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King Gnu・井口と常田がバンドを始めた流れは? 連絡先も知らなかったけど…

リモート出演した常田大希(King Gnu / millennium parade)

King Gnu・井口と常田がバンドを始めた流れは? 連絡先も知らなかったけど…

J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。

5月1日(金)のオンエアでは、King Gnu / millennium paradeの常田大希が出演。番組初のリモート収録だ。乾杯も交わしつつ、影響を受けたミュージシャンや、King Gnuのボーカル・井口 理との出会い、現在の活動などを語った。


■King Gnu・井口 理との不思議な縁

常田は長野県出身。幼少期は自然が多い環境で育ったため、山など外で遊び、小中学校では野球をしていたという。

クリス:音楽はいつくらいから目覚めたんですか?
常田:ピアノを弾く両親で、若い頃に音楽でお金を稼いでいたけど、辞めて会社員になったんです。ピアノはもちろん、ギターからなにから楽器がある家だったので、何の楽器からとかではなく、いろんな楽器に触れていました。

King Gnuのボーカル・井口 理とは幼稚園頃からの幼なじみだったが、一緒に音楽をしようと決めたのは高校卒業後、東京に来てから。

常田:俺は大学をすぐ辞めちゃったんですけど、辞めたあとに「文化祭で演奏してほしい」と依頼されて、大学に行ったときに(井口)理がいて。久しぶりの再会で、それまで連絡先も知らなかったくらいです。
クリス:偶然再会して、たまたまお互い音楽をやっていたというわけだ。ふたりで一緒に音楽をやろうと思ったきっかけは?
常田:理が、俺がやるライブを観に来てくれるようになって、徐々に距離が近くなっていきました。それで自然な流れで「ちょっと歌ってみてよ」って感じでした。
クリス:不思議な縁ですよね。

井口たちと結成したKing Gnuは、当初から「当ててやろう」という意識があったという。

クリス:今の状況は計画通りですか?
常田:細かくはいろいろありましたけど。最初に描いていたかたちにはどんどん近づいている感じですね。


■ニルヴァーナを聴いて、バンドをやりたいと思った

常田が初めて買ったCDは、当時放送していたテレビ番組『ポンキッキーズ』(フジテレビ)に出演していたスチャダラパーの作品で、「この音楽がヒッピホップなのか何なのかは意識せずに聴いていました」と語った。

クリス:じゃあ、本格的に音楽を聴き始めた頃は、どんな曲を聴いていた?
常田:のめり込んだのはニルヴァーナかな。原体験というか、最初にバンドをやるぞってなったのはオルタナ系の音ですかね。ニルヴァーナとかを聴いてバンドをやりたいなって感じで。ネットオークションで安いエレキギターを買って、自分でリリックしてました。
クリス:当時はどんなバンドメンバーだったの?
常田:野球部の友だちと部活をサボって、みんなで地域のスタジオみたいなところに行って、野球部の顧問が戻ってくる時間に部活に戻っていました。


■「社会とリンクした活動をしていかなきゃいけない」という意識

クリスは、常田の世代はポップスもできる一方で、音楽の学識がありながら、いろんな表現に挑むアーティストが多いと評価。常田は同調しつつ「芸大(東京藝術大学)時代の仲間も多いんですけど、アカデミックなもののままじゃいけなくて、ちゃんと社会とリンクした活動をしていかなきゃいけないなって意識が俺たちの世代はすごく強い」と語る。

常田:だから、俺らの世代はより社会に出ようとしているというか、人目に付く機会が増えていると思います。
クリス:海外で言うとサンダーキャットなんかもジャズを深く知ってるけど、なんかポップさがあって、今までになかったような音楽になっていて。その音楽を紐解いていくと複雑なことをやっているんだけど、それが心地よく耳に入ってくるような感じがあって、それはこの世代独特の感覚なのかもしれない。
常田:ロサンゼルスのミュージシャンシーンとか、ケンドリック・ラマーとかもそうですけど、あの辺の世代のジャズマンの動きは俺らの世代はすごく影響を受けていますね。

そんな常田がいま注目するアーティストはアメリカ出身のジャスティン・ヴァーノンを中心としたバンド、ボン・イヴェールだ。



常田:そこまで深くは聴いてなかったけど、最新アルバム『i, i』が素晴らしくて、そこからより掘り下げるようになりましたね。


■『攻殻機動隊 SAC_2045』OP曲は「今この時代を生きる我々のリアルを表現」

常田が活動するKing Gnuとmillennium parade、それぞれの違いについて常田はこう表現する。

常田:millennium paradeはいわゆるバンド形態を取ろうとせず、もっとフレキシブルに作品重視な活動をしています。King Gnuはバンドってものをしっかり持った打ち出し方をしています。いわゆる歌モノと向き合うバンドにしたいなと思っています。
クリス:King Gnuもmillennium paradeも根っこの部分は一緒なのかな?
常田:そうですね。昔の曲を今でも全然やっていますしね。
クリス:昔の曲はその当時と同じように演奏しているの?
常田:以前のものをベースに再解釈して、今のフィーリングを注入する作業はもちろんしますけどね。自由度が高いスタンスを取っているので。同じ曲でも昔のプレイと今のプレイは大きく変わっているものもありますし。
クリス:じゃあ、ライブは音源とは離れるケースが多いですか。
常田:ライブと音源は別物に考えていますね。

millennium paradeはNetflixで全世界独占配信した『攻殻機動隊 SAC_2045』のオープングテーマ曲『Fly with me』を4月に配信リリース。SF好きの常田は「今までやってきた仕事の中でもトップクラスのうれしい話」と喜びをかみしめている様子。

【関連記事】常田大希は『攻殻機動隊』ファン! 主題歌は“公安9課感”がある?

クリス:この曲はどうやって生まれたんですか?
常田:これまで『攻殻機動隊』の作品には、菅野よう子さんとか小山田圭吾さんとか、そういった方たちが関わっていたことは知っていたので、そういうサウンドの雰囲気でオファーしてくれたのかどうかとか、いろいろと考えました。でも、この作品だからと意識し過ぎずに、今この時代を生きる我々のリアルを表現するというか、あまりSFの世界観の歌ではなく、自分たちにリアリティのあるものを作ろうと思いました。最終的には『攻殻機動隊』サイドの監督たちにも「今の感覚を注入してほしい」というようなお願いをされていました。だから、自分たちにしっくりくるものをすごく大事にしましたね。



また、この曲を収録したシングルCD『Fly with me』は5月13日(水)にリリース。ここにはスティーヴ・アオキがリミックスを手掛けた『Fly with me - Steve Aoki Neon Future Remix』も収録している。

常田:スティーヴ・アオキさんとmillennium paradeって、一見遠い位置にいる2組だと思うんですけど、今回化学反応がちゃんと起きたというか。面白いリミックスをしてくれました。
クリス:今後、アオキさんと一緒に何かをするプランはあるんですか?
常田:ライブに出てほしいですね。

【関連記事】millennium paradeは、東京の混沌を背負って作品を生み出す

常田が音楽の原体験から最新楽曲まで、クリスと幅広い音楽談義を繰り広げた今回の『SAPPORO BEER OTOAJITO』。次回、5月8日(金)も常田が登場する。放送は23時から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年5月8日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週金曜 23時-23時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

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