J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。7月9日(木)のオンエアでは、4年半ぶりとなるアルバム『Barometz』を8月26日(水)にリリースする安藤裕子が出演をしてトークを展開した。
■アルバムリリースまでの苦労
梅雨の時期の気圧の変化の影響で、ローテンションに会話をスタートさせた2人。西沢がまず、ニューアルバム『Barometz』について「今年は大変だったよね」と言葉をかけると、安藤はリリースまでの苦労を語った。
安藤:そもそもアルバムも、2018年末ぐらいから作り始めていたから、すごく長い時間をかけてつくっていたんです。「やっとできる!」というときに、コロナで「ロックダウンされるらしい」みたいことになり、慌ててミックスをしていて「どうにかマスタリングまで!」みたいなことを言ってたんです。
西沢:じゃあゆっくり作ってきて、たっぷり時間をかけて「これはやっぱり納得がいくまで」と思っていたら、最後は駆け足になっちゃったの?
安藤:最後の追い込みで(笑)。でも、マスタリングは間に合わなかったんです。それで発売も延期になって、やっと8月に出せるという。
西沢:歌を歌う人たちとかショービズ関係の人たちは、今年は本当に受難だよね。
安藤:すごいですよ。でもやっぱり感覚的にはみなさん浮世離れしているから、その精神でなんとか生きているんじゃないですか?
西沢:特に安藤裕子さんはそうでしょうよ。
安藤:ちょっと浮いちゃってるから。でも、現実的にはすさまじいですよね。
西沢:そうですよ。プロアーティストとして考えると、それを職業としている方はね。
安藤:ハローワークに行きたいぐらいでした(笑)。
■安藤裕子の音楽は“持っていかれる”?
ニューアルバム『Barometz』は全12曲を収録。西沢は「安藤裕子のディープな世界観がまたすごい取り合わせになっている」と紹介をした。
西沢:持っていかれますか?
安藤:私はけっこう楽しく作れたからよかったなと思っているんですけど。
西沢:でもあなたの曲を聴いて、持っていかれる人は多数だから。
安藤:ちょっと前の時期よりは、だいぶポピュラリティがあるというか(笑)。大衆性が復活しているんじゃないかと私は勝手に思っているんですけど。
西沢:しばらく、どこか違うところにいたからね。
安藤:そうそう。しばらく私、この3~4年は。
西沢:地球じゃなかったかもしれない。
安藤:自分の想念というか、思想の奥に行ってしまっている感じが自分でもあったから。
西沢:それでね、いなくなるのが普通なんだけど、あなたはいたからファンはちゃんとついてきた。レコード会社もあなたのなんだかわからないパワーにやられている。
安藤:そうですかね(笑)。
西沢:すごいことですよ、これは。
安藤:出せることになってよかったです。
■「日常をちょっといい気分で」アルバムに込めた想い
安藤は『Barometz』の楽曲に込められた想いについて語った、
安藤:なんか本当に時代が時代で、すごく荒れているじゃないですか。世界的にも、戦争なのかなんなのか、疫病もはやり、とんでもない時代だからこそなんでもない日常をちょっといい気分で、音楽とともにすごしていただけたらいいなって、そんな気持ちです。
西沢:いい音楽とともにすごすというよりも、世界観のなかに入って同一化するというか、非現実体験なんだよ。
安藤:そうかも。
西沢:持っていかれるということが、一番俺のなかでは正しい表現なんだよ。君のCDを車のなかで夜に聴いていたら、持っていかれるよ?
安藤:持っていかれて、どこに行っちゃうんだろうな。
西沢:だから「帰って来られるのかな?」って思うよ。
安藤:帰ってきて(笑)。
西沢:首都高の夜とか、左手に東京タワーが見えて、そのまま環状線の内回りをずっと行って、右に行くとレインボーブリッジ。レインボーブリッジを渡るなかで、海の底から安藤裕子が歌っているかのような。
安藤:なんかすごいところに……私は意外と普通に現実で、掃除とかしてますけど(笑)。
西沢:いや、車の上に浮いて歌っているね。
安藤:浮いてますか(笑)。
西沢:霊的な存在なのか、超越しているのか。この声、世界観はね。
■安藤の望みは「その人の日常を異空間に」
西沢は安藤の楽曲について夏の霧の濃い峠道の夜、クラシックの『惑星』を聴くのと同様に「持っていかれる」曲だと熱弁。すると安藤も曲に込めた狙いについて告白した。
西沢:ライブは目でミュージシャンを追ってしまうから、自分の世界観のなかに音楽が融合はしないんだけど、それが運転みたいな単純行為とか、あとは家でぼーっとしているときとか、そういうときは本当に自分のなかで世界観を勝手に作り出すからね。
安藤:それがけっこう、作っていて望みでもありますよ。
西沢:狙っている?
安藤:うん。その人の日常を異空間に変えていくというか、そういう風にはしていきたいなと思います。
西沢:明るい世界も作れるくせに、最近はずっと、どっぷり系。
安藤:もともと、生きているテンポが遅いんです(笑)。
西沢:俺らは気圧に左右されている生き物だからね。
安藤:今も気圧にどっぷりやられていますから、遅いんですよ。
西沢:そういう人がさ、カチカチっと決まったスケジュールのなかで曲を作ったりとか、ライブをやったりというのをよくやってきましたね。
安藤:私もそれを思っていたんです、「私、東京で頑張っていたな」って(笑)。
西沢:(笑)。
安藤の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』ではピストンが楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月16日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
■アルバムリリースまでの苦労
アルバム 「Barometz」から収録曲「曇りの空に君が消えた」が本日7月7日より配信スタート!!
— 安藤裕子 (@YukoAndo_UCAD) July 6, 2020
是非お聞きください!https://t.co/0QioCGBXmg#安藤裕子 #barometz
梅雨の時期の気圧の変化の影響で、ローテンションに会話をスタートさせた2人。西沢がまず、ニューアルバム『Barometz』について「今年は大変だったよね」と言葉をかけると、安藤はリリースまでの苦労を語った。
安藤:そもそもアルバムも、2018年末ぐらいから作り始めていたから、すごく長い時間をかけてつくっていたんです。「やっとできる!」というときに、コロナで「ロックダウンされるらしい」みたいことになり、慌ててミックスをしていて「どうにかマスタリングまで!」みたいなことを言ってたんです。
西沢:じゃあゆっくり作ってきて、たっぷり時間をかけて「これはやっぱり納得がいくまで」と思っていたら、最後は駆け足になっちゃったの?
安藤:最後の追い込みで(笑)。でも、マスタリングは間に合わなかったんです。それで発売も延期になって、やっと8月に出せるという。
西沢:歌を歌う人たちとかショービズ関係の人たちは、今年は本当に受難だよね。
安藤:すごいですよ。でもやっぱり感覚的にはみなさん浮世離れしているから、その精神でなんとか生きているんじゃないですか?
西沢:特に安藤裕子さんはそうでしょうよ。
安藤:ちょっと浮いちゃってるから。でも、現実的にはすさまじいですよね。
西沢:そうですよ。プロアーティストとして考えると、それを職業としている方はね。
安藤:ハローワークに行きたいぐらいでした(笑)。
■安藤裕子の音楽は“持っていかれる”?
ニューアルバム『Barometz』は全12曲を収録。西沢は「安藤裕子のディープな世界観がまたすごい取り合わせになっている」と紹介をした。
西沢:持っていかれますか?
安藤:私はけっこう楽しく作れたからよかったなと思っているんですけど。
西沢:でもあなたの曲を聴いて、持っていかれる人は多数だから。
安藤:ちょっと前の時期よりは、だいぶポピュラリティがあるというか(笑)。大衆性が復活しているんじゃないかと私は勝手に思っているんですけど。
西沢:しばらく、どこか違うところにいたからね。
安藤:そうそう。しばらく私、この3~4年は。
西沢:地球じゃなかったかもしれない。
安藤:自分の想念というか、思想の奥に行ってしまっている感じが自分でもあったから。
西沢:それでね、いなくなるのが普通なんだけど、あなたはいたからファンはちゃんとついてきた。レコード会社もあなたのなんだかわからないパワーにやられている。
安藤:そうですかね(笑)。
西沢:すごいことですよ、これは。
安藤:出せることになってよかったです。
■「日常をちょっといい気分で」アルバムに込めた想い
安藤は『Barometz』の楽曲に込められた想いについて語った、
安藤:なんか本当に時代が時代で、すごく荒れているじゃないですか。世界的にも、戦争なのかなんなのか、疫病もはやり、とんでもない時代だからこそなんでもない日常をちょっといい気分で、音楽とともにすごしていただけたらいいなって、そんな気持ちです。
西沢:いい音楽とともにすごすというよりも、世界観のなかに入って同一化するというか、非現実体験なんだよ。
安藤:そうかも。
西沢:持っていかれるということが、一番俺のなかでは正しい表現なんだよ。君のCDを車のなかで夜に聴いていたら、持っていかれるよ?
安藤:持っていかれて、どこに行っちゃうんだろうな。
西沢:だから「帰って来られるのかな?」って思うよ。
安藤:帰ってきて(笑)。
西沢:首都高の夜とか、左手に東京タワーが見えて、そのまま環状線の内回りをずっと行って、右に行くとレインボーブリッジ。レインボーブリッジを渡るなかで、海の底から安藤裕子が歌っているかのような。
安藤:なんかすごいところに……私は意外と普通に現実で、掃除とかしてますけど(笑)。
西沢:いや、車の上に浮いて歌っているね。
安藤:浮いてますか(笑)。
西沢:霊的な存在なのか、超越しているのか。この声、世界観はね。
■安藤の望みは「その人の日常を異空間に」
西沢は安藤の楽曲について夏の霧の濃い峠道の夜、クラシックの『惑星』を聴くのと同様に「持っていかれる」曲だと熱弁。すると安藤も曲に込めた狙いについて告白した。
西沢:ライブは目でミュージシャンを追ってしまうから、自分の世界観のなかに音楽が融合はしないんだけど、それが運転みたいな単純行為とか、あとは家でぼーっとしているときとか、そういうときは本当に自分のなかで世界観を勝手に作り出すからね。
安藤:それがけっこう、作っていて望みでもありますよ。
西沢:狙っている?
安藤:うん。その人の日常を異空間に変えていくというか、そういう風にはしていきたいなと思います。
西沢:明るい世界も作れるくせに、最近はずっと、どっぷり系。
安藤:もともと、生きているテンポが遅いんです(笑)。
西沢:俺らは気圧に左右されている生き物だからね。
安藤:今も気圧にどっぷりやられていますから、遅いんですよ。
西沢:そういう人がさ、カチカチっと決まったスケジュールのなかで曲を作ったりとか、ライブをやったりというのをよくやってきましたね。
安藤:私もそれを思っていたんです、「私、東京で頑張っていたな」って(笑)。
西沢:(笑)。
安藤の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』ではピストンが楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月16日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。