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さらさ「バンドを組んだら崩壊するタイプ(笑)」、King Gnu・新井和輝と“ひとりで音楽を作る難しさ”を語る

さらさ「バンドを組んだら崩壊するタイプ(笑)」、King Gnu・新井和輝と“ひとりで音楽を作る難しさ”を語る

シンガーソングライター・さらさが、メジャーデビューに至る経緯を振り返り、新作EP『Live Bluesy』の制作エピソードを語った。

さらさが登場したのは、8月11日(火・祝)放送のJ-WAVE『SPARK』(ナビゲーター:King Gnu・新井和輝)。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める音楽番組だ。ナビゲーターは、月曜 sumika、火曜 新井和輝(King Gnu)、水曜 秦 基博、木曜 杉本ラララが担当している。

新井がナビゲートする火曜日の『SPARK』では、オンエアの内容をポッドキャストでも配信している。

・ポッドキャストページ

『ネイルの島』がつないだ2人の縁

さらさは湘南出身のシンガーソングライター。ソウルやR&B、ロックなど幅広い音楽性を自在に行き来し、憂いを帯びた歌声で独自の存在感を放っている。国内外のフェスやワンマンツアーを通じて着実に支持を広げ、8月5日にはエピックレコードジャパンからメジャーデビュー作となるミックステープEP『Live Bluesy』をリリースした。「SUMMER SONIC 2026」「LIVE AZUMA 2026」などのフェスへの出演をはじめ、秋には東名阪ツアーも予定されている。

そんなさらさと新井は、これまでメディアを通じた交流があるという。まずは2人が出会ったきっかけについて振り返る。

新井:おひさしぶりです。いつぶりだろうね。

さらさ:おひさしぶりです。たぶん2、3年経ってるかもしれないですね。

新井:最後に会ったのが、たしか雑誌のインタビューなんだよね。

さらさ:はい。対談させていただいたぶりだと思います。

新井:流れをさかのぼっていくと、このラジオでさらさちゃんの曲をかけさせてもらって、みたいなところからだった気がするんだよね。

さらさ:そうですね、覚えています。その前に一度、事務所で会ってますよね。

新井:そうだ、最初はPERIMETRONで。当時、PERIMETRONのラジオ番組をやっていて、それに俺が1回だけ流れで遊びに行ったら、たまたま収録してたんだよね。2本撮りだったんだけど、1本目で「和輝もちょっと入ってよ」みたいな感じで。「このあとに来る、さらさちゃんがめっちゃいいんだよ」って『ネイルの島』をおすすめしてくれて、聴いたらすごくよくて。それでこの番組でもかけたという流れでした。

さらさ - ネイルの島 [Official Music Video]

さらさ:うれしい。そうでした。

新井:実は当時って、このラジオが始まったタイミングだったんだよ。たまたま(PERIMETRONに)行ったときに知る機会ができて。あれ以降、そういう流れで行ったことはないんだよね。

さらさ:本当に奇跡的なタイミングだったんですね(笑)。

新井:このラジオは4年ちょっとやってるから、4年前。そう考えると、だいぶ年月は経っているね。

豪華アーティストたちとのセッションで広がった音楽の世界

PERIMETRONのラジオ番組では、さらさから「実は以前に会ったことがある」と言われたことが印象に残っていると新井は振り返る。さらさもまた、高校3年生のころに経験したセッションを振り返り、当時の出会いについて語った。

さらさ:AO入試で大学が決まっちゃって、暇で何しようかなと思って。もともと、部活がけっこうジャムセッションする部活だったんですよね。それで、初めて外のセッションに行ってみようっていうのが、「Battle Of Study」でした。

新井:Battle Of Studyは、元SOIL&"PIMP"SESSIONSのサックスの元晴さんが主催していたセッションなんだけど、毎月1回やっていて。SOIL&"PIMP"SESSIONSのベースの秋田ゴールドマンさんもいたりして、毎回テーマが決まっていたんです。たとえば、「今回はボブ・マーリーの曲。レゲエの曲だけを使ってセッション(スタディ)していこうぜ」というコンセプトのあるセッションだったんだよね。

さらさ:そうでした。

新井:ボブ・マーリーだったり、ディアンジェロだったり、ビートルズだったり、いろんな回があって、そのうちの1回に来ていたってことだよね。

さらさ:そうです。私が行ったときは、ちょうどボーカルフィーチャー回みたいな感じで、ボーカリストの方がけっこういらっしゃったんですよ。それもあって、「じゃあ、歌いに行ってみたい」と思って行ったのを覚えてます。

新井:すごい。それが18歳の話?

さらさ:はい。学校帰りに制服を着て行きました。

新井:セッションはいちおうバトルだから、飛び入りしてくれたミュージシャンに対してMVPみたいなのを決めて、ちょっとしたプレゼントがあったんだよね。それ、取ってたよね?

さらさ:そうです。そのときのMELRAW(安藤康平)さんとのツーショットとか残ってます(笑)。

新井:(笑)。そう、先輩チームがメインとなって、若手チームもセッションのホスト側に入って。ホストがすごく多いセッションだったんだよね。俺も、うちのドラムの勢喜 遊もMELRAWもいて、Calmeraのつーじー(辻本美博)さんとか、いっぱいいたんだよね。セッションとしては異例な人数だった。

さらさ:代わる代わるいろんな人が出たり入ったりしていて。高校生で、初めて外のセッションに行った身としては、めちゃくちゃ豪華でした。観ているだけでも楽しかったですし、やったことのない人や慣れていない人も「一緒にやろうよ」みたいな企画だったので、すごくいい経験をさせていただいたなと思います。

さらさが音楽活動に「追いついた」瞬間

番組では、さらさのメジャーデビュー作となるミックステープEP『Live Bluesy』の収録曲『風になる』をオンエア。『Live Bluesy』は5曲のオリジナル曲にリミックスを加えた1枚となっている。

さらさ - 風になる [Official Music Video]

新井:EPについても訊いていきたいと思います。気づけば、活動を始めてもう6年くらいになるんだよね。さらさちゃんにとってどんな時間でしたか?

さらさ:自分がミュージシャンになるとは思っていなかったので、最初は「まさか」という感じでした。それが仕事になっていったので、全部が初めてのことばかりで。慣れるまでに3年くらいかかりましたね。

新井:そんなにかかったんだ。それは環境の変化ということ?

さらさ:そうですね。環境の変化もありましたし、それまでインターンやアルバイトをしながら、趣味のような感覚で音楽を作っていたのが、音楽だけの生活になっていくっていう。その人生の変化に、自分の心と体が一致するまでに3年くらいかかりました。

新井:そうか。ここ2年くらいでようやく活動にしっかりコミットできるようになってきた感じなんだね。

さらさ:やっと追いついて、一心同体というか、すべてが揃った感じはしています。特に私はひとりで活動しているので、ずっとひとりで考えてアウトプットして、という感じでした。そこに慣れるのにも時間がかかりましたね。

新井:じゃあ、この2年くらいは納得しながら活動できていたという感じ?

さらさ:そうですね。特にこの1年は、やり方もなんとなくわかってきたというか。アルバムも2枚出したので、「こういうものなんだな」というのがなんとなく……。

新井:制作して、リリースして、ライブをやって……みたいな、いわゆるルーティンがあるもんね。

さらさ:ありますね。そういうのもわかってきたりして、ちょっとずつ余裕が生まれてきましたね。

新井:そしてこのタイミングで、エピックレコードジャパンからメジャーデビューということなんだよね。おめでとうございます!

さらさ:ありがとうございます!

メジャーデビューを決断したきっかけは?

エピックレコードジャパンに所属した決め手について、さらさは、もともとメジャーデビューを目指していたわけではないと明かす。

これまで、origami PRODUCTIONSの姉妹レーベル・マネジメントであるASTERI ENTERTAINMENTに3年半ほど所属していたさらさ。origami PRODUCTIONSでは、楽曲や歌詞、アートワークに至るまで、すべて自分で決めてきたという。

さらさ:origami(PRODUCTIONS)のときは、楽曲も歌詞もアートワークもなんでも自分で決めて、表現に対して口出しされることがなかったんですよ。だから、自分で試行錯誤しながら活動できる環境で。

新井:なるほどね。

さらさ:でも、3年間そうやって自分でやらせてもらえたからこそ、もっと人のアイデアや意見を取り入れる必要があるのかもしれないとすごく感じて。「誰か面白い人はいないかな」と、新しい場所を探そうと思うようになったのがきっかけでした。そこから1年くらいかけて、いろいろなところでお話をさせていただいて、そのなかでエピックレコードジャパンさんにお世話になることになりました。

新井:そうなんだね。さっきの「慣れるまでに3年かかった」という話と、時系列的にもかなりつながっているよね。

さらさ:そうですね。最初からメジャーだったら、たぶん人の意見とか、いろんなものに対して「うるさい」ってなっていたと思うんです。3年間、自分でやれたからこそ、今はオープンにいろんな人のアイデアがほしいと思えていて。なので、肩に力を入れずにできている感じがしますね。

新井:そこで、自分ひとりでやることとも向き合い切れたんだろうね。だからこそ、今はひとりでやってきたことを肯定的に捉えながら、いろんな人と合わせて進んでいけるというか。俺はバンドだから、まずバンド内で意見の交流があるから。ひとつの集合体として何かに向かうことが多いけど、さらさちゃんはひとりだから、そこにはひとりでやることのよさも難しさもあるよね。

さらさ:そうですね。でも、私はたぶんバンドを組んだら、崩壊するタイプだと思います(笑)。

新井:そうなんだ(笑)。それは自分で感じてるの?

さらさ:はい。人とチームを組むのが、あまり得意じゃないんですよね。だから、たぶんソロなんだと思います。みんなで集まって「私たちは団体です」というのが、あまりできないです(笑)。

新井:へええ。でも、今回の『Live Bluesy』の制作チームは、前とそんなに変わっていなくない?

さらさ:ほぼほぼ変わってないです。

新井:プロデューサーの子もずっと一緒?

さらさ:ずっと一緒です。さらさとしてのキャリアを一緒に始めた子ですね。いつも、私はふらっと離れたところに行くんですけど、ずっと一緒に制作は続けていて。私なりの、ちょうどいい距離感なんだと思います。今回は一緒に制作合宿をしたりとか、さらさとして活動を始めたあと、それぞれ外でいろんな経験をして、また5年経って集まったような感じがしていて。すごく気持ちよくやれていますね。

新井:制作チームが変わっていないというのは、さらさちゃんがいわゆるメジャーに名乗りを上げていくうえで、すごく大きいことだと思う。メジャーに行くと、そこでプツリと切れることも多いじゃん。でも、そこが途切れずに実っているのが、個人的にはすごく安心感があったんだよね。

J-WAVEの新音楽プロジェクト第2弾に選出

J-WAVEが展開する「RISING CUTS」は、将来性のあるアーティストや楽曲をいち早く発掘し、発信する音楽プロジェクト。第1弾選出アーティストのRol3ertに続き、第2弾アーティストとしてさらさを選出。プロジェクト内では楽曲『風になる』をおすすめ楽曲として紹介している。また、さらさをフィーチャーした特設サイト「RISING CUTS VOL.2」も公開中だ。

新井:ネクストブレイク的な企画ですよね。

さらさ:そうなんです。ビデオポッドキャストで、J-WAVEの「81.3」にちなんで、8分13秒で一問一答に答え続けるという企画をやりました。



新井:みなさんもぜひ、チェックしていただければと思います。そろそろお別れの時間ということですが、あらためてさらさちゃんからお知らせをお願いします。

さらさ:私のメジャーデビューミックステープEP『Live Bluesy』のツアー「Live Bluesy Tour 2026」を開催します。初めてのツーマンツアーです。東京公演は11月4日(水)、LIQUIDROOMにてAAAMYYYちゃんをゲストに迎えて行います。大阪公演は三浦透子さん、名古屋公演はNakamuraEmiさんという布陣になっております。ぜひ、遊びに来ていただけるとうれしいです!

ゲストパートの締めくくりでは、7月7日に先行配信されたEP収録曲『KAMINARI』をオンエアした。

KAMINARI

さらさの最新情報は公式サイトまで。

J-WAVE『SPARK』では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがナビゲーターを務める。放送は24時から。

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