J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。
10月30日(金)のオンエアでは、Def TechのShenが登場。自身の出生や音楽のルーツなどを語った。
クリス:Microは2015年に来てくれまして、いろいろなお話を伺ったんです、Shenとの出会いとかね。グループとしてはディボース(絶縁)みたいな状態もあったもんね。どっちがDefでどっちがTechみたいな。
Shen:僕がTechです(笑)。
クリス:向こうはDefなんだね(笑)。そのときにMicroはガーリックシュリンプを持ってきてくれたんですけれども、Shenはどんなおつまみを?
Shen:沖縄の味、シークワーサー味のチップスです。シークワーサーの味もするけどちょっと甘い。
クリス:へー! そうね、沖縄の味覚って、日本であって日本であらずみたいなところがちょっとあるもんね。
Shen:自分はハワイ出身だから、いつもハワイに帰りたくなっちゃうことに今回気づいたんだよね。だけど、家族もいるし、日本に俺の心はある。年に1回ぐらいしかハワイには帰れないけど、沖縄は意外と近くて。飛行機で飛んだら2時間半か3時間ぐらいしかかからないから、すごく行きやすくなった。だから、時間があったら週末だけでも沖縄に行きたくなっちゃったというか……オキナワ・イズ・パーフェクト! ハワイのバイブズであるアイランド・ライフスタイルと日本の文化が一緒になってるんだよね。
クリス:Shenは中国生まれなんだよね。中国のどこで生まれたの?
Shen:広東省に2歳までいました。
クリス:じゃあ全然覚えてないか。Shenという名前はチャイニーズからきてるの?
Shen:きてると思うでしょ? でも俺の本名はシェネン。おじいちゃんの生まれがペンシルベニア州のシェナンドーという町で、おじいちゃんをリスペクトして付けられたんだよね。
クリス:俺は中国で生まれたから、お父さんがつけたのかなと思ったら違うんだね。
Shen:違う(笑)。
クリス:どちらかというとすごくアメリカンな感じなんだ。
Shen:なのにハワイ育ちだから、アメリカ人としてのアイデンティティはあんまりない。どちらかというとハワイアンか日本人っていう感じかな。
Shen:お父さんがずっと車でカセットテープを回してた。俺は耳で覚えるタイプだから、それで覚えていった。ライオネルがハワイに来たときにお父さんとお姉さんと観に行って、ライブを観て「歌手になりたい!」と思ったんだよね。それが印象的だったというか、そこからずっとその夢を持っていたかな。
クリス:Shenはすごく歌がうまいと思うんだけど、どこで覚えたの?
Shen:お爺ちゃんがカルフォルニアで指揮者をしていて、お爺ちゃんもお父さんも家族みんなで音楽をやってたからかな。
クリス:DNAに入っているのかもしれないね。
Shen:そう、遺伝だね。お爺ちゃんから5年生のときにトランペットを渡されて、そこから本当の音楽を始めて。フレンチホルンも学んだけど、お父さんがフレンチホルンの天才なんだよね。そういう流れがあって、俺は高校に入ってからはギターもやり始めた。
クリス:じゃあ、理論とかはわかっているんだ。歌を歌うときにハーモニーがうまいなと思って、そのあたりはちゃんと音楽ロジックがわかっているんだろうね。あと管楽器は当然息を使うから、発声や音の出し方がボーカルに似ているかもしれないよね。
Shen:確かに。考えたことがなかったけど、それは絶対に影響があったと思う。ヴィム・ホフというオランダ人の呼吸法(ヴィム・ホフ・メソッド)を1月からやっていて、それが最高でどんどん体がしぼれてきているんだ。それをやってからはみんな息の仕方をわかってないということに気付いた。息を意識することはすごく大事。人生を生きていくなかで太陽が第1の栄養だとしたら息が第2、そして水や食べ物。「1日のなかで息をどれだけ意識しているか」という考え方については、みんなほぼ無意識で生きているんだよね。
クリス:「息をする」というのは生きるうえで一番ベーシックなことだものね。
Shen:ヴィム・ホフのメソッドと(彼が推奨する)アイスバスがすごくアメリカで流行っていて、健康的というかバイタリティがつく。意識が変わるからマジでオススメです。
クリス:『You Could Be Mine』は『ターミネーター2』の主題歌だよね。J-WAVEが開局して間もないころ、30年ぐらい前の曲で覚えてる。これがチャートインしたんだけど、イントロがすごく長いから俺がずっと(間を)埋めてたんだよね。ギターが終わってボーカルのところまで喋りを引っ張るというのに命をかけてた。
Shen:『Use Your Illusion II』というタイトルが面白いなと改めて思ったんだ。10歳のときにこれを買ったから全然考えてなかった。ただカッコいいと思ってたから。
クリス:「妄想でもいい、それを使え!」「妄想でもいいから、それがリアルなんだぜ」みたいなね。
Shen:そう。一番好きな曲は『November Rain』で、ミュージックビデオがすごく面白くて。というか映画なんだよね。9分ぐらいあるミニ・ムービーみたいな感じになってる。メンバーのSlashがグランドピアノの上に立ってオーケストラの前でギターソロをやったりするんだ。
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。11月6日(金)の放送では、引き続きShenが登場し、仲の良いミュージシャンや地元ハワイの音楽についてトークする。放送は毎週金曜23時から。
10月30日(金)のオンエアでは、Def TechのShenが登場。自身の出生や音楽のルーツなどを語った。
広東省生まれハワイ育ち、名前のルーツは祖父から
ステイホーム期間中は自宅のスタジオにこもり多くの音楽を作っていたというShenは、曲作りという作業があったことに「けっこう救われた」と振り返る。そこから手土産をきっかけに、自身のルーツを語った。クリス:Microは2015年に来てくれまして、いろいろなお話を伺ったんです、Shenとの出会いとかね。グループとしてはディボース(絶縁)みたいな状態もあったもんね。どっちがDefでどっちがTechみたいな。
Shen:僕がTechです(笑)。
クリス:向こうはDefなんだね(笑)。そのときにMicroはガーリックシュリンプを持ってきてくれたんですけれども、Shenはどんなおつまみを?
Shen:沖縄の味、シークワーサー味のチップスです。シークワーサーの味もするけどちょっと甘い。
クリス:へー! そうね、沖縄の味覚って、日本であって日本であらずみたいなところがちょっとあるもんね。
Shen:自分はハワイ出身だから、いつもハワイに帰りたくなっちゃうことに今回気づいたんだよね。だけど、家族もいるし、日本に俺の心はある。年に1回ぐらいしかハワイには帰れないけど、沖縄は意外と近くて。飛行機で飛んだら2時間半か3時間ぐらいしかかからないから、すごく行きやすくなった。だから、時間があったら週末だけでも沖縄に行きたくなっちゃったというか……オキナワ・イズ・パーフェクト! ハワイのバイブズであるアイランド・ライフスタイルと日本の文化が一緒になってるんだよね。
クリス:Shenは中国生まれなんだよね。中国のどこで生まれたの?
Shen:広東省に2歳までいました。
クリス:じゃあ全然覚えてないか。Shenという名前はチャイニーズからきてるの?
Shen:きてると思うでしょ? でも俺の本名はシェネン。おじいちゃんの生まれがペンシルベニア州のシェナンドーという町で、おじいちゃんをリスペクトして付けられたんだよね。
クリス:俺は中国で生まれたから、お父さんがつけたのかなと思ったら違うんだね。
Shen:違う(笑)。
クリス:どちらかというとすごくアメリカンな感じなんだ。
Shen:なのにハワイ育ちだから、アメリカ人としてのアイデンティティはあんまりない。どちらかというとハワイアンか日本人っていう感じかな。
音楽一家のDNAを受け継いだ
Shenは、記憶に残っている最初に聴いた音楽としてライオネル・リッチーを挙げる。5歳のときには歌詞もすべて覚えていたそうだ。Shenの家族は祖父も含め音楽一家だったとか。Shen:お父さんがずっと車でカセットテープを回してた。俺は耳で覚えるタイプだから、それで覚えていった。ライオネルがハワイに来たときにお父さんとお姉さんと観に行って、ライブを観て「歌手になりたい!」と思ったんだよね。それが印象的だったというか、そこからずっとその夢を持っていたかな。
クリス:Shenはすごく歌がうまいと思うんだけど、どこで覚えたの?
Shen:お爺ちゃんがカルフォルニアで指揮者をしていて、お爺ちゃんもお父さんも家族みんなで音楽をやってたからかな。
クリス:DNAに入っているのかもしれないね。
Shen:そう、遺伝だね。お爺ちゃんから5年生のときにトランペットを渡されて、そこから本当の音楽を始めて。フレンチホルンも学んだけど、お父さんがフレンチホルンの天才なんだよね。そういう流れがあって、俺は高校に入ってからはギターもやり始めた。
クリス:じゃあ、理論とかはわかっているんだ。歌を歌うときにハーモニーがうまいなと思って、そのあたりはちゃんと音楽ロジックがわかっているんだろうね。あと管楽器は当然息を使うから、発声や音の出し方がボーカルに似ているかもしれないよね。
Shen:確かに。考えたことがなかったけど、それは絶対に影響があったと思う。ヴィム・ホフというオランダ人の呼吸法(ヴィム・ホフ・メソッド)を1月からやっていて、それが最高でどんどん体がしぼれてきているんだ。それをやってからはみんな息の仕方をわかってないということに気付いた。息を意識することはすごく大事。人生を生きていくなかで太陽が第1の栄養だとしたら息が第2、そして水や食べ物。「1日のなかで息をどれだけ意識しているか」という考え方については、みんなほぼ無意識で生きているんだよね。
クリス:「息をする」というのは生きるうえで一番ベーシックなことだものね。
Shen:ヴィム・ホフのメソッドと(彼が推奨する)アイスバスがすごくアメリカで流行っていて、健康的というかバイタリティがつく。意識が変わるからマジでオススメです。
改めて気づいたガンズ・アンド・ローゼズのタイトルの良さ
最初に購入をしたCDについて問われると、Shenはガンズ・アンド・ローゼズの『Use Your Illusion II』だったと回答。今になってタイトルの面白さにも気づいたのだという。クリス:『You Could Be Mine』は『ターミネーター2』の主題歌だよね。J-WAVEが開局して間もないころ、30年ぐらい前の曲で覚えてる。これがチャートインしたんだけど、イントロがすごく長いから俺がずっと(間を)埋めてたんだよね。ギターが終わってボーカルのところまで喋りを引っ張るというのに命をかけてた。
Guns N' Roses - You Could Be Mine
クリス:「妄想でもいい、それを使え!」「妄想でもいいから、それがリアルなんだぜ」みたいなね。
Shen:そう。一番好きな曲は『November Rain』で、ミュージックビデオがすごく面白くて。というか映画なんだよね。9分ぐらいあるミニ・ムービーみたいな感じになってる。メンバーのSlashがグランドピアノの上に立ってオーケストラの前でギターソロをやったりするんだ。
Guns N' Roses - November Rain
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2020年11月6日28時59分まで
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番組情報
- SAPPORO BEER OTOAJITO
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毎週金曜23:00-23:30
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クリス・ペプラー