J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR'S ROOM」。毎週木曜日はmiletが影響を受けたカルチャーや音楽について語る。11月7日(木)はmiletが「milet的ホラーソング」をテーマに選曲した。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月14日28時59分まで)
・カプコン・サウンドチーム『Save Theme』
milet:言わずと知れたホラーゲーム『バイオハザード』シリーズのセーブのときに流れる音楽です。『バイオハザード』シリーズは1996年から、カプコンより販売されているテレビゲームのシリーズで、私は大ファンです。T-ウィルスに感染して誕生したゾンビやモンスターを倒して仲間や世界を救うゲームなんですけど、シリーズも長いですよね。もういくつも出てますが、私は1と2が特に好き。
miletにとっては寝るときに聴きたくなるような「聖域の音楽」なのだそう。
milet:基本的にセーブできる「セーブ部屋」にはゾンビやモンスターは入ってこないんですけど、そこでこの音楽が流れる。敵が入ってこない聖域と言われているんですよ。この音楽を聴きながら私は寝たい。安心感がすごくて、全てから解放されるという感じ。「私このゲーム無理だ!」ってなると、「セーブ部屋」に行ってこの音楽を聴いて、しばらくしてまたゲームをやるんです。
わざわざ怖いゲームに挑むのには理由があるのだという。
milet:私は「強くなりたい」ってときどき言っているんです。強くなりたいというのは肉体的にもそうなんですけど、精神的にも強くなりたいんですよね。なので、この怖いものに立ち向かっていくために、ホラーゲームで精神面を鍛えているというところがある。怖いけどそれ以上に興奮するんですよ。初期の味のある映像も好きだけど、リメイク後のグラフィックもきれいで、軽々とクリアできない難易度とか、操作方法も変わったりして、飽きませんね。ホラーゲームの素晴らしさはストーリーにもあるんですが、私は音楽にも注目しています。ホラーゲームの音楽は、ちょっと不気味さもありながら、美しさがあるんです。
・山岡晃『Promise(Reprise)』
続いては『サイレントヒル2』から、ホラーゲーム楽曲のなかでも1番好きだという1曲。
milet:この曲は大好き。『サイレントヒル』は1999年からコナミより発売されている人気ホラーゲームシリーズで、この曲は山岡晃さん作曲です。『サイレントヒル』のテーマソングは『Promise』という曲で、こちらはそのリプライズ、いわゆる裏テーマソング的なもの。このゲームも音楽が素晴らしい! 『Theme of Laura』という曲もあって、そちらも素晴らしいです。
作りこまれたゲームの世界観について熱弁を振るったmilet。音楽としても『Promise(Reprise)』は1番好きな曲なのだという。
milet:ホラーゲームで、こんなにきれいな音楽が流れているんですよ。不穏だけど美しい旋律で「ゲームはちょっと......」という人は、映画もあるのでおすすめです。映画でも『Promise(Reprise)』は流れてきて、そのシーンも格別。浮き出てくる音楽なんですよね。ぜひ観ていただきたい。私はホラーゲームの音楽でこの曲が1番好きです。眠れない夜は『サイレントヒル』の映画を観て眠ることが多いですね。
・トム・ヨーク『サスペリア』
milet:『サスペリア』は、ダリオ・アルジェント監督によって1977年に発表された、伝説的なカルトホラー映画なんですけど、2018年にルカ・グァダニーノ監督によって制作されたリメイク映画があります。そのリメイクでサウンドトラックを担当したのがなんとトム・ヨークだったんですよね。この曲は美しいですよね、ピアノの旋律から始まり、ピアノの音選びや指の運び方も独特で、トム・ヨークの世界観が漂ってます。映画を観て「え? トム・ヨークが音楽?」って、珍しいなと思って調べたら、トム・ヨークはこの映画で初めて映画音楽を担当したみたいです。
トム・ヨークの内面から生み出された曲と解説するmiletは、映画本編よりも印象的な楽曲だったと告白。
milet:音楽から、映画の恐怖にフューチャーしたというよりも、トム・ヨーク自身の中にある、幼いころに見た恐ろしさだったり、彼が感じる人間の恐怖心に対する感情みたいなものを描いた音楽だなと思います。音楽の方が『サスペリア』という映画よりも、目立ったなと感じます。『バイオハザード』の曲もそうだけど、ホラー映画だったり、ホラーゲームに関する音楽って、美しいんですよね。それはホラーというものが、人間の感情の一部としてとても特徴的だし、嬉しいとか悲しいとは別な、神聖な領域の感情なのかもしれない。私たちですら考察しきれない感情というのがホラー、恐ろしさにはある。それが音楽の美しさに結びついているのかもしれないですね。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月14日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月14日28時59分まで)
・カプコン・サウンドチーム『Save Theme』
milet:言わずと知れたホラーゲーム『バイオハザード』シリーズのセーブのときに流れる音楽です。『バイオハザード』シリーズは1996年から、カプコンより販売されているテレビゲームのシリーズで、私は大ファンです。T-ウィルスに感染して誕生したゾンビやモンスターを倒して仲間や世界を救うゲームなんですけど、シリーズも長いですよね。もういくつも出てますが、私は1と2が特に好き。
miletにとっては寝るときに聴きたくなるような「聖域の音楽」なのだそう。
milet:基本的にセーブできる「セーブ部屋」にはゾンビやモンスターは入ってこないんですけど、そこでこの音楽が流れる。敵が入ってこない聖域と言われているんですよ。この音楽を聴きながら私は寝たい。安心感がすごくて、全てから解放されるという感じ。「私このゲーム無理だ!」ってなると、「セーブ部屋」に行ってこの音楽を聴いて、しばらくしてまたゲームをやるんです。
わざわざ怖いゲームに挑むのには理由があるのだという。
milet:私は「強くなりたい」ってときどき言っているんです。強くなりたいというのは肉体的にもそうなんですけど、精神的にも強くなりたいんですよね。なので、この怖いものに立ち向かっていくために、ホラーゲームで精神面を鍛えているというところがある。怖いけどそれ以上に興奮するんですよ。初期の味のある映像も好きだけど、リメイク後のグラフィックもきれいで、軽々とクリアできない難易度とか、操作方法も変わったりして、飽きませんね。ホラーゲームの素晴らしさはストーリーにもあるんですが、私は音楽にも注目しています。ホラーゲームの音楽は、ちょっと不気味さもありながら、美しさがあるんです。
・山岡晃『Promise(Reprise)』
続いては『サイレントヒル2』から、ホラーゲーム楽曲のなかでも1番好きだという1曲。
milet:この曲は大好き。『サイレントヒル』は1999年からコナミより発売されている人気ホラーゲームシリーズで、この曲は山岡晃さん作曲です。『サイレントヒル』のテーマソングは『Promise』という曲で、こちらはそのリプライズ、いわゆる裏テーマソング的なもの。このゲームも音楽が素晴らしい! 『Theme of Laura』という曲もあって、そちらも素晴らしいです。
作りこまれたゲームの世界観について熱弁を振るったmilet。音楽としても『Promise(Reprise)』は1番好きな曲なのだという。
milet:ホラーゲームで、こんなにきれいな音楽が流れているんですよ。不穏だけど美しい旋律で「ゲームはちょっと......」という人は、映画もあるのでおすすめです。映画でも『Promise(Reprise)』は流れてきて、そのシーンも格別。浮き出てくる音楽なんですよね。ぜひ観ていただきたい。私はホラーゲームの音楽でこの曲が1番好きです。眠れない夜は『サイレントヒル』の映画を観て眠ることが多いですね。
・トム・ヨーク『サスペリア』
milet:『サスペリア』は、ダリオ・アルジェント監督によって1977年に発表された、伝説的なカルトホラー映画なんですけど、2018年にルカ・グァダニーノ監督によって制作されたリメイク映画があります。そのリメイクでサウンドトラックを担当したのがなんとトム・ヨークだったんですよね。この曲は美しいですよね、ピアノの旋律から始まり、ピアノの音選びや指の運び方も独特で、トム・ヨークの世界観が漂ってます。映画を観て「え? トム・ヨークが音楽?」って、珍しいなと思って調べたら、トム・ヨークはこの映画で初めて映画音楽を担当したみたいです。
トム・ヨークの内面から生み出された曲と解説するmiletは、映画本編よりも印象的な楽曲だったと告白。
milet:音楽から、映画の恐怖にフューチャーしたというよりも、トム・ヨーク自身の中にある、幼いころに見た恐ろしさだったり、彼が感じる人間の恐怖心に対する感情みたいなものを描いた音楽だなと思います。音楽の方が『サスペリア』という映画よりも、目立ったなと感じます。『バイオハザード』の曲もそうだけど、ホラー映画だったり、ホラーゲームに関する音楽って、美しいんですよね。それはホラーというものが、人間の感情の一部としてとても特徴的だし、嬉しいとか悲しいとは別な、神聖な領域の感情なのかもしれない。私たちですら考察しきれない感情というのがホラー、恐ろしさにはある。それが音楽の美しさに結びついているのかもしれないですね。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月14日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。