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アニメーション監督・福田己津央が語る『機動戦士ガンダムSEED』制作秘話

アニメーション監督・福田己津央が語る『機動戦士ガンダムSEED』制作秘話

J-WAVEで放送中の番組『TRUME TIME AND TIDE』(ナビゲーター:市川紗椰)。11月2日(土)のオンエアでは、アニメーション監督・脚本家・演出家の福田己津央が登場。ガンダムシリーズに寄せた思いを語った。


■革新的なアニメだった『機動戦士ガンダム』

今年で40周年を迎えたガンダム。記念すべき第1弾が放送された当時の思いを、福田は次のように振り返る。

福田:ガンダムの第1作を作った当時、これほどSFをきちんととらえた映像作品はないなという気はしましたね。機動戦士ガンダムの宇宙空間の表現というのは、上下がなかったんです。1話・2話を見ると、人工の重力が宇宙船のなかにないんですよね。それが斬新でした。

続けて福田は、『機動戦士ガンダム』の総監督・富野由悠季について語った。

福田:既成概念を壊すっていうよりは、次元を移されちゃうんですよね。たとえば最初のガンダムだと、戦争ものをやっていたら、いきなり「ニュータイプ」っていうのが出てきて。あの頃はSFが多かったので、エスパーとか超能力とかでみんな捉えちゃうんですけど、そうじゃなくて「感覚の鋭い人」っていう。あのとき思ったのは、時代にいた子どもたちをきちんと取り入れているなってことですね。新しい概念を作るっていうのが、富野さんはものすごく得意ですよね。


■代表作『機動戦士ガンダムSEED』が描きたかったもの

福田は、2002年に放送開始した『機動戦士ガンダムSEED』の監督を務めた。同シリーズで描きたかったこととは?

福田:最初のガンダムの戦争は、泥臭さや悲惨さを描いています。『機動戦士ガンダムSEED』制作の直前に、アメリカ同時多発テロ事件があって。戦争の感覚がだいぶ違ってきたなと感じました。僕が1番気にするのは、戦争の本質論っていうよりも、日本の子どもたち、視聴者がどうリンクするのかってことでした。そして、作品では「カテゴリ」を描いてみようと考えました。「このなかに属していない自分って何?」ということは、戦争の本質になるんじゃないかなって思いました。人種とか宗教とか、住んでる地域、言葉......いろんなもののなかで、人間がカテゴライズされる。それって、学校単位で見たときもあるじゃないですか。そこと上手くリンクして、物語を作ったら、みんなの心に刺さるんじゃないかなって思って。そこがスタートですね。

番組では他にも、福田がガンダムシリーズを引き継ぐことに対しての心構えを明かす場面があった。詳しくはradikoをチェックしてみてほしい。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月9日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『TRUME TIME AND TIDE』
放送日時:毎週土曜 21時-22時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/timeandtide/

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