音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
宮本浩次、ソロとバンドの違い。エレカシは「シックにまとまる感じがある」

宮本浩次、ソロとバンドの違い。エレカシは「シックにまとまる感じがある」

J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。10月29日(木)のオンエアでは、11月18日(水)にカバーアルバム『ROMANCE』をリリースする宮本浩次が出演してトークを展開した。

西沢も熱狂した『獣ゆく細道』の生演奏

宮本は2018年に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、椎名林檎とともに出演をして『獣ゆく細道』を披露。西沢はこのときの放送を熱狂して観ていたのだとか。

西沢:大ファンなんです。
宮本:ありがとうございます(笑)。
西沢:いつもテレビで観るたびに「浩次行け!」って。椎名林檎さんと歌っていたときもすごかったですよね。
宮本:『ミュージックステーション』という番組で、(エレファントカシマシではなく)ソロで出るというのと椎名林檎さんと一緒に出るというところで、どうやろうかといろいろと考えていたんです。本番の前に練習を5回ぐらいやるんですけれど、2人でけっこうシックにまとまっていたんですね、大人っぽくというか。
西沢:本番までは?
宮本:そう。それはそれでいいんですけれど「貫いている感じ」の椎名さんがいたので、こっちは対比で動いたら面白いかなと思って。あとはけっこう、“ハシャギ気味"だったというんですかね……女性とデュエットでテレビに出るというのが生まれて初めての経験だったので。
西沢:俺はテレビの前で大興奮しましたよ。
宮本:ものすごく楽しかったですね。
西沢:あのときに「やっぱりこの人、どこかが切れてるのがいいな」と。
宮本:そうですか(笑)。テレビで林檎さんと一緒だったからというのもあるんですが、すごく思い切れました。あれは『獣ゆく細道』という彼女の曲なんですが、歌うのが難しくて! だからけっこう練習をしてそこに至ってからの初めてのテレビのパフォーマンスというので、思いっきりやることができたんですね。
西沢:横で椎名さんが笑ってましたよ。
宮本:思い切ってできるというのがけっこう快感でした。思っていることを全部できた……思っていることができたというか、ようするに暴れることができたというのがすごく快感でしたね。
西沢:自分のバンド、自分の曲じゃなかったからこそ、フリーになった部分が。
宮本:そういうところがあります。

ソロとバンド活動のそれぞれのよさ

50代になってからソロとしての活動を始めた宮本。エレファントカシマシとソロとの違いについて語った。

宮本:けっこう4人だとシリアスというか、これはいい意味で「大人の4人組」という感じなんです。中学校の1年6組の同級生から始まって、高校の友だちが加わって、10代の前半からの仲間たちなんです。そうするとけっこう……若いときはRCサクセションや(ザ・ローリング・)ストーンズ、ジム・モリソンに憧れたりもしました。そうしたら若いからフェスに出てスポンサーことを悪く言っちゃったりとか。
西沢:(笑)。
宮本:21歳ぐらいのときにそうやっていきがってるもんだから急にシリアスな路線になり、逆にそれが売りになっちゃったんですよね。
西沢:みんな期待しちゃったんだね。
宮本:『悲しみの果て』なんかは大人になってから、それこそ『ミュージックステーション』に出たときは、もちろんその曲のパフォーマンスを精一杯やるんですけれども、またよさが違うというか。もちろん届いてはいるけどシックにまとまる感じがある。(ソロの)開放感のある、ある種自分の思い切りのいいところと、バンドの男4人で歌うよさがそれぞれ違うんですよね。
西沢:全然違うんだ。
宮本:だからそういう子どもっぽいというかソロらしさは、林檎さんと一緒にはしゃいでいる感じも含めて歌で表現できたんですよね。

決して揺らがない宮本の存在感

番組では『ROMANCE』のなかから小坂明子のカバー『あなた』をオンエア。西沢は宮本のオンリーワンな歌声を絶賛した。

西沢:いろいろなことを初めて「宮本浩次っていろいろなことができるんだ」と思ったんですが、失礼に聞こえたら申し訳ない、なにをやっても宮本浩次です。
宮本:ありがとうございます(笑)。
西沢:その存在はまったくもって揺らがないです。俺が前に、リミックスをつくったわけでなんですが……。
宮本:あれは楽しかったですけどね。

西沢は2015年にリリースしたコンピレーションリミックスアルバムに、エレファントカシマシの『俺たちの明日』のRemix音源を収録している。

西沢:あのときに、なにを足しても宮本浩次の声が消えないんですよ。
宮本:(笑)。
西沢:それだけ強いんです。ひとつだけ心配があるとしたら、喉を傷めないぐらいにしておいてもらわないと、というぐらいです。
宮本:ありがとうございます。
西沢:なにを歌ってもパワーを感じます。『あなた』をこんなにパワーを出して歌っている人は初めて聴きました。

宮本の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン
番組情報
GROOVE LIVE
月・火・水・木曜
16:30-19:00