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藤巻亮太、曲作りでは「社会や世界と繋がっていることを大事にしたい」

藤巻亮太、曲作りでは「社会や世界と繋がっていることを大事にしたい」

J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。8月21日(水)のオンエアでは、藤巻亮太が登場。新曲『僕らの街』や、現在の音楽への向き合い方などについて語った。


■高速道路と人々の生活を歌に

藤巻は新曲『僕らの街』を配信限定シングルとしてリリースしたばかり。この曲は、静岡・山梨エリア限定で放送されているNEXCO 中日本の中部横断道 新清水JCT~富沢IC開通のCMソングとして書き下ろしたものだ。"道"をテーマに曲を作ろうと思っていたが、最終的には"生活"に焦点を当てることになったと話す。

藤巻:高速道路ができることを、沿線に住む方々が楽しみにしているという話を聞いたんです。そこは降水量が多くなると国道が遮断される場所でもあって、だから高速道路がライフラインなんです。高速道路があることによって、その街で暮らしやすくなる。そこから「街で暮らすってどういうことだろう」と考えるようになりました。
西沢:それが歌になるんだ?
藤巻:歌になりました。すごいインタビューをして、いろいろな話を訊かせていただきました。
西沢:NEXCO 中日本の話を訊いて歌にできるのあなたくらいだよ。
藤巻:そうですかね(笑)。


■年齢を重ねて、曲のテーマに含まれてきたこと

『僕らの街』を聴いた西沢は、「レミオロメンの時代から考えるとずいぶんと音楽の幅が広がりましたね」と感想を語った。これを受けて藤巻は「スリーピースという制約があって、小林武史さんに会ってからピアノが入ったりして広がったんですけど。そういうことだけじゃなくて、ソロになって弾き語りを始めたり、アコースティックアレンジをやるようになりました」と音楽性の変化を振り返った。

曲のテーマ性についても、「10代とか20代は、自分のことばかり歌うよさがある。"好きだ"とか"こんなことに悩んでる"とか、世界観が狭くて。でも、10代で自分の街について歌っていたら嫌ですよね(笑)」と話し、年齢を重ねるに連れて「自分を育んでくれたものに対しての感謝の気持ちが入ってくる」と明かした。

曲作りについて藤巻は、「自分の内側だけじゃなくて他者性、社会や世界と繋がっていることを大事にしたい」と語る。最近では、作曲のアイデアを求めて母校を訪れ、講義をしたりサッカー部の練習に参加したそうだ。母校が合併して新しい高校になったときに校歌を作った縁もあり、開校10周年を迎えた今年、凱旋ライブも行ったと言う。

藤巻:『3月9日』って、高校生にとっては生まれたばかりの頃の曲だと思うんですよ。でも、中学生の頃の卒業式とかで歌ってくれてたのか、演奏し始めたら歌詞を覚えていて一緒に歌ってくれたんです。これはすごい嬉しかったですね。

藤巻は、9月29日(日)に山梨県・山中湖交流プラザ きららで、野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI 2019」を開催する。トータス松本、曽我部恵一、岸田 繁、ORANGE RANGE、大塚 愛、tetoが出演する。藤巻は「フルーツもおいしいですし、勝沼のワインとか地ビールとか、いろいろ用意するので楽しんでください」と呼びかけた。

【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/

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