美術館で働く猫!? ロシアとギリシャの“猫事情”

J-WAVEでオンエア中の『～JK RADIO～TOKYO UNITED』（ナビゲーター：ジョン・カビラ）のワンコーナー「TOKYO CROSSING」。2月22日（金）は「猫の日」ということで、この日のオンエアでは、ロシアとギリシャに電話を繋ぎ、海外の“猫事情”に迫りました。

■ロシアはペットに関する規約がない？

ロシア・モスクワについて、柴田顕さんが話してくれました。モスクワには、猫だけでなく動物全般が大好き、という人が多いそう。柴田さんの友人には、猫や犬に限らず、馬を飼っている人もいるのだとか。

カビラ：馬も飼ってるんですか?!
柴田：郊外の別宅に飼っている人が多いですね。ペットを飼っている家がほとんどです。ロシアの住居はほとんどが集合住宅ですが、ペットに関する規約はないので、誰でも気軽に飼うことができます。そのこともあって、ロシアのペット所有率は73パーセント、猫だけでも57パーセントです。
カビラ：人気の品種はありますか？
柴田：ロシアの猫であるサイベリアンやロシアンブルーはすごく人気です。ただし、血統書付きの猫はかなり高いので、だいたいの人は譲ってくれる人をネットで探すか、ブリーダーの展示会などに行きます。
カビラ：なるほど。
柴田：公園に行くと、おばあちゃんが家で生まれた子猫を売ったり、無料で譲ったりしていることもあって、夏あたりによく見かけます。
カビラ：ほかにも、ロシアならではのユニークな“猫事情”は、何かありますか？
柴田：聖職に就いている方や教会で働いている方も猫が大好きで、ロシア正教の司祭が愛猫と写っているカレンダーを発行したり、美術館で働く猫もいます。エルミタージュ美術館の裏には、50匹ほどの猫が住んでいます。
カビラ：“働く猫”というのは、ネズミ退治として、ということですか？
柴田：そうですね。

■ギリシャの猫は自由！

続いて、ギリシャ・アテネの“猫事情”を話してくれたのは、アナグノストゥ直子さん。「遺跡の周辺や島に野良猫が多い」のだそう。

アナグノストゥ：ギリシャでは、猫は野生動物に近いとみなされているので、飼い猫でもわりと自由に放されています。
カビラ：糞尿問題はいかがですか？
アナグノストゥ：庭があるところでは困っているところもあるようですが、猫は道でトイレはあまりしません。ギリシャでは飼い犬の散歩で糞をそのままにしていく人もいるので、それに比べたら猫は気にならないという感じです。
カビラ：数が増えすぎたときの対策はいかがでしょう？
アナグノストゥ：ここ10～20年は猫を保護したり、避妊手術をしたりする活動が増えていますが、ボランティア頼りといったところでまだ課題も残ります。

ちなみに、ギリシャでは野良猫や野良犬の殺処分はなく、アナグノストゥさんは「その点はとてもいいと思います」と話しました。

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【番組情報】
番組名：『〜JK RADIO〜TOKYO UNITED』
放送日時：毎週金曜 6時―11時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/