J-WAVEの番組『STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL』(ナビゲーター:中井智彦)。6月28日(金)のオンエアでは、不朽の名作として愛され続ける映画『サウンド・オブ・ミュージック』を特集しました。
物語の舞台は1938年のオーストリア。退役軍人であるトラップ大佐の子どもたち7人の家庭教師として修道院から派遣されてきたのが、主人公のマリアです。軍隊式の厳しいしつけではなく、彼女は歌で子どもたちと心を通わせていきます。その後、マリアはトラップ大佐と結婚。子どもたちの母となり一家の歌は地元周辺で有名な存在となっていきます。
この物語はマリアの自伝をベースにした実話です。一家は実際に「トラップ・ファミリー・シンガーズ」として、ヨーロッパとアメリカで活躍しました。ミュージカルは1959年にブロードウェイで舞台化され、数年後、ジュリー・アンドリュース主演で映画化されました。
■ゴールデンコンビが生み出した奇跡の曲
『サウンド・オブ・ミュージック』の劇中歌『My Favorite Things』は、世界中のミュージシャンがアレンジし、カバーしています。作曲はリチャード・ロジャース、作詞はオスカー・ハマースタイン2世が務めました。1940年代から活躍したブロードウェイのヒットメーカーです。
劇中では、マリアが雷を怖がる子どもたちを落ち着かせるために歌っています。自分たちのお気に入りのものを次々に出し合って怖い気持ちを吹き飛ばす、そんな曲です。
中井:リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世、作曲家と作詞家のコンビはとても重要です。まず言葉ができて音楽が付く場合と、音楽ができてから言葉が付く場合と、いろんなパターンがあると思うんです。でも、このふたりが組むと言葉とメロディがすごく仲良しに見えるんです。言葉のアクセントがすごく自然にメロディになって、聴いているほうも歌っているほうも心地良いんです。ふたりの力を出し合った結果に生まれた奇跡の曲だと思います。そういう曲が映画にはたくさん散りばめられています。
番組では、ジュリー・アンドリュースが歌う『My Favorite Things』をオンエア。中井は、ジュリー・アンドリュースの魅力について「卓越した演技力の中にある表情豊かな歌声。どんな役でも溢れ出る品のよさ。俳優は生き様が表現に溢れ出ると思うのですが、演じること歌うことへの真摯な探究心があるからこそ、これだけ歌の中でしゃべることができる」と語りました。
■リバイバル上演もされる舞台『サウンド・オブ・ミュージック』
リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世のコンビは『サウンド・オブ・ミュージック』以外にも、ミュージカル『オクラホマ!』、『回転木馬』、『南太平洋』などでも名作を生み出しています。
その中のひとつに『王様と私』という作品があります。1951年のブロードウェイ初演でも1956年の映画化でも、ユル・ブリンナーが王様を演じ、トニー賞とアカデミー賞を受賞しています。2015年にニューヨークで19年ぶりに再演した際に、渡辺 謙さんが王様を演じて日本でも話題になりました。
『サウンド・オブ・ミュージック』も、これまで何度かリバイバル上演されています。2006年にロンドンで行われたリバイバル公演は、アンドリュー・ロイド・ウェバーがプロデュースしたことでも注目されました。劇団四季で『サウンド・オブ・ミュージック』が上演されたときも、アンドリュー・ロイド・ウェバーによるプロデュース版でした。
最後に、中井が大好きだと言う『Edelweiss』をオンエア。「トラップ大佐が、ドイツに併合されて消えゆく祖国・オーストリアを想って『Edelweiss』を歌っているとき、マリアと子どもたちと一緒に完成させていく。ここがとても感動的なんです」と紹介しました。
番組では他にも、『Prelude and The Sound Of Music』や『Do-Re-Mi』、『Sixteen Going On Seventeen』など、『サウンド・オブ・ミュージック』の名曲の数々をオンエアしました。
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【番組情報】
番組名:『STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL』
放送日時:毎週金曜 22時30分-23時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musical/
物語の舞台は1938年のオーストリア。退役軍人であるトラップ大佐の子どもたち7人の家庭教師として修道院から派遣されてきたのが、主人公のマリアです。軍隊式の厳しいしつけではなく、彼女は歌で子どもたちと心を通わせていきます。その後、マリアはトラップ大佐と結婚。子どもたちの母となり一家の歌は地元周辺で有名な存在となっていきます。
この物語はマリアの自伝をベースにした実話です。一家は実際に「トラップ・ファミリー・シンガーズ」として、ヨーロッパとアメリカで活躍しました。ミュージカルは1959年にブロードウェイで舞台化され、数年後、ジュリー・アンドリュース主演で映画化されました。
■ゴールデンコンビが生み出した奇跡の曲
『サウンド・オブ・ミュージック』の劇中歌『My Favorite Things』は、世界中のミュージシャンがアレンジし、カバーしています。作曲はリチャード・ロジャース、作詞はオスカー・ハマースタイン2世が務めました。1940年代から活躍したブロードウェイのヒットメーカーです。
劇中では、マリアが雷を怖がる子どもたちを落ち着かせるために歌っています。自分たちのお気に入りのものを次々に出し合って怖い気持ちを吹き飛ばす、そんな曲です。
中井:リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世、作曲家と作詞家のコンビはとても重要です。まず言葉ができて音楽が付く場合と、音楽ができてから言葉が付く場合と、いろんなパターンがあると思うんです。でも、このふたりが組むと言葉とメロディがすごく仲良しに見えるんです。言葉のアクセントがすごく自然にメロディになって、聴いているほうも歌っているほうも心地良いんです。ふたりの力を出し合った結果に生まれた奇跡の曲だと思います。そういう曲が映画にはたくさん散りばめられています。
番組では、ジュリー・アンドリュースが歌う『My Favorite Things』をオンエア。中井は、ジュリー・アンドリュースの魅力について「卓越した演技力の中にある表情豊かな歌声。どんな役でも溢れ出る品のよさ。俳優は生き様が表現に溢れ出ると思うのですが、演じること歌うことへの真摯な探究心があるからこそ、これだけ歌の中でしゃべることができる」と語りました。
■リバイバル上演もされる舞台『サウンド・オブ・ミュージック』
リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世のコンビは『サウンド・オブ・ミュージック』以外にも、ミュージカル『オクラホマ!』、『回転木馬』、『南太平洋』などでも名作を生み出しています。
その中のひとつに『王様と私』という作品があります。1951年のブロードウェイ初演でも1956年の映画化でも、ユル・ブリンナーが王様を演じ、トニー賞とアカデミー賞を受賞しています。2015年にニューヨークで19年ぶりに再演した際に、渡辺 謙さんが王様を演じて日本でも話題になりました。
『サウンド・オブ・ミュージック』も、これまで何度かリバイバル上演されています。2006年にロンドンで行われたリバイバル公演は、アンドリュー・ロイド・ウェバーがプロデュースしたことでも注目されました。劇団四季で『サウンド・オブ・ミュージック』が上演されたときも、アンドリュー・ロイド・ウェバーによるプロデュース版でした。
最後に、中井が大好きだと言う『Edelweiss』をオンエア。「トラップ大佐が、ドイツに併合されて消えゆく祖国・オーストリアを想って『Edelweiss』を歌っているとき、マリアと子どもたちと一緒に完成させていく。ここがとても感動的なんです」と紹介しました。
番組では他にも、『Prelude and The Sound Of Music』や『Do-Re-Mi』、『Sixteen Going On Seventeen』など、『サウンド・オブ・ミュージック』の名曲の数々をオンエアしました。
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番組名:『STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL』
放送日時:毎週金曜 22時30分-23時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musical/
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