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羊文学・塩塚モエカ、「クリスマス」への思いを語る。たなかみさきと対談

羊文学・塩塚モエカ、「クリスマス」への思いを語る。たなかみさきと対談

10月から始まったJ-WAVEの新番組『MIDNIGHT CHIME』(ナビゲーター:たなかみさき)。イラストレーター・たなかみさきが、生き方や恋愛、性について緩やかに語り合う番組だ。12月9日(月)は、番組のナレーションを担当している羊文学の塩塚モエカ(GtVo)が登場し、トークを展開した。


■「世界が終わる前のクリスマス」を想像して作った楽曲

羊文学は12月4日(水)に、クリスマスソング『1999』をリリース。それにちなみ、2人はクリスマスの思い出を語った。



たなか:『1999』にはどんな意味を込めたんですか?
塩塚:ノストラダムスの大予言の年で。私は小さなころだったので記憶がないですけど、「年を越えたら世界が終わるんじゃないか」って思っているときのクリスマスって不思議だなって。キラキラしているけど、世界が終わる……その対比ってどんなものだったんだろうと想像して作りました。
たなか:私も小学生くらいだったから(ノストラダムスの大予言は)覚えてないんですが、みんなどこまで信じていたんでしょうね(笑)。はじまる、終わるって、ドラマがありますよね。曲や絵が生まれたりする要素のひとつなのかなと思います。“終わりのにおい”みたいなものを、私は季節の終わりにも感じます。以前の実家の前に田んぼがあったんですけど、野焼きのにおいを嗅いで「秋が終わる……」って。『1999』を聴いて、あまりクリスマスソングという感じはしませんでしたが、題材にしようと思って書かれたんですか?
塩塚:はい。レーベルの先輩であるHomecomingsさんが好きなんですけど、毎年クリスマスにイベントをされているのを羨ましいなと思っていて。私のほうがクリスマス好きなのにおかしいな、って(笑)。中高もキリスト教の学校なんですけど、クリスマスになると大きな講堂でキャンドルを持って歌って、そういう雰囲気がすごく好きなんですよ。
たなか:個人的には誰と過ごすことが多いですか?
塩塚:最近はライブとかがけっこう入っているんですけど、やっぱり彼と過ごしたいですね。
たなか:私は無宗教、無頓着だから、クリスマスはあんまり関心がなくて、むしろ街が盛り上がっているのが嫌だ……みたいな。小さい頃の思い出も、慣れないローストビーフを母が作ってくれて、食べ過ぎちゃって翌日吐いちゃって。あんまりイベントごとにいい思い出がないので、たぶん私ひねくれてるんだと思います。


■サプライズはどう思う?

塩塚はクリスマス以外もイベントは全力で楽しむタイプだと語る。

塩塚:私はパーティーがあれば祝いたいタイプ。誕生日とか彼との記念日とかクリスマスとかに全力を尽くす感じなんですけど、真逆ですか?
たなか:すごい、眩しい(笑)。でも恋人とか友だちの誕生日は、びっくりさせたいなとか、喜ばせたい気持ちはかろうじてあります。
塩塚:サプライズとかします?
たなか:苦手なんですよ。
塩塚:そうなんですね。私は、サプライズとかやりたいのに、みんなでやらないとダメじゃないですか。ひとりでやっても成り立たないな、と。
たなか:あとサプライズって、受けた側は必ず喜ばなきゃいけないじゃないですか。それをさせるのがすごいかわいそうで。「うそ~」って(笑)。もしかしたら私も言わなきゃいけないのかなと思うと、考えすぎちゃって楽しめないんですよね。
塩塚:たしかに、そういうふうのはありますね。自分もそういう反応しないといけないのかな、って。

塩塚は、来週16日(月)のオンエアでも、たなかとトークを繰り広げる。お聴き逃しなく。

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【番組情報】
番組名:『MIDNIGHT CHIME』
放送日時:毎週月曜 26時-26時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/chime/ 公式Instagram:https://www.instagram.com/midnight813_/

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