J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。6月10日(月)のオンエアでは、KIRINJIの堀込高樹さんを迎えて、曲づくりの変遷を話しました。
■今やるしかない
KIRINJIはニューシングル『killer tune kills me feat. YonYon』を6月5日にリリースしました。これまでのシングル史上、初めて女性ヴォーカル(弓木英梨乃さん)を起用しています。非常に反響がいいそうです。
堀込:KIRINJIを知らない人が聴いて「これはなんだろう」って調べたら「KIRINJI」だったという感じで、今まで出会っていなかったお客さんにも聞いてもらっている印象があります。
クリス:音作りは変えようと思いました?
堀込:サウンドそのものは前のアルバムでやっていることの延長だと思うけど、弓木さんのボーカルはお客さんの間でも非常に好評で、KIRINJIのコアなお客さんしか知らないのはもったいないと思って、彼女の魅力をいろいろな人に知ってほしいと思っていたんです。その矢先にシングルの話があって、こういう曲ができたから、「これは今やるしかない」と。
クリス:弓木さんの反応はどうだったんですか?
堀込:「はい、やります!」という感じで積極的でした(笑)。
YonYonは、SIRUPがYonYonと共演した曲『Mirror(選択)』がJ-WAVEでオンエアされているのを聴いて知りました。
堀込:韓国語のラップと日本語が混ざっていて、不思議な人がいると思って調べたんです。後日、インスタグラムのメッセージ機能でコンタクトして、「興味ありますか?」って聞いたら「ぜひ」っていう流れでした。『killer tune kills me feat. YonYon』に関しては、弓木さんのボーカルは可愛らしい感じなので、もうひとり別の人格がこの曲の中にいたら、同じ曲を聴いて、同じように傷ついている女の子という形ができあがると思って、YonYonにお願いしました。
■昔と変わったこと
この曲は「killer tune」というフレーズをもとにつくっていったそうです。そこで、曲を作るうえで昔と変わった点を訊きました。
堀込:昔に比べると、あまり余計なことをしなくなった気がしますね。気の利いた比喩を盛り込むとか、難しいことを言ってやろうとか、「その視点、気がつかなかったです!」って言わせたいとか(笑)、そういった、若いときの欲がなくなってきましたね。それはいい方向に転換してるかな。
クリス:なるほど!
堀込:パソコンで変換できる漢字を全て変換すると読みづらくて、昔は僕もそういう感じだったけど、今は、ほどよくひらがなを使ったり、カタカナを使ったしりて、読みやすい文章を書けるようになった感じです。
ほかにも、ほかの作品のいい部分を取り入れるようになったそうです。
堀込:人の作品を見たり、自分の作品を振り返ったりしたときに、「ここがいい」という部分をなるべく取り入れるようにしています。若いときって意地もあるから「俺はこれでいきます」みたいなところがあるけど、そういうのがだんだんなくなってきて柔軟になってきました。
クリス:音楽のつくり方を変えることは意識されましたか?
堀込:同じやり方で同じような曲をつくっていると、単純に飽きてくるんです。自分が新鮮に感じられるような方法を探していかないと、次につくるときにフレッシュなものができないような気がして。決まった形を踏襲していくと、喜んでくれる人もいるけど、自分自身で作っている興奮がないし、新しい人にも出会えません。新陳代謝が起きないと、活動を続けていけないんです。
クリス:仕事って、自分で自分に飽きちゃうとどうしようもなくなってくるっていうのはありますね。
堀込:ライブを同じメンバーでやっていると、曲がまとまるのは早いんです。それはいいことだと思うけど、まとまるのが早いと飽きるのも早いから、手綱を締め直さないといけないんです。「もう一度、初心に戻ろう」と言いますね。
KIRINJIは6月29日(土)、30日(日)に横浜赤レンガ倉庫にて開催される「CURRY&MUSIC JAPAN 2019」に、29日(土)に出演します。詳細はオフィシャルサイトをチェックしてください。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月曜-木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■今やるしかない
KIRINJIはニューシングル『killer tune kills me feat. YonYon』を6月5日にリリースしました。これまでのシングル史上、初めて女性ヴォーカル(弓木英梨乃さん)を起用しています。非常に反響がいいそうです。
堀込:KIRINJIを知らない人が聴いて「これはなんだろう」って調べたら「KIRINJI」だったという感じで、今まで出会っていなかったお客さんにも聞いてもらっている印象があります。
クリス:音作りは変えようと思いました?
堀込:サウンドそのものは前のアルバムでやっていることの延長だと思うけど、弓木さんのボーカルはお客さんの間でも非常に好評で、KIRINJIのコアなお客さんしか知らないのはもったいないと思って、彼女の魅力をいろいろな人に知ってほしいと思っていたんです。その矢先にシングルの話があって、こういう曲ができたから、「これは今やるしかない」と。
クリス:弓木さんの反応はどうだったんですか?
堀込:「はい、やります!」という感じで積極的でした(笑)。
YonYonは、SIRUPがYonYonと共演した曲『Mirror(選択)』がJ-WAVEでオンエアされているのを聴いて知りました。
堀込:韓国語のラップと日本語が混ざっていて、不思議な人がいると思って調べたんです。後日、インスタグラムのメッセージ機能でコンタクトして、「興味ありますか?」って聞いたら「ぜひ」っていう流れでした。『killer tune kills me feat. YonYon』に関しては、弓木さんのボーカルは可愛らしい感じなので、もうひとり別の人格がこの曲の中にいたら、同じ曲を聴いて、同じように傷ついている女の子という形ができあがると思って、YonYonにお願いしました。
■昔と変わったこと
この曲は「killer tune」というフレーズをもとにつくっていったそうです。そこで、曲を作るうえで昔と変わった点を訊きました。
堀込:昔に比べると、あまり余計なことをしなくなった気がしますね。気の利いた比喩を盛り込むとか、難しいことを言ってやろうとか、「その視点、気がつかなかったです!」って言わせたいとか(笑)、そういった、若いときの欲がなくなってきましたね。それはいい方向に転換してるかな。
クリス:なるほど!
堀込:パソコンで変換できる漢字を全て変換すると読みづらくて、昔は僕もそういう感じだったけど、今は、ほどよくひらがなを使ったり、カタカナを使ったしりて、読みやすい文章を書けるようになった感じです。
ほかにも、ほかの作品のいい部分を取り入れるようになったそうです。
堀込:人の作品を見たり、自分の作品を振り返ったりしたときに、「ここがいい」という部分をなるべく取り入れるようにしています。若いときって意地もあるから「俺はこれでいきます」みたいなところがあるけど、そういうのがだんだんなくなってきて柔軟になってきました。
クリス:音楽のつくり方を変えることは意識されましたか?
堀込:同じやり方で同じような曲をつくっていると、単純に飽きてくるんです。自分が新鮮に感じられるような方法を探していかないと、次につくるときにフレッシュなものができないような気がして。決まった形を踏襲していくと、喜んでくれる人もいるけど、自分自身で作っている興奮がないし、新しい人にも出会えません。新陳代謝が起きないと、活動を続けていけないんです。
クリス:仕事って、自分で自分に飽きちゃうとどうしようもなくなってくるっていうのはありますね。
堀込:ライブを同じメンバーでやっていると、曲がまとまるのは早いんです。それはいいことだと思うけど、まとまるのが早いと飽きるのも早いから、手綱を締め直さないといけないんです。「もう一度、初心に戻ろう」と言いますね。
KIRINJIは6月29日(土)、30日(日)に横浜赤レンガ倉庫にて開催される「CURRY&MUSIC JAPAN 2019」に、29日(土)に出演します。詳細はオフィシャルサイトをチェックしてください。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月曜-木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。