J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。11月17日(火)のオンエアでは、打首獄門同好会の大澤会長(大澤敦史)がゲスト出演してトークを展開した。11月18日に新アルバム『2020』をリリース。
西沢:なぜこの名前なんですか?
大澤:よく聞かれるんですが、全然意味はないんです。メンバーが先に決まって「このメンバーでバンドをやろう」となって、バンド名を決める会議があるじゃないですか。そこでドラムの河本あす香が「和風な名前がいい」って言って、やぶさかではないなと。凛として時雨みたいなビシッとしたやつでいいんじゃないかなと思ったんです。「じゃあ和風でいこう、たとえばどんなの?」って言ったら彼女が「ちょんまげトリオ」とか言い出したんです。
西沢:おっと、お笑いか?
大澤:「凛として時雨じゃないぞ」とこっちも慌ててしまって「ちょんまげか……うーん、武士ね、侍ね、わかった」となって、自分のなかでかろうじてあった「侍」という引き出しをガッと開けたら、親父が観ていた時代劇しかなかったんです。『遠山の金さん』の金さんが「打ち首獄門!」って言っているところが浮かんで「じゃあ、打ち首獄門……同好会! どうだ!?」って言ったらそれが通っちゃったんです。
西沢:同好会つけちゃった。
大澤:自分のなかで「ちょっとやわらげようかな」と思ったんだと思います(笑)。
西沢:同好会だと本物じゃなくて、みんなで楽しんでいる感じがしちゃいますからね。
大澤:よく考えるとおかしな話ですけどね(笑)。
西沢:メタルバンドだったら「打ち首獄門地獄」とかにいくんですけど、同好会が入ったことでポップになりましたね。
大澤:怖そうなのはどうかなと、充分怖いんですけどね。
大澤:同じような感じだと思います。食べ物が多いんですけど、それこそ爆発です。「お米がおいしい、ドーン!」というのが曲になっているので。
西沢:ストレートだ。
大澤:ストレートに生きてきたら16年続きました。
西沢:そのストレートさを商品にし続けるということにはけっこうエネルギーがいるんじゃないですか?
大澤:動機は素直なのである意味、楽ですよ。「好きなものを歌う」というスタンスが認められているわけじゃないですか。
西沢:でも最初は違うわけじゃないですか。理解をされるまでは大変でしょ?
大澤:なりゆきだったんです。最初にいろいろな歌を歌ってみたなかで、たまたま「こういうのがみんな好きそうだな」という雰囲気なって、じゃあこっちも楽だなと思って、だんだんと。「最近『うまい棒』にハマっているから『うまい棒』の歌を歌うわ」と言ったら、当時の代表曲になったりとか。
西沢:つかんじゃったんだ。そこに“畑”があったんだ。
そんな大澤は「ラブソングが売りのバンドは大変」とコメント。
大澤:いつまでも初恋のことを素直に歌えないじゃないですか。こっちは「けっこう歳だぞ」ってなっても、そういう切ない恋を歌わないといけない人とくらべたら楽ですよ。「今年はこの食べ物がおいしかった」って歌えますから。
西沢:年齢的に食べ物は変わってくるんですか? 消化しやすいものになったりとか。
大澤:多少、変わってきたと思います。
西沢:初期はどんな食べ物を?
大澤:いちばん顕著なのは、2012年ごろには「ラーメン二郎」の歌を歌っていたんですけど。これが40台になってから歌えたか?と言うと、たぶんそうじゃなかったと思うので、そういう時代はあると思います。
西沢:胃が元気だったころの産物として残っているわけだ。
大澤:やっぱりそのあとに「漬物」の歌も出てきているし、これから「煮物」とかいろいろね。変わってくるんじゃないかと思いますね。
西沢:パワーが落ちる感じはしませんか? 大丈夫?
大澤:「煮物」は「煮物」でおいしいっていうパワーがあるんじゃないですか。
西沢:探すしかないですもんね、ちょっと豚肉入れるとかね。
大澤:「圧力鍋を買ってみたら歌ができた」みたいなのがあるかもしれません。
西沢:イベントのなかでお料理をされたことは?
大澤:あります。ライブハウスのなかでモクモクと煙をたてながら「こっちの食べ物とあっちの食べもの、どっちがおいしい?」っていう、2バンドで対決して。
西沢:(笑)。
大澤:お客さんはライブの合間に食べ物を食べて票を入れないといけないという、地獄のようなイベントをやったことがあります。
西沢:(『どっちの料理ショー』(日本テレビ系))の「今夜のご注文はどっち?」的な。
大澤:そうです、うちのバンドが負けたんですけど(笑)。相手のバンドに料理人がいたんですよ。
西沢:うわ、それはズルいわ。
大澤:本気でメニューを考えていて。
西沢:草野球に元プロ野球を連れてきたみたいな。
大澤:そりゃ負けますよっていう(笑)。素材では勝っていたと思うんですけどね、料理人が強かったです。
打首獄門同好会は、「新型コロナウイルスが憎いツアー2020」を控えている。最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
収録曲『明日の計画』
バンド名が「ちょんまげトリオ」になりかけた!?
『GROOVE LINE』初登場となる打首獄門同好会は、2004年に結成した女性リズム隊に男性ボーカルという編成の3ピースバンド。西沢はまず印象的なバンド名について質問を投げかけた。西沢:なぜこの名前なんですか?
大澤:よく聞かれるんですが、全然意味はないんです。メンバーが先に決まって「このメンバーでバンドをやろう」となって、バンド名を決める会議があるじゃないですか。そこでドラムの河本あす香が「和風な名前がいい」って言って、やぶさかではないなと。凛として時雨みたいなビシッとしたやつでいいんじゃないかなと思ったんです。「じゃあ和風でいこう、たとえばどんなの?」って言ったら彼女が「ちょんまげトリオ」とか言い出したんです。
西沢:おっと、お笑いか?
大澤:「凛として時雨じゃないぞ」とこっちも慌ててしまって「ちょんまげか……うーん、武士ね、侍ね、わかった」となって、自分のなかでかろうじてあった「侍」という引き出しをガッと開けたら、親父が観ていた時代劇しかなかったんです。『遠山の金さん』の金さんが「打ち首獄門!」って言っているところが浮かんで「じゃあ、打ち首獄門……同好会! どうだ!?」って言ったらそれが通っちゃったんです。
西沢:同好会つけちゃった。
大澤:自分のなかで「ちょっとやわらげようかな」と思ったんだと思います(笑)。
西沢:同好会だと本物じゃなくて、みんなで楽しんでいる感じがしちゃいますからね。
大澤:よく考えるとおかしな話ですけどね(笑)。
西沢:メタルバンドだったら「打ち首獄門地獄」とかにいくんですけど、同好会が入ったことでポップになりましたね。
大澤:怖そうなのはどうかなと、充分怖いんですけどね。
「好きなものを歌う」というスタンスで16年
西沢は打首獄門同好会の激しい曲調に注目をして、自身と同じく音楽のアウトプットが「溜まったエネルギーの爆発させるタイプ」なのかと質問。曲作りのスタンスについてトークを展開した。大澤:同じような感じだと思います。食べ物が多いんですけど、それこそ爆発です。「お米がおいしい、ドーン!」というのが曲になっているので。
西沢:ストレートだ。
大澤:ストレートに生きてきたら16年続きました。
西沢:そのストレートさを商品にし続けるということにはけっこうエネルギーがいるんじゃないですか?
大澤:動機は素直なのである意味、楽ですよ。「好きなものを歌う」というスタンスが認められているわけじゃないですか。
西沢:でも最初は違うわけじゃないですか。理解をされるまでは大変でしょ?
大澤:なりゆきだったんです。最初にいろいろな歌を歌ってみたなかで、たまたま「こういうのがみんな好きそうだな」という雰囲気なって、じゃあこっちも楽だなと思って、だんだんと。「最近『うまい棒』にハマっているから『うまい棒』の歌を歌うわ」と言ったら、当時の代表曲になったりとか。
西沢:つかんじゃったんだ。そこに“畑”があったんだ。
そんな大澤は「ラブソングが売りのバンドは大変」とコメント。
大澤:いつまでも初恋のことを素直に歌えないじゃないですか。こっちは「けっこう歳だぞ」ってなっても、そういう切ない恋を歌わないといけない人とくらべたら楽ですよ。「今年はこの食べ物がおいしかった」って歌えますから。
西沢:年齢的に食べ物は変わってくるんですか? 消化しやすいものになったりとか。
大澤:多少、変わってきたと思います。
西沢:初期はどんな食べ物を?
大澤:いちばん顕著なのは、2012年ごろには「ラーメン二郎」の歌を歌っていたんですけど。これが40台になってから歌えたか?と言うと、たぶんそうじゃなかったと思うので、そういう時代はあると思います。
西沢:胃が元気だったころの産物として残っているわけだ。
大澤:やっぱりそのあとに「漬物」の歌も出てきているし、これから「煮物」とかいろいろね。変わってくるんじゃないかと思いますね。
西沢:パワーが落ちる感じはしませんか? 大丈夫?
大澤:「煮物」は「煮物」でおいしいっていうパワーがあるんじゃないですか。
西沢:探すしかないですもんね、ちょっと豚肉入れるとかね。
大澤:「圧力鍋を買ってみたら歌ができた」みたいなのがあるかもしれません。
ライブ中に料理対決!?
食べ物の話題が続き、大澤は実際に料理対決までしてしまったという異色のライブエピソードを披露した。西沢:イベントのなかでお料理をされたことは?
大澤:あります。ライブハウスのなかでモクモクと煙をたてながら「こっちの食べ物とあっちの食べもの、どっちがおいしい?」っていう、2バンドで対決して。
西沢:(笑)。
大澤:お客さんはライブの合間に食べ物を食べて票を入れないといけないという、地獄のようなイベントをやったことがあります。
西沢:(『どっちの料理ショー』(日本テレビ系))の「今夜のご注文はどっち?」的な。
大澤:そうです、うちのバンドが負けたんですけど(笑)。相手のバンドに料理人がいたんですよ。
西沢:うわ、それはズルいわ。
大澤:本気でメニューを考えていて。
西沢:草野球に元プロ野球を連れてきたみたいな。
大澤:そりゃ負けますよっていう(笑)。素材では勝っていたと思うんですけどね、料理人が強かったです。
打首獄門同好会は、「新型コロナウイルスが憎いツアー2020」を控えている。最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
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2020年11月24日28時59分まで
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番組情報
- GROOVE LIVE
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月・火・水・木曜16:30-19:00
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ピストン西沢