自分の思いがうまく伝わらずに悔しい思いをしたことはないだろうか? 発売から1カ月で4万3000部を突破した話題の書籍『神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り』(KADOKAWA/以下、『神トーーク』)の著者・星 渉に、「科学的に人の心を動かす伝え方」を訊いた。
【8月27日(火)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)】
■一貫性のある立ち振る舞いが大切
『神トーーク』には、「人の心を動かす神トーーク3つの絶対条件」が書かれている。
星:ひとつめが「話を聞くに値する人だと思われないといけない」。そう思われるために大切なのは、日常の立ち振る舞いなんです。
これを科学的に説明すると次のようになる。
星:カナダのウィルフリッド・ローリエ大学というところで「日常の自分の発言や行動に一貫性を持たせる」ということを一定期間しっかりとやってくださいと言ったら、それを実行したグループの親密度が増したという科学的なデータがあるんです。そういった内容に基づいて、3つの条件として「日常での立ち振る舞いはちゃんとしていますか?」というところを入れました。
■安心感を満たす話し方
残りのふたつは「相手の重要感を満たす話し方」「安心感を満たす話し方」だ。
星:アメリカのアブラハム・マズローという心理学者の欲求5段階説というのがあるんですけど、その中で「人は安心感を求めたい」「重要感を満たしたい」というのがあるので、そういったところを満たす話し方ができると「この人の言うことは聞いてみよう」となります。
「重要感」とは「自分自身に価値がある」や「相手から大切にされている」と思える感情のこと。
星:人は本能的に重要感を欲しているというのをアブラハム・マズローは言っています。しかし、その満たし方ってわからないじゃないですか。それを『神トーーク』では、相手に自分の価値を感じさせるための17通りの方法をお伝えしています。
「安心感を満たす話し方」については『神トーーク』で12通りの方法を紹介している。
星:相手に安心感を与える12の方法のうちのひとつが「絶対に否定をしない」という方法です。たとえばオフィスで一緒に仕事をしていて、依頼した仕事がぜんぜん期待通りの結果で出てこなかった。それで「これ何?」「言った通りになってないじゃん」ではなくて、まずやってくれたことに対してありがとうと言う。否定されないと「この人のためだったらやろう」と思えますし、逆に否定されると「次にこの人の仕事をするとまた否定されるかもしれない」というふうに記憶に残ってしまうので「あの人の言うことを聞くのやめよう。怒られるかもしれないから」となってしまうんです。
■相手にうまく伝えるコツ
仕事をするうえで自分の言いたいことを相手にうまく伝えるコツについて、星は次のように解説。
星:どちらかというと伝え方の問題ではなくて、実は日常のコミュニケーションのほうがポイントだったりします。話が苦手な人の話を、周りがちゃんと理解するために「聞こう」という気持ちになってくれれば、ちゃんと伝わる。そのためには日常で親密度を作れるかが重要です。
最後に、効果的な対応術として「褒める→アドバイス→最後にまた褒めて締める」というサンドイッチ方式にするとよいと星がアドバイスした。こうしたコミュニケーション術を仕事やプライベートに取り入れてみてほしい。
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく!
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
【8月27日(火)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)】
■一貫性のある立ち振る舞いが大切
『神トーーク』には、「人の心を動かす神トーーク3つの絶対条件」が書かれている。
星:ひとつめが「話を聞くに値する人だと思われないといけない」。そう思われるために大切なのは、日常の立ち振る舞いなんです。
これを科学的に説明すると次のようになる。
星:カナダのウィルフリッド・ローリエ大学というところで「日常の自分の発言や行動に一貫性を持たせる」ということを一定期間しっかりとやってくださいと言ったら、それを実行したグループの親密度が増したという科学的なデータがあるんです。そういった内容に基づいて、3つの条件として「日常での立ち振る舞いはちゃんとしていますか?」というところを入れました。
■安心感を満たす話し方
残りのふたつは「相手の重要感を満たす話し方」「安心感を満たす話し方」だ。
星:アメリカのアブラハム・マズローという心理学者の欲求5段階説というのがあるんですけど、その中で「人は安心感を求めたい」「重要感を満たしたい」というのがあるので、そういったところを満たす話し方ができると「この人の言うことは聞いてみよう」となります。
「重要感」とは「自分自身に価値がある」や「相手から大切にされている」と思える感情のこと。
星:人は本能的に重要感を欲しているというのをアブラハム・マズローは言っています。しかし、その満たし方ってわからないじゃないですか。それを『神トーーク』では、相手に自分の価値を感じさせるための17通りの方法をお伝えしています。
「安心感を満たす話し方」については『神トーーク』で12通りの方法を紹介している。
星:相手に安心感を与える12の方法のうちのひとつが「絶対に否定をしない」という方法です。たとえばオフィスで一緒に仕事をしていて、依頼した仕事がぜんぜん期待通りの結果で出てこなかった。それで「これ何?」「言った通りになってないじゃん」ではなくて、まずやってくれたことに対してありがとうと言う。否定されないと「この人のためだったらやろう」と思えますし、逆に否定されると「次にこの人の仕事をするとまた否定されるかもしれない」というふうに記憶に残ってしまうので「あの人の言うことを聞くのやめよう。怒られるかもしれないから」となってしまうんです。
■相手にうまく伝えるコツ
仕事をするうえで自分の言いたいことを相手にうまく伝えるコツについて、星は次のように解説。
星:どちらかというと伝え方の問題ではなくて、実は日常のコミュニケーションのほうがポイントだったりします。話が苦手な人の話を、周りがちゃんと理解するために「聞こう」という気持ちになってくれれば、ちゃんと伝わる。そのためには日常で親密度を作れるかが重要です。
最後に、効果的な対応術として「褒める→アドバイス→最後にまた褒めて締める」というサンドイッチ方式にするとよいと星がアドバイスした。こうしたコミュニケーション術を仕事やプライベートに取り入れてみてほしい。
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく!
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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