画像素材：PIXTA
J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』。この回はナビゲーターの別所哲也がお休みのため、清水イアンと宮本絢子のふたりがお留守番ナビゲートを務めた。
番組内のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」では、呼吸器内科のスペシャリストとして知られる池袋大谷クリニック院長・大谷義夫さんが、体調をくずさないための習慣をクイズ形式で紹介した。
【2月3日（月）『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』（ナビゲーター：清水イアン、宮本絢子）の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」】
■タオルを握る健康管理!? 時間帯は…
まず大谷さんは、以下の3択のクイズを出題。宮本と清水は答えを予想してトークを展開した。
問題：次のうち、体調を崩さないための基礎体力をつける習慣として、効果的なのはどれでしょう？
1．朝起きたらタオルを握る
2．昼食の前にタオルを握る
3．夜寝る前にタオルを握る
宮本：私とイアンさんは直感で1番。
清水：そうですね、他の（選択肢）を考えてみたんですけど、昼食の前にタオルを握るってなかなかのシチュエーションですよね。
宮本：何か変化が、あるかな？
清水：お腹がすきそうですね。夜寝る前にタオルを握るっていうのは、悔しそうですよね（笑）。
宮本：ギューって（笑）。今日の1日のアレが……。みたいな。
清水：でもそれも確かに、基礎体力がつきそうですよね。
2人の予想どおり、正解は1番の「朝起きたらタオルを握る」。その理由について、大谷さんは以下のように解説した。
大谷：タオルを握ると、血管を広げて柔らかくする一酸化窒素が発生して、そのおかげで血圧が下がると考えられております。血圧が高いと、心臓に過度に負担がかかってしまい、心筋梗塞、心不全、脳卒中、動脈硬化など、循環器系の病気に繋がってしまうんです。健康な人の血圧は、夜間に下がり、活動が始まる朝に高くなるんですね。これは自然の変化なのですが、さらに朝高くなりすぎないようにコントロールすることで、病気のリスクを下げることができるんです。タオルを握って血圧を下げる方法は、ハンドグリップ法と呼ばれ、目覚めの儀式としておすすめです。片手でタオルを2分強く握り、1分休憩する。これを右と左で2回、繰り返すんです。タオルではなく、毛布やまくらでもかまいません。片手でギューっと握ればOKなんです。
■当たり前の習慣が、安定した体調を作る
大谷さんはタオルグリップ法のほかにも、体調を崩さないための朝昼晩それぞれのおすすめの習慣を紹介した。朝はどんなに忙しくても必ず朝食をとることが、さまざまな健康上のリスクを下げられるとのことだ。
大谷：朝食を抜くと、死亡リスクが1.3倍に上がるというデータもあるんです。私が毎日食べているもののひとつは、リンゴです。皮に多く含まれるポリフェノールの効果として、頻繁に食べる人ほど肺年齢が若く、COPD（慢性閉塞性肺疾患）のリスクが低くなる果物として最近注目されているんです。
さらに、昼・夜の習慣としては以下のものを挙げている。
大谷：昼はランチのあとの15分の昼寝。これだけで1日の平均血圧が下がり、脳卒中、心臓病のリスクを下げることが期待できるんです。そして、夜寝るときは電気を消して部屋を暗くして眠りましょう。夜間に浴びる光が多く、朝に浴びる光が少なくなると、肥満を招く恐れがあるんですね。また、寝室でライトをつけて明るくして寝てしまいますと、うつ症状が出るという論文もあるんです。こちらも参考にしてみてください。
夜はゆっくりと体を休め、朝起きたらしっかりと食事をとること。忙しい現代人が忘れがちな「当たり前」の実践が、健康へと繋がっている。大谷さんの著書、『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』（日経BP）も必見だ。
『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜～木曜の6時30分頃から。お楽しみに！
【この記事の放送回をradikoで聴く】（2020年2月10日28時59分まで）
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時：月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
番組内のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」では、呼吸器内科のスペシャリストとして知られる池袋大谷クリニック院長・大谷義夫さんが、体調をくずさないための習慣をクイズ形式で紹介した。
【2月3日（月）『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』（ナビゲーター：清水イアン、宮本絢子）の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」】
■タオルを握る健康管理!? 時間帯は…
まず大谷さんは、以下の3択のクイズを出題。宮本と清水は答えを予想してトークを展開した。
問題：次のうち、体調を崩さないための基礎体力をつける習慣として、効果的なのはどれでしょう？
1．朝起きたらタオルを握る
2．昼食の前にタオルを握る
3．夜寝る前にタオルを握る
宮本：私とイアンさんは直感で1番。
清水：そうですね、他の（選択肢）を考えてみたんですけど、昼食の前にタオルを握るってなかなかのシチュエーションですよね。
宮本：何か変化が、あるかな？
清水：お腹がすきそうですね。夜寝る前にタオルを握るっていうのは、悔しそうですよね（笑）。
宮本：ギューって（笑）。今日の1日のアレが……。みたいな。
清水：でもそれも確かに、基礎体力がつきそうですよね。
2人の予想どおり、正解は1番の「朝起きたらタオルを握る」。その理由について、大谷さんは以下のように解説した。
大谷：タオルを握ると、血管を広げて柔らかくする一酸化窒素が発生して、そのおかげで血圧が下がると考えられております。血圧が高いと、心臓に過度に負担がかかってしまい、心筋梗塞、心不全、脳卒中、動脈硬化など、循環器系の病気に繋がってしまうんです。健康な人の血圧は、夜間に下がり、活動が始まる朝に高くなるんですね。これは自然の変化なのですが、さらに朝高くなりすぎないようにコントロールすることで、病気のリスクを下げることができるんです。タオルを握って血圧を下げる方法は、ハンドグリップ法と呼ばれ、目覚めの儀式としておすすめです。片手でタオルを2分強く握り、1分休憩する。これを右と左で2回、繰り返すんです。タオルではなく、毛布やまくらでもかまいません。片手でギューっと握ればOKなんです。
■当たり前の習慣が、安定した体調を作る
大谷さんはタオルグリップ法のほかにも、体調を崩さないための朝昼晩それぞれのおすすめの習慣を紹介した。朝はどんなに忙しくても必ず朝食をとることが、さまざまな健康上のリスクを下げられるとのことだ。
大谷：朝食を抜くと、死亡リスクが1.3倍に上がるというデータもあるんです。私が毎日食べているもののひとつは、リンゴです。皮に多く含まれるポリフェノールの効果として、頻繁に食べる人ほど肺年齢が若く、COPD（慢性閉塞性肺疾患）のリスクが低くなる果物として最近注目されているんです。
さらに、昼・夜の習慣としては以下のものを挙げている。
大谷：昼はランチのあとの15分の昼寝。これだけで1日の平均血圧が下がり、脳卒中、心臓病のリスクを下げることが期待できるんです。そして、夜寝るときは電気を消して部屋を暗くして眠りましょう。夜間に浴びる光が多く、朝に浴びる光が少なくなると、肥満を招く恐れがあるんですね。また、寝室でライトをつけて明るくして寝てしまいますと、うつ症状が出るという論文もあるんです。こちらも参考にしてみてください。
夜はゆっくりと体を休め、朝起きたらしっかりと食事をとること。忙しい現代人が忘れがちな「当たり前」の実践が、健康へと繋がっている。大谷さんの著書、『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』（日経BP）も必見だ。
『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜～木曜の6時30分頃から。お楽しみに！
【この記事の放送回をradikoで聴く】（2020年2月10日28時59分まで）
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時：月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
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