J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』。7月18日(木)の「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、miletがおすすめのアジアンポップスを紹介しました。
【『SONAR MUSIC』の「SONAR'S ROOM」(22:30-45頃オンエア)】
まずは、miletがアジアの音楽を聴くきっかけとなった、中国の曲から紹介しました。
・許嵩(シュー・ソン)『幻聴』(中国)
milet:高校生のときに、すごくよく聴いていました。この曲との出会いはほとんど覚えていませんが、YouTubeで見つけてからひたすらリピートしていた記憶があります。中国語はわからなかったけど、メロディも綺麗だし中国語の発音ってこんなに綺麗なんだということを、この曲を聴いて初めて知りました。中国の歌はバラードという感じがします。最近の曲はわからないけど。台湾はロックバンドやカントリーっぽいイメージが強くて、中国はラブソングのバラードがすごいですね。曲を聴くと「どれだけ恋愛してるんだろう」と思う一方、「私はどれだけ恋愛していないんだろう」って思います(笑)。
・Prateek Kuhad『Tune Kaha』(インド)
milet:Prateek Kuhadはインドのジャイプール出身。2015年にデビューした29歳のシンガーソングライターです。デリーを活動拠点にしています。初めて聴いたときは、優しい空気感にふっと吸い込まれて、アコギを使ってフォークロックを演奏するようなスタイルで、いい意味でちょうどいい癖の強さなんです。インドの音楽ってチャキチャキな印象がある人も多いと思うけど、こんな素敵な音楽もたくさんあって、彼に出会ってからインドの音楽に注目するようになりました。Prateek Kuhadはいろいろな人の要素をうまく混ぜ合わせているというか、彼らしさもありながら、エリオット・スミスだったり、インドのエド・シーランとも呼ばれてるみたいで、そんな雰囲気を持ち合わせています。いわゆる"インドの癖"はそんなにないけど、声がひるがえるところとか、ちょっとしたところにインドらしい音が出ていて、ほどよく入りやすいインドミュージックです。私、この人は絶対に優しい人だと思います。ただ、インドのアーティストは名前が読みにくいよね(笑)。
・Aditi Ramesh feat. Dee MC & Mr. Keenan『Marriageable Age』(インド)
milet:Aditi Rameshはムンバイで活躍する実力派女性シンガーソングライターです。彼女はニューヨークとインドで育ったバックグラウンドがあります。この曲は本当に面白くて、導入部分は"ザ・インド"という感じだけど、ラップやビートのフロー感も、どの国の曲なんだろうというミックス感がかっこよくて、ニューヨークやインドで育ったという彼女が、いろいろなものを吸収してきた音楽性が、この1曲でよくわかります。ときどき聞こえる独特の節回しもそうだけど、ラップのフローもアメリカンのブラックな音のノリ方と、ヒンディー語で歌うラップのノリ方で全然違って、いろいろな楽しみ方をする、発見のある曲です。
歌詞の内容は『Marriageable Age』(結婚できる歳)というタイトルからもわかるように、結婚事情について歌っています。
milet:この曲は、親からの結婚のプレッシャーについて歌っています。向こうの方の結婚は早いですよね。15歳をすぎると結婚と向き合いますからね。そんなインドの女性の、当然となってしまったような現実的な悩みを、風刺を込めて歌った歌です。インドは本当にかっこよくて大好き。注目せざるを得ないですね。
・RAN『心はすぐそばに』(インドネシア/『Dekat di hati』の日本語版)
milet:RANはジャカルタ出身、3人組のポップロックバンドです。日本語バージョンは、インドネシア在住の人気シンガーソングライターで日本人の加藤ひろあきさんが翻訳した歌詞です。それにしてもRANは日本語がすごくうまいですよね。外国の方が日本語で歌うのは非常に難しいと思うけど、心地いい日本語の音で歌ってくれています。ほかには、もっとアップテンポな曲もあるし、明るくて爽やかで軽くノれちゃうような曲が多いです。私は日本語を母国語としない人たちが歌う日本語の歌が好きですね。
ほかにも、おすすめのアーティストとして台湾のシンガーソングライター・盧廣仲(ルー・グアンチョン/英語名:Crowd Lu<クラウド・ルー>)を紹介。
milet:『一定要相信自己 Trust Myself』の日本語版として『いつも信じて』という曲を歌っています。母国語ではない言葉で歌う努力と、ストレートな歌詞でぶつかってくる感じと、ちょっとしたイントネーションの違う部分の全てを含めて、いい意味で胸のど真ん中に響きます。"歌"というよりも、ある種のメッセージみたいな感じで届きます。RANの『心はすぐそばに』もすごく優しくて素直な思いが、母国語ではない言葉で歌うスタイルからも伝わってきて大好きです。私もいろいろな言語で歌ってみたいな。世界は面白くて綺麗な言語で溢れてますからね。
おすすめの曲の魅力を話したmiletは、8月21日(水)に3rd EP『us』をリリースします。こちらもぜひ聴いてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
【『SONAR MUSIC』の「SONAR'S ROOM」(22:30-45頃オンエア)】
まずは、miletがアジアの音楽を聴くきっかけとなった、中国の曲から紹介しました。
・許嵩(シュー・ソン)『幻聴』(中国)
milet:高校生のときに、すごくよく聴いていました。この曲との出会いはほとんど覚えていませんが、YouTubeで見つけてからひたすらリピートしていた記憶があります。中国語はわからなかったけど、メロディも綺麗だし中国語の発音ってこんなに綺麗なんだということを、この曲を聴いて初めて知りました。中国の歌はバラードという感じがします。最近の曲はわからないけど。台湾はロックバンドやカントリーっぽいイメージが強くて、中国はラブソングのバラードがすごいですね。曲を聴くと「どれだけ恋愛してるんだろう」と思う一方、「私はどれだけ恋愛していないんだろう」って思います(笑)。
・Prateek Kuhad『Tune Kaha』(インド)
milet:Prateek Kuhadはインドのジャイプール出身。2015年にデビューした29歳のシンガーソングライターです。デリーを活動拠点にしています。初めて聴いたときは、優しい空気感にふっと吸い込まれて、アコギを使ってフォークロックを演奏するようなスタイルで、いい意味でちょうどいい癖の強さなんです。インドの音楽ってチャキチャキな印象がある人も多いと思うけど、こんな素敵な音楽もたくさんあって、彼に出会ってからインドの音楽に注目するようになりました。Prateek Kuhadはいろいろな人の要素をうまく混ぜ合わせているというか、彼らしさもありながら、エリオット・スミスだったり、インドのエド・シーランとも呼ばれてるみたいで、そんな雰囲気を持ち合わせています。いわゆる"インドの癖"はそんなにないけど、声がひるがえるところとか、ちょっとしたところにインドらしい音が出ていて、ほどよく入りやすいインドミュージックです。私、この人は絶対に優しい人だと思います。ただ、インドのアーティストは名前が読みにくいよね(笑)。
・Aditi Ramesh feat. Dee MC & Mr. Keenan『Marriageable Age』(インド)
milet:Aditi Rameshはムンバイで活躍する実力派女性シンガーソングライターです。彼女はニューヨークとインドで育ったバックグラウンドがあります。この曲は本当に面白くて、導入部分は"ザ・インド"という感じだけど、ラップやビートのフロー感も、どの国の曲なんだろうというミックス感がかっこよくて、ニューヨークやインドで育ったという彼女が、いろいろなものを吸収してきた音楽性が、この1曲でよくわかります。ときどき聞こえる独特の節回しもそうだけど、ラップのフローもアメリカンのブラックな音のノリ方と、ヒンディー語で歌うラップのノリ方で全然違って、いろいろな楽しみ方をする、発見のある曲です。
歌詞の内容は『Marriageable Age』(結婚できる歳)というタイトルからもわかるように、結婚事情について歌っています。
milet:この曲は、親からの結婚のプレッシャーについて歌っています。向こうの方の結婚は早いですよね。15歳をすぎると結婚と向き合いますからね。そんなインドの女性の、当然となってしまったような現実的な悩みを、風刺を込めて歌った歌です。インドは本当にかっこよくて大好き。注目せざるを得ないですね。
・RAN『心はすぐそばに』(インドネシア/『Dekat di hati』の日本語版)
milet:RANはジャカルタ出身、3人組のポップロックバンドです。日本語バージョンは、インドネシア在住の人気シンガーソングライターで日本人の加藤ひろあきさんが翻訳した歌詞です。それにしてもRANは日本語がすごくうまいですよね。外国の方が日本語で歌うのは非常に難しいと思うけど、心地いい日本語の音で歌ってくれています。ほかには、もっとアップテンポな曲もあるし、明るくて爽やかで軽くノれちゃうような曲が多いです。私は日本語を母国語としない人たちが歌う日本語の歌が好きですね。
ほかにも、おすすめのアーティストとして台湾のシンガーソングライター・盧廣仲(ルー・グアンチョン/英語名:Crowd Lu<クラウド・ルー>)を紹介。
milet:『一定要相信自己 Trust Myself』の日本語版として『いつも信じて』という曲を歌っています。母国語ではない言葉で歌う努力と、ストレートな歌詞でぶつかってくる感じと、ちょっとしたイントネーションの違う部分の全てを含めて、いい意味で胸のど真ん中に響きます。"歌"というよりも、ある種のメッセージみたいな感じで届きます。RANの『心はすぐそばに』もすごく優しくて素直な思いが、母国語ではない言葉で歌うスタイルからも伝わってきて大好きです。私もいろいろな言語で歌ってみたいな。世界は面白くて綺麗な言語で溢れてますからね。
おすすめの曲の魅力を話したmiletは、8月21日(水)に3rd EP『us』をリリースします。こちらもぜひ聴いてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。