誰の知り合いなんですか? 谷中さん?
谷中:僕はけっこういろいろ知り合いです。
西沢:顔広いっすね、やっぱり。
谷中:仲よくするの好きなんで。
西沢:そうですね、人懐っこいですからね。
谷中:連絡マニアなんで(笑)。
西沢:(笑)。

東京スカパラダイスオーケストラの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。

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2020年12月31日28時59分まで

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番組情報
GROOVE LINE
月・火・水・木曜
16:30-19:00