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菊地成孔が、もしも「8ミリカメラを買っていたら」

菊地成孔が、もしも「8ミリカメラを買っていたら」

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。11月4日(水)のオンエアでは、音楽に文筆に幅広く活躍する菊地成孔がゲストに登場。サントリーホールで開催されるコンサートや、学生時代に目指していた夢について語った。

“語り”も人気の菊池、フェイクラジオを開始

ライブができないコロナ禍は、動画とブログをまとめて配信するブログマガジン「ビュロー菊地チャンネル」のコンテンツを充実させて楽しんでいたそうだ。

サッシャ:フェイクラジオ「大恐慌へのラジオデイズ」を始められましたね。
増井:フェイクラジオ、なんですね。
菊地:ラジオじゃなくて動画ですからね。動画を真っ黒に、というかサムネイルだけにして、音声だけ聴けるという……サムネイルをみつめることもできますけど(笑)。
サッシャ:なぜ始められたんですか?
菊地:一昨年までTBSさんでラジオ番組をやっていて。「まだ聴きたい」というユーザーの方が多いので、フェイクでもラジオ番組をやれば楽しんでいただけるかな、と。

ジャズミュージシャンが、なぜサントリーホールで?

菊池は11月18日(水)にサントリーホールの大ホールにて、「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール コンサート2020」を開催する。なぜ、クラシックホールでライブをおこなうことになったのか。

菊地:サントリーホールさんもそうですし、ブルーノート東京さんもそうですが、外国人のライブをメインに実施する場所は現在は厳しい状況なんですね。
サッシャ:なるほど、来日ができない状態ですもんね。
菊地:だから、日本人でブルーノートさんに出ている人とかに、SOSというと大げさですけど、話がくるんですよ。以前はブルーノート東京さんからお声をかけていただいて、それからサントリーホールさんからもオファーをいただいたという経緯ですね。
サッシャ:サントリーホールでの開催はキャリア史上初ですか?
菊地:そうですね。基本的にサントリーホールさんは国内を代表する最大規模のクラシックホールですので、おそらくジャズミュージシャンが出演するのははじめてのことなんじゃないかな? 調べてみないとわからないですけど、聞いたことがないですね。
サッシャ:すごいですね。コンサートはどのような内容ですか?
菊地:自分がいくつか持っているバンドのひとつ、「ペペ・トルメント・アスカラール」で出演します。ラテン音楽とヨーロッパの現代音楽のミクスチャーみたいなオーケストラです。
サッシャ:「ペペ・トルメント・アスカラール」は菊地さんのアルバム『南米のエリザベス・テーラー』の世界観をライブで再現するために結成されたバンドだそうですね。今回の演奏もそのようなコンセプトで演奏されるのでしょうか?
菊地:そうですね。おかげさまで、「ペペ・トルメント・アスカラール」は結成15周年で、その間にアルバムをたくさん出していますので、ここ1、2年ぐらいにブルーノートさんとかでやっているセットリストを披露する予定です。サントリーホールさんだからクラシカル系のナンバーを、とかは、あんまり考えてないです。
サッシャ:若干、お客さんは少なくして?
菊地:もちろん。若干どころじゃないんじゃないかなあ。サントリーホールさんを満杯にしたら(人数が)大変なことになりますから。

サントリーホールからオファーがあったことを、菊地は「世の中が乱れているな」と感じたそうだ。

サッシャ:ははは。サントリーホールからきちゃった!と(笑)。
増井:(世が乱れているというのは)いい意味でも。
菊地:いい意味で。こういうときいい意味でと言わないといけない世の中ですけれども、とてもいい意味で、世が乱れている状態が僕は好きなんで。ずっと家庭が平和だったりすると具合が悪くなってくる(笑)。いくらなんでもサントリーホールさんが僕にというのは世が乱れてるので。(「ペペ・トルメント・アスカラール」を)15年間がんばってきた結晶ではない(笑)。ですので、非常に楽しみにしています。
サッシャ:何か爪痕を残したい感じはあるんですか?
菊地:もう二度とないでしょうから、普段どおりで(笑)。

映画監督になる可能性もあった学生時代

1分間で出された質問にどんどん答える特別企画「即答 ワンミニット! YES or NO!」を実施すると、ほとんどの質問に食いぎみで「NO」と答えてサッシャを笑わせた菊池。ここでは、YESと答えた項目についてお届けしよう。

「ミュージシャン以外にやってみたい仕事があった」

菊地:子どもの頃は映画監督になる予定だったんで。8ミリカメラを買っていたら、才能ないから大学で映画研究会を潰して(笑)、一般企業に入社していたんでしょうね。オーディオセットを親が買ってくれたことが分岐点でしたね。ヘッドフォンで生まれて初めて音楽を聴いて「こんなにいいものがこの世にあるのか」と思って、音楽家を目指すようになりました。

「得意なスポーツがある」

菊地:短距離走が得意です。逃げ足が速いんで(笑)。子どもの頃に野原とか市街地を駆け回っていたからだと思います。長距離はぜんぜんダメ。

「忘れられない恩師がいる」

菊地:音楽の先生がいます。学生時代にもいますし、プロになってからもいます。僕は山下洋輔さんの弟子筋なのですが、忘れられない恩師ですね。
サッシャ:私もお会いしたことがあります。どんな方ですか?
菊地:長嶋茂雄さんみたいな方ですよね。大スター。銀のスプーンをくわえて生まれてきたという表現がありますけど、金屏風と一緒に生まれてきたような人。
サッシャ:教え方も長嶋さん風ですか?
菊地:一緒に楽しく騒いでいて、指導を受けたという感じではないですね。だけど、自分にとって音楽的な恩師です。
サッシャ:なるほど。ご回答ありがとうございました!

『菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール コンサート2020』は11月18日に開催。現在、各プレイガイドにてチケットが発売されている。詳しくは公式サイトまで。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。

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2020年11月11日28時59分まで

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番組情報
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月・火・水・木曜
9:00-12:30
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