J-WAVEで放送中の番組『SPARK』（月曜担当ナビゲーター：尾崎世界観＜クリープハイプ＞）。3月25日（月）のオンエアは、3年間続いてきた尾崎の『SPARK』が最終回となりました。ラストを惜しむリスナーからのメッセージを紹介しつつ、尾崎が思いを語りました。
■ラジオを始めたときは、歌えなくなった時期だった
『SPARK』を始めたのは、尾崎にとって「いちばんキツイ時期」でした。
尾崎：このラジオ……『SPARK』をやって3年になりますけど。思うように歌を歌えなくなった時期があって。今でもすごく頑張りながら、自分の中ではいろんな思いを持って歌ってるんですけど、J-WAVEでは元々『THE KINGS PLACE』という番組をやってたんですが、いちばんキツイ時期にまた『SPARK』をやれることになって。よかったり悪かったりを繰り返して、「音楽キツイなあ」と思ってるときだったんです。やっぱり「歌えない」のは、いちばんキツイんですね。文章を書いたりしてるのも、「なんとかして、バンドが下がっていかないように」という思いが背景にあったりするし。
音楽と向き合いたいけれど、ずっとベストコンディションというわけではない。そんななかで、ラジオが支えになりました。
尾崎：テレビに出たりとかも頑張ってやってたりするけど、「本当は音楽を頑張りたい」「音楽と向き合いたい」っていう気持ちがあって。それがなかなかできないときに、自分の周りにあったこと、イライラしたこととか情けないことを、1週間に一度話せるというのは本当に救いで。あのタイミングで声をかけてもらって本当に嬉しかったし、そこからまたバンドが少しずつ変わってきて、『SPARK』を始めたときに比べればずいぶん楽しく音楽に向き合えるようになったし、その分、他の音楽以外のこともやれるようになりました。
■サプライズの歌を「窮屈に歌った」ワケ
尾崎は、自身の少し過激な発言も生かそうとしてくれたスタッフに、感謝を述べました。
尾崎：このラジオを通して音楽と……今でもしんどいですけど、音楽はいちばん大事なものなんで、ちゃんとやれたら嬉しいし、できなかったら悔しいし。メンバーとも集まってしゃべってるときとかも「楽しいなあ」と思ってやってましたけど、いろんなワガママを聞いてもらって、自分自身が一番成長できましたね。
「僕が返せることっていうのは、ほとんどないんですけど」としつつ、スタッフに向けて曲を作ることに。
尾崎：なかなかできなくて、ギリギリまで粘りました。できたのが夜中で、隣の人に迷惑になったらまずいと思って、すごく気を遣いながら歌ってて、声がそういう声なんですね、遠慮して（笑）。「ちゃんと歌いたい」「でも近所迷惑になりたくない」と思いながら歌ってて、「俺は感謝の気持ちを伝えるときまでそんなふうに窮屈に歌うんだな」と思って、自分らしいなと思ったんですけど。
そして、尾崎からこの日のために作った歌をサプライズ。曲が流れたあと、スタッフは思わず涙。尾崎は「泣いてるやないかい（笑）」といじりつつ、ラストに向けた感動的な演出となりました。
■最後に尾崎からメッセージ
そして番組最後に尾崎は……。
尾崎：いろんなことを伝えてきましたけど……だいたい世の中にあることの裏側を言ってるだけなんですけど（笑）。ひねくれた自分ができるのはそういう見方しかできないので。そこについてきてくれる人がこんなにいたんだな、っていうのは本当に嬉しくて。最後のメールの数を見てもそうですけど、内容ももちろんありがたいなと思いました。あらためてスタッフの皆さんには感謝しています。さっきも話しましたけど、またこうやって番組やらせてもらって、ここまで自分が戻ってこれたなというか、どうしようもない時期を救ってもらったなと思ってます。
リスナーにも感謝は尽きません。楽しみでしょうがなかった、と尾崎。
尾崎：3年間続いたのは、リスナーのみなさんがものすごい数のメールを送ってくれたからで。こんなバンドのボーカルが、こんな時間にやってる番組にこんだけメールが来るっていうのはすごいなと毎週思ってて、来るのが楽しみでしょうがなかったです。明日以降も僕は人間として生きてますので（笑）、死ぬわけじゃないので、またどこかで会えたらなと思います！ 寂しいけどね、終わりましょうか！
最後は「3年間ありがとうございました。また会う日まで」と、番組を締めくくりました。
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【番組情報】
番組名：『SPARK』
放送日時：月・火・水・木曜 24時－25時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/spark/
■ラジオを始めたときは、歌えなくなった時期だった
『SPARK』を始めたのは、尾崎にとって「いちばんキツイ時期」でした。
尾崎：このラジオ……『SPARK』をやって3年になりますけど。思うように歌を歌えなくなった時期があって。今でもすごく頑張りながら、自分の中ではいろんな思いを持って歌ってるんですけど、J-WAVEでは元々『THE KINGS PLACE』という番組をやってたんですが、いちばんキツイ時期にまた『SPARK』をやれることになって。よかったり悪かったりを繰り返して、「音楽キツイなあ」と思ってるときだったんです。やっぱり「歌えない」のは、いちばんキツイんですね。文章を書いたりしてるのも、「なんとかして、バンドが下がっていかないように」という思いが背景にあったりするし。
音楽と向き合いたいけれど、ずっとベストコンディションというわけではない。そんななかで、ラジオが支えになりました。
尾崎：テレビに出たりとかも頑張ってやってたりするけど、「本当は音楽を頑張りたい」「音楽と向き合いたい」っていう気持ちがあって。それがなかなかできないときに、自分の周りにあったこと、イライラしたこととか情けないことを、1週間に一度話せるというのは本当に救いで。あのタイミングで声をかけてもらって本当に嬉しかったし、そこからまたバンドが少しずつ変わってきて、『SPARK』を始めたときに比べればずいぶん楽しく音楽に向き合えるようになったし、その分、他の音楽以外のこともやれるようになりました。
■サプライズの歌を「窮屈に歌った」ワケ
尾崎は、自身の少し過激な発言も生かそうとしてくれたスタッフに、感謝を述べました。
尾崎：このラジオを通して音楽と……今でもしんどいですけど、音楽はいちばん大事なものなんで、ちゃんとやれたら嬉しいし、できなかったら悔しいし。メンバーとも集まってしゃべってるときとかも「楽しいなあ」と思ってやってましたけど、いろんなワガママを聞いてもらって、自分自身が一番成長できましたね。
「僕が返せることっていうのは、ほとんどないんですけど」としつつ、スタッフに向けて曲を作ることに。
尾崎：なかなかできなくて、ギリギリまで粘りました。できたのが夜中で、隣の人に迷惑になったらまずいと思って、すごく気を遣いながら歌ってて、声がそういう声なんですね、遠慮して（笑）。「ちゃんと歌いたい」「でも近所迷惑になりたくない」と思いながら歌ってて、「俺は感謝の気持ちを伝えるときまでそんなふうに窮屈に歌うんだな」と思って、自分らしいなと思ったんですけど。
そして、尾崎からこの日のために作った歌をサプライズ。曲が流れたあと、スタッフは思わず涙。尾崎は「泣いてるやないかい（笑）」といじりつつ、ラストに向けた感動的な演出となりました。
■最後に尾崎からメッセージ
そして番組最後に尾崎は……。
尾崎：いろんなことを伝えてきましたけど……だいたい世の中にあることの裏側を言ってるだけなんですけど（笑）。ひねくれた自分ができるのはそういう見方しかできないので。そこについてきてくれる人がこんなにいたんだな、っていうのは本当に嬉しくて。最後のメールの数を見てもそうですけど、内容ももちろんありがたいなと思いました。あらためてスタッフの皆さんには感謝しています。さっきも話しましたけど、またこうやって番組やらせてもらって、ここまで自分が戻ってこれたなというか、どうしようもない時期を救ってもらったなと思ってます。
リスナーにも感謝は尽きません。楽しみでしょうがなかった、と尾崎。
尾崎：3年間続いたのは、リスナーのみなさんがものすごい数のメールを送ってくれたからで。こんなバンドのボーカルが、こんな時間にやってる番組にこんだけメールが来るっていうのはすごいなと毎週思ってて、来るのが楽しみでしょうがなかったです。明日以降も僕は人間として生きてますので（笑）、死ぬわけじゃないので、またどこかで会えたらなと思います！ 寂しいけどね、終わりましょうか！
最後は「3年間ありがとうございました。また会う日まで」と、番組を締めくくりました。
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番組名：『SPARK』
放送日時：月・火・水・木曜 24時－25時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/spark/
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