J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。7月16日(木)のオンエアでは、7月17日(金)に新曲『すぐそこにNEW DAYS』を配信リリースする森山直太朗がリモート出演をしてトークを展開した。
■リモート出演は本音が漏れそう?
森山はリモートで番組に出演。自身のプライベートスタジオから電話で話しているという森山は、通常とは違う出演方法に多少なりとも違和感を感じているそうで、西沢はうっかりプライベートな会話をしてしまいそうな森山に釘をさす一幕もあった。
森山:なんか不思議な感じですね。面と向かって話すでもなく。電話で僕とピストンさんはおしゃべりしている感じなんですよ。
西沢:いちおう、公の場だからね?
森山:僕はそういう感じがしないんです。ピストンさんはマイクの前にいらっしゃると思うんですけど。僕はピストンさんと個人的な電話をしている感じなんです(笑)。
西沢:危険だよ、それは危険なことにつながるよ。
森山:そんな危険な話はしないじゃないですか(笑)。
西沢:でも君も、いろいろ引っ剥がしたら裏側には危険な部分も出てくるでしょ?
森山:まあ、生きてりゃそりゃね、みんなそうじゃないですか。
西沢:(笑)。
森山:これなんの話ですか!?
■ぶっ飛んだ内容のMVを西沢も称賛!
7月17日(金)にリリースされた配信シングル『すぐそこにNEW DAYS』。西沢はすでにMVもチェックしたそうで、その内容に興味津々の様子。森山は映像制作への想いを語った。
西沢:ミュージックビデオも拝見しましたよ。
森山:ありがとうございます。
西沢:やっぱり、おとぎの国で生きてるね。
森山:そうですか(笑)。ピーターパン症候群的な。
西沢:ピーターパンとも違うな、(テイストが)日活のアクションだったからね。
森山:(笑)。聴いてるだけだと、どんなMVなんだっていう感じですよね。
西沢:そう、もう頭のなかどうなってるのこの人は? っていう。ミュージカルでもあり、下手をするとインドのミュージカル映画の最後で踊るシーンみたいなものに繋がりかねない一体感というか。
森山:ありがとうございます。
西沢:あれのアイデアは全部自分で出すんですか?
森山:全部ではないんですけれども、佐藤(渉)監督と一緒に。映像だからこそ伝えられるこの曲の底抜けに明るい感じとか、あけすけにはかない世界観みたいなものがどうしたら伝わるかな? ということで話した結果、ああいう形に仕上がったんです。だけど、かなり僕も個人的に気に入っています。
西沢:いいと思いますよ。おとぎの世界だし、(映画監督の)テリー・ギリアムを日本風にしたみたいな。なんかもう狂気の世界というか、そういうのは好きなんです。だけどあなたの場合、森山直太朗様の場合はね、曲がすごく美しく声も伸びやかで、世界観としては美しくはかない感じなのに、しゃべることとかこういうことをやるところ、ぶっ壊すところがまた、バランス悪くていいね!
森山:人から見ると、ちょっと情緒不安定みたいなところはあるんですけれども(笑)。
■コロナ禍に生まれた楽曲への想い
森山は5月29日に『最悪な春』を配信リリース。同曲は4月末に、詩人の御徒町凧が不定期に配信しているYouTubeの生配信番組で、森山がスマートフォンの画面越しに披露して話題を呼んだ楽曲で、YouTubeではMVも公開されている。
森山は楽曲への想いを語った。
森山:こういうコロナ禍のなかで作って、自分のなかでふんぎりがついたというか、「この未知のウイルスのほとぼりが冷めるのを指をくわえて待っているのではダメだな」と。自分から、もちろんディスタンスといった細心の注意を払って、いままでと変わらない活動をいまできることをやっていくことが大事だなということで、今回こういう形になりました。
西沢:今回のコロナ禍で「受け取ったあとに作品にしてアウトプットするような人たち」というのは、すごく刺激を受けているんだろうなと。逆に受けた刺激を出す場所がなくて詰まっちゃっているんだろうなという。
森山:限られますよね。これは僕らの音楽だけじゃなくて、メディアもそうだと思うし。でも経済を回していかきゃいけないという、いろいろな人たちの議論があるんだけれど、その経済といったものを回していくのも人間ですから。その回している人間を支えているのも人間だし、だからやっぱり人間力がそれぞれに、謙虚さも含めて問われているのではないかなとは感じています。
西沢:人間ってやっぱり感情とかそういったものがベースで、動物と違ってそういうところが人間じゃないですか。それで感情を作るものというのはなにかの刺激だったりするので、材料がこれだけ毎日家にいると減ってくるから、飢えているんだと思いますよ。
森山:音楽とか表現みたいなものの波動が垣根を越えて伝わって行くと……伝わると言うとあれだけど、ちょっとこれを聴いて軽くなってほしいなというか。
西沢は『すぐそこにNEW DAYS』に話題を戻して、そこで使用されている楽器に注目をした。
西沢:ギター、フィドル、チェロ、バンジョー、ピアノ。この並びは森山直太朗ぐらいだよ。
森山:かなりアコースティックでアナログで、それこそマンパワーが問われる、試される曲になりました。
西沢:こういうアーティストさんたちとは常に付き合いがあるんですか?
森山:去年ぐらいから、自分もブルーグラスとかカントリーといった生の楽器、まずは弾き語りに戻りました。そこに自分のなかで物語の登場人物をイメージしていくと、こういうチンドン屋っぽい、ドサ回りバンドみたいになっていったんです(笑)。
西沢:昭和40年代みたいなね。日活のアクション映画『エースのジョー』みたいな。日活に昔は西部劇があったものね。
森山:そのきらいはありましたね。映像の質感も含めて、少し昭和のテイストなんですけども。
西沢:少しどころじゃないですよ!
森山:(笑)。
西沢:ロケをしている場所もどこかの遊園地だしね。
森山:ぜひぜひみなさんに、映像も込みで観てもらいです。
西沢:よく世界観が出来上がっていて、森山直太朗の頭のなかを見てみたいなという感じでした。
森山:大したものはないですけど。
西沢:(笑)。
森山は7月22日(水)に「ブルーノート東京」から無観客ライブを有料配信するとのこと。森山の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』ではピストンが楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月23日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
■リモート出演は本音が漏れそう?
森山はリモートで番組に出演。自身のプライベートスタジオから電話で話しているという森山は、通常とは違う出演方法に多少なりとも違和感を感じているそうで、西沢はうっかりプライベートな会話をしてしまいそうな森山に釘をさす一幕もあった。
森山:なんか不思議な感じですね。面と向かって話すでもなく。電話で僕とピストンさんはおしゃべりしている感じなんですよ。
西沢:いちおう、公の場だからね?
森山:僕はそういう感じがしないんです。ピストンさんはマイクの前にいらっしゃると思うんですけど。僕はピストンさんと個人的な電話をしている感じなんです(笑)。
西沢:危険だよ、それは危険なことにつながるよ。
森山:そんな危険な話はしないじゃないですか(笑)。
西沢:でも君も、いろいろ引っ剥がしたら裏側には危険な部分も出てくるでしょ?
森山:まあ、生きてりゃそりゃね、みんなそうじゃないですか。
西沢:(笑)。
森山:これなんの話ですか!?
■ぶっ飛んだ内容のMVを西沢も称賛!
7月17日(金)にリリースされた配信シングル『すぐそこにNEW DAYS』。西沢はすでにMVもチェックしたそうで、その内容に興味津々の様子。森山は映像制作への想いを語った。
西沢:ミュージックビデオも拝見しましたよ。
森山:ありがとうございます。
西沢:やっぱり、おとぎの国で生きてるね。
森山:そうですか(笑)。ピーターパン症候群的な。
西沢:ピーターパンとも違うな、(テイストが)日活のアクションだったからね。
森山:(笑)。聴いてるだけだと、どんなMVなんだっていう感じですよね。
西沢:そう、もう頭のなかどうなってるのこの人は? っていう。ミュージカルでもあり、下手をするとインドのミュージカル映画の最後で踊るシーンみたいなものに繋がりかねない一体感というか。
森山:ありがとうございます。
西沢:あれのアイデアは全部自分で出すんですか?
森山:全部ではないんですけれども、佐藤(渉)監督と一緒に。映像だからこそ伝えられるこの曲の底抜けに明るい感じとか、あけすけにはかない世界観みたいなものがどうしたら伝わるかな? ということで話した結果、ああいう形に仕上がったんです。だけど、かなり僕も個人的に気に入っています。
西沢:いいと思いますよ。おとぎの世界だし、(映画監督の)テリー・ギリアムを日本風にしたみたいな。なんかもう狂気の世界というか、そういうのは好きなんです。だけどあなたの場合、森山直太朗様の場合はね、曲がすごく美しく声も伸びやかで、世界観としては美しくはかない感じなのに、しゃべることとかこういうことをやるところ、ぶっ壊すところがまた、バランス悪くていいね!
森山:人から見ると、ちょっと情緒不安定みたいなところはあるんですけれども(笑)。
■コロナ禍に生まれた楽曲への想い
森山は5月29日に『最悪な春』を配信リリース。同曲は4月末に、詩人の御徒町凧が不定期に配信しているYouTubeの生配信番組で、森山がスマートフォンの画面越しに披露して話題を呼んだ楽曲で、YouTubeではMVも公開されている。
森山は楽曲への想いを語った。
森山:こういうコロナ禍のなかで作って、自分のなかでふんぎりがついたというか、「この未知のウイルスのほとぼりが冷めるのを指をくわえて待っているのではダメだな」と。自分から、もちろんディスタンスといった細心の注意を払って、いままでと変わらない活動をいまできることをやっていくことが大事だなということで、今回こういう形になりました。
西沢:今回のコロナ禍で「受け取ったあとに作品にしてアウトプットするような人たち」というのは、すごく刺激を受けているんだろうなと。逆に受けた刺激を出す場所がなくて詰まっちゃっているんだろうなという。
森山:限られますよね。これは僕らの音楽だけじゃなくて、メディアもそうだと思うし。でも経済を回していかきゃいけないという、いろいろな人たちの議論があるんだけれど、その経済といったものを回していくのも人間ですから。その回している人間を支えているのも人間だし、だからやっぱり人間力がそれぞれに、謙虚さも含めて問われているのではないかなとは感じています。
西沢:人間ってやっぱり感情とかそういったものがベースで、動物と違ってそういうところが人間じゃないですか。それで感情を作るものというのはなにかの刺激だったりするので、材料がこれだけ毎日家にいると減ってくるから、飢えているんだと思いますよ。
森山:音楽とか表現みたいなものの波動が垣根を越えて伝わって行くと……伝わると言うとあれだけど、ちょっとこれを聴いて軽くなってほしいなというか。
西沢は『すぐそこにNEW DAYS』に話題を戻して、そこで使用されている楽器に注目をした。
西沢:ギター、フィドル、チェロ、バンジョー、ピアノ。この並びは森山直太朗ぐらいだよ。
森山:かなりアコースティックでアナログで、それこそマンパワーが問われる、試される曲になりました。
西沢:こういうアーティストさんたちとは常に付き合いがあるんですか?
森山:去年ぐらいから、自分もブルーグラスとかカントリーといった生の楽器、まずは弾き語りに戻りました。そこに自分のなかで物語の登場人物をイメージしていくと、こういうチンドン屋っぽい、ドサ回りバンドみたいになっていったんです(笑)。
西沢:昭和40年代みたいなね。日活のアクション映画『エースのジョー』みたいな。日活に昔は西部劇があったものね。
森山:そのきらいはありましたね。映像の質感も含めて、少し昭和のテイストなんですけども。
西沢:少しどころじゃないですよ!
森山:(笑)。
西沢:ロケをしている場所もどこかの遊園地だしね。
森山:ぜひぜひみなさんに、映像も込みで観てもらいです。
西沢:よく世界観が出来上がっていて、森山直太朗の頭のなかを見てみたいなという感じでした。
森山:大したものはないですけど。
西沢:(笑)。
森山は7月22日(水)に「ブルーノート東京」から無観客ライブを有料配信するとのこと。森山の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』ではピストンが楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月23日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
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