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奥田民生の魅力は「体で声を鳴らすこと」 フジファブリック・山内&マカロニえんぴつ・はっとりが対談

奥田民生の魅力は「体で声を鳴らすこと」 フジファブリック・山内&マカロニえんぴつ・はっとりが対談

J-WAVEで放送中の番組『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』(ナビゲーター:グローバー)。11月23日(土)のオンエアでは、ユニコーン、そして奥田民生を特集。フジファブリック・山内総一郎、マカロニえんぴつ・はっとりをゲストに迎えて、熱い音楽談義を展開。奥田の弾き語りの魅力に迫った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月30日28時59分まで)

【前回の記事】ユニコーンは「本当にカッコかわいい」 フジファブリック・山内×マカロニえんぴつ・はっとりが愛を語る


■奥田民生は体で声を鳴らす

4月に山内は奥田と一緒に弾き語りイベントに出演。奥田の弾き語りの魅力をこう語った。

山内:(奥田)民生さんは歌も上手だし声もいいし、もう何やってもいい状況があると思うんですよ。アコースティックギターでの弾き語りライブ「ひとり股旅」を始めてから、フォークシンガーではなくポップミュージシャンとしての弾き語りをすごくポピュラーにしてくれた人だと思います。何やってもいい状況で、何かよくわからない曲をやったり(笑)、世間で騒がれている曲を急に弾き語りにしたりとか。
はっとり:ミーハーな部分も見せたりしますよね。

奥田は酒にベロベロに酔いながら弾き語りライブをするときもあるという。

山内:「ここまで酔っていいのかな?」って状態でステージに上がるときでも、最後はちゃんと決めてくれるんですよね。それが「民生さんはかっこいい大人だな」って思うところですね。

一方、はっとりは奥田の魅力は「体で声を鳴らすこと」と話す。

はっとり:ボーカリストは声を響かせる部分が体のつくりによってそれぞれ違うから、頭蓋骨とか喉を絞めてとか、鼻にかけてとかで声を鳴らしていて。僕はけっこう鼻にかけるタイプなんですけど、憧れとしては体全部が鳴ることが理想です。「民生さんは体で鳴らしている」って、いろんな人が言いますよね。

さらに、はっとりは奥田の「ひとりグルーヴ」も魅力だと続ける。

はっとり:バンドのグルーヴはドラムありきだけど、民生さんがアコースティックギターの弾き語りでグルーヴを出しちゃうんですよ。それはリズムをキープしたり、テンポがあっているとかじゃなく、民生さんの弾き語りは遅くなったり早くなったりもするけど、一貫してグルーヴがあるんです。それに加えて、自分が弾くギターだから歌もバッチリのるじゃないですか。弾き語りなのに、すごくバンドサウンドで聴いているようなノリを感じるんです。
グローバー:民生さんの弾き語りは、どれだけ大きなスタジアムでも観客をひとつにしますからね。


■「ギター1本でアンサンブルが完結する」曲とは?

オンエアでは、山内が厳選した「ユニコーン・奥田民生のギターで弾き語りカバーすると魅力が倍増する曲」TOP3を紹介した。

3位:『手紙』(奥田民生アルバム『股旅』より)

山内:これ弾き語りで聴くと、詩の美しさがストレートに伝わってくることと、歌っても聴いてもロングトーンが気持ちよい曲ですね。「最近、民生さんが『手紙』をやってくれないな」って思っていたので、弾き語りをやってほしい曲でもありますね。

2位:『働く男』(ユニコーンのアルバム『ケダモノの嵐』より)

山内:これ弾き語りでやると原曲のアレンジの巧みさがわかる曲ですね。すごいコード進行だし「こんな変な曲だったんだ」って(笑)。リフを弾きながら歌えるとするなら、メロディーがすごい絡み方をすると思います。この曲の弾き語りを誰かにチャレンジしてほしいですね。
はっとり:夏フェスで民生さんはこの曲の弾き語りをけっこうやっていませんでした?
山内:やっていましたね。それを聴いて「なんて曲だ!」って感動しましたね。

1位:『スタウダマイヤー』(奥田民生のアルバム『comp』より)

山内:この曲は原曲がフルアコ系のエレクトリックギターでアルペジオがずっと鳴っているので弾き語りに近い形なんですけど、右手の親指でずっとコードのルートを弾けるんですよね。だからベースラインをギターでも弾けてアルベジオも弾ける曲なので、弾き語りでやるとギター1本でアンサンブルが完結するから魅力が倍増すると思います。今からコピーしてもいいんじゃないかなって思える曲ですね。

山内が紹介した名曲の弾き語りに挑戦してみては?

番組では他にも、ユニコーンのライブの魅力や音楽シーンに影響を与えたことなどのトークでも盛り上がった。ぜひradikoでチェックしてほしい。

J-WAVE『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』では、ゲストを迎え、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに音楽談義を繰り広げている。放送時間は土曜の17時から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月30日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/

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