J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「RICE FORCE BE YOURSELF」。9月14日(土)のオンエアでは、俳優、映画監督のオダギリジョーが登場。仕事との向き合い方や、表現者としての理想の体型・顔を語った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月21日28時59分まで)
■俳優、監督、脚本...それぞれの大変さ
オダギリは1976年生まれ、現在43歳。2013年に黒沢 清 監督の作品『アカルイミライ』で映画初主演を果たし、そのほか『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』『舟を編む』『湯を沸かすほどの熱い愛』など、数多くの作品に出演した。
オダギリは俳優業と並行して、映画監督として短編映画も発表してきた。9月13日には、初の長編映画監督作品『ある船頭の話』が公開。オダギリは同作で脚本も務めている。
<あらすじ>
船頭のトイチ(柄本 明)は、川辺の質素な小屋に一人で住み、村と町を繋ぐための河の渡しを生業にしている。しかし、近くに橋が建設されることになり......。
【関連記事】オダギリジョー、初の長編監督作のテーマは「発展していくものと、その影で消えゆくもの」
出演者はほかにも、村上虹郎、浅野忠信、村上 淳、蒼井 優、草笛光子、永瀬正敏、橋爪 功、細野晴臣など、そうそうたるメンバーだ。映画を観た渡辺は「トイチが黙々と働き、生活している描写がすごい!」とオススメした。
俳優と監督のふたつの顔を持つオダギリ。それぞれの仕事との向き合い方に、どのような違いがあるのだろうか。今回の監督業を通して感じたことを訊いた。
オダギリ:簡単にいえば、役者はひとつの役を深めていけばいいので、その役の職人であればいいと思うんですが、監督は脚本をいかに映像化することにこだわりもあれば、それによる苦しみもあるし、作品全体の責任を負うことにもなります。そういった点でまったく違いますね。逆に、脚本を書く、ものを文字で表すほうが、言い方はおかしいですけど、好き勝手に書けるから楽です。足りない部分は読み手が想像で補ってくれるので、より世界が作りやすいです。でも、映像を作るとなると、ある種、想像力を狭めていくことになるので、それでも作っていかなければならないのは酷な作業です。役者のみなさんは、僕がお願いして出ていただきました。興味があるというか、役者として尊敬していたり、好きな人です。信頼がある上で演じてもらっているので、何も問題なく進みました。
■大切なのは自己管理
オダギリが出演した同コーナー「RICE FORCE BE YOURSELF」では毎回、ゲストの美の秘訣を探っている。今回は、表現者としての理想の体型と顔について訊いた。
オダギリ:たとえば、時代劇で太っている方が出てくると、ちょっと疑問を持つんです。どの時代も、そんなに裕福なイメージは持たないじゃないですか。特に町人や武士が少しふっくらしてると「え?」っていう気がして。そこは引き締めてほしいなとは思います。キャラクターとしてそういう人がひとりいてもいいかもしれないですけど、自分に甘く見えちゃうような気がして。食や運動で無駄な体重を落とせている人、要は自己管理ができている人のほうが、自分に厳しく、表現や行動に対しても厳しいだろうから、そっちのほうが役者として信頼ができるし、顔としてもよく見えます。というのが、役者としての意見です。
『ある船頭の話』は新宿武蔵野館ほか、全国ロードショー。ぜひ劇場に足を運んでみて。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「RICE FORCE BE YOURSELF」では、輝く人の素顔に迫っている。放送は毎週土曜の8時30分頃から。お聴き逃しなく!
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【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts
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■俳優、監督、脚本...それぞれの大変さ
オダギリは1976年生まれ、現在43歳。2013年に黒沢 清 監督の作品『アカルイミライ』で映画初主演を果たし、そのほか『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』『舟を編む』『湯を沸かすほどの熱い愛』など、数多くの作品に出演した。
オダギリは俳優業と並行して、映画監督として短編映画も発表してきた。9月13日には、初の長編映画監督作品『ある船頭の話』が公開。オダギリは同作で脚本も務めている。
<あらすじ>
船頭のトイチ(柄本 明)は、川辺の質素な小屋に一人で住み、村と町を繋ぐための河の渡しを生業にしている。しかし、近くに橋が建設されることになり......。
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出演者はほかにも、村上虹郎、浅野忠信、村上 淳、蒼井 優、草笛光子、永瀬正敏、橋爪 功、細野晴臣など、そうそうたるメンバーだ。映画を観た渡辺は「トイチが黙々と働き、生活している描写がすごい!」とオススメした。
俳優と監督のふたつの顔を持つオダギリ。それぞれの仕事との向き合い方に、どのような違いがあるのだろうか。今回の監督業を通して感じたことを訊いた。
オダギリ:簡単にいえば、役者はひとつの役を深めていけばいいので、その役の職人であればいいと思うんですが、監督は脚本をいかに映像化することにこだわりもあれば、それによる苦しみもあるし、作品全体の責任を負うことにもなります。そういった点でまったく違いますね。逆に、脚本を書く、ものを文字で表すほうが、言い方はおかしいですけど、好き勝手に書けるから楽です。足りない部分は読み手が想像で補ってくれるので、より世界が作りやすいです。でも、映像を作るとなると、ある種、想像力を狭めていくことになるので、それでも作っていかなければならないのは酷な作業です。役者のみなさんは、僕がお願いして出ていただきました。興味があるというか、役者として尊敬していたり、好きな人です。信頼がある上で演じてもらっているので、何も問題なく進みました。
■大切なのは自己管理
オダギリが出演した同コーナー「RICE FORCE BE YOURSELF」では毎回、ゲストの美の秘訣を探っている。今回は、表現者としての理想の体型と顔について訊いた。
オダギリ:たとえば、時代劇で太っている方が出てくると、ちょっと疑問を持つんです。どの時代も、そんなに裕福なイメージは持たないじゃないですか。特に町人や武士が少しふっくらしてると「え?」っていう気がして。そこは引き締めてほしいなとは思います。キャラクターとしてそういう人がひとりいてもいいかもしれないですけど、自分に甘く見えちゃうような気がして。食や運動で無駄な体重を落とせている人、要は自己管理ができている人のほうが、自分に厳しく、表現や行動に対しても厳しいだろうから、そっちのほうが役者として信頼ができるし、顔としてもよく見えます。というのが、役者としての意見です。
『ある船頭の話』は新宿武蔵野館ほか、全国ロードショー。ぜひ劇場に足を運んでみて。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「RICE FORCE BE YOURSELF」では、輝く人の素顔に迫っている。放送は毎週土曜の8時30分頃から。お聴き逃しなく!
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【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts
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