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ONE OK ROCK・Takaが明かす現状「バンドとして帯を締め直さないといけない」

ONE OK ROCK・Takaが明かす現状「バンドとして帯を締め直さないといけない」

2月11日(月・祝)にオンエアされた特番『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。「あなたの音楽ファイルをアップデートする9時間」をテーマにお届けしました。

ゲストのひとりとして、。ONE OK ROCKからTakaさんがゲストに登場。ニューアルバム『Eye of the Storm』の話を中心に、音楽の話題で盛り上がりました。


■この1年間は「心と頭が違うところにいるような感じ」

ONE OK ROCK は2005年に結成し、ライブハウスを中心に活動をスタート。2007年に1stシングル『内秘心書』でメジャーデビューしました。エモーショナルなサウンドとアグレッシブなライブパフォーマンスで、若い世代を中心に圧倒的支持を集めています。また、海外レーベルとも契約し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアでのワールドツアーを成功させるなど、その人気は海外にも広がっています。

藤田:前作『AMBITIONS』から2年ぶりにニューアルバム『Eye of the Storm』がリリースされるんですね。2月13日(水)に全世界同時リリース。日本の音楽業界では1年に1枚アルバムをリリースするミュージシャンが多いですけど、ONE OK ROCKには無理だと僕は思います。
Taka:無理ですね(笑)。僕も昔、洋楽アーティストのアルバムを、「毎回どれだけ待たされるんだ」という感覚がありました。でも、いま自分が、彼らほどではないにせよ、いろんな国に行かせてもらってライブをしてると、無理ですよ、1年ではね。

特に2018年は、合計99公演にも及ぶ「AMBITIONS TOUR」を敢行したONE OK ROCK。1年以上かけてアメリカ、ヨーロッパ、南米、アジア諸国を巡り、東京ドーム2DAYSを含む、全国各地のドームライブでした。そのため、ライブがない日にアルバムを制作していたとTakaさん。

Taka:前回くらいから、ヘッドライナーツアーというのをアメリカでやらせてもらいました。それまでは30分とか40分の規模だったので、いわゆる前座ですね。だから、気持ちに余裕があるんですけど、やっぱりヘッドライナーになってくると、セットリストも作り込まなきゃいけないし、その中でしっかりとみせていきながら、まったく違う世界観のアルバムを作るというのは、相当タフですね。

[ONE OK ROCK・Taka

ツアー中、Takaさんの頭の中には、『AMBITIONS』とは違う世界観の次回作の構想があったと言います。

Taka:『AMBITIONS』は、ハードなサウンドとプロダクション、バンド以外のサウンドを合わせて、ヨーロッパやアジアを視野に入れて作ったんです。でも次は本格的にアメリカに向けたものを作るという感覚があったので、『AMBITIONS』をツアーでプレイしながら、まったく違う作品を作っていくっていう。心と頭が違うところにいるような感じの1年間でした。


■バンドとして新たなステージへ…象徴的な曲は『Change』

そうしてできた待望のアルバム『Eye of the Storm』は、「第2章のスタート」という感覚があるそうです。

Taka:ONE OK ROCKとして20歳を迎えて、「大学生のノリでやっていかない」というか。いわゆる社会人になって、甘いものだけを食べていくのではなく、苦いものも食べながら、その中で自分たちが目指す方向性を定めていくというか。アメリカで何かをするということは、何かカタチを残したいということですから、そこで文化の違い、言語の違い、そういうのを無視はできないですよね。それを受け入れて消化して、その先に自分たちが求めている景色がある。今までは日本で好きなようにやってきましたけど、もう一度、帯を締め直さなければいけないタイミングなんですよね。その中での『Eye of the Storm』です。

『Eye of the Storm』から先行リリースされた曲『Change』について、藤田が「まさにタイトルも『Change』だし、ONE OK ROCKが新しいところに踏み出していくぞという感じですか」と問いかけます。

Taka:そうですね。あとは、ここまで、今までと違う世界観の曲を公開すれば、どんな反応がくるかというのは、わかっていました。『Change』は、アルバムの中でも一番ポップで、一番キャッチーで、一番バンドサウンドじゃないんですよ、おそらく。やっていくことをガラッと変えるためには、そこを引きずりたくなかったっていうのがあります。決定打というか、「これでいきますよ」っていう、あるひとつの意思表示というか、そういう部分はありましたね。ただ、バンドとしてやらなければいけなかったこととか、そこまで重く考えずに、サラッと出したというところはありますけどね。

藤田は「『Change』を聴いたファンはアルバムへの期待値が高まった」と言いますが、Takaさんは「不安になったんじゃないかな、みんな」と逆の意見です。

Taka:YouTubeのコメント欄とかには、「ONE OK POP」って書いてありましたからね。うまいこと言うな~、みたいな(笑)。でも、僕はそもそも、この曲を根本的に好きなんですよ。けっこうね。だから、自分の中ではリスナーが感じているネガティブな部分は、実はなくて、出してどんな反応するんだろうなって、ちょっとワクワクドキドキ感もありました。『Change』は一瞬でできて、そこも含めて、これからのONE OK ROCKのいい要素になっていくと思って、嬉しかったですね。

one-ONE OK ROCK・Taka

『Change』を含むアルバム制作は、どのように進められたのでしょうか?

Taka:スタンスとしては、毎日違うプロデューサー、リリッカーと仕事をしていくっていう。
藤田:リリッカーっていうのはリリック、要するに歌詞に落とし込む役割の人?
Taka:そうです。完全に自分が主体で歌詞を書かない。いろんなアイデアを、メロディもプロダクションも全部含めて、一緒にシェアして作るというカタチですね。だからすごく視野は広がります。ただ、それをずっと1カ月間毎日やるので、まあしんどいですね。初めましての人と1日で1曲仕上げるという。
藤田:曲によって相手が違う。
Taka:そうそう。はじめましてです。
藤田:10曲あったら10チームとやり取りする。もちろん共通のプロデューサーがいたりっていうのは、曲によってあったりする?
Taka:ありますけど、基本的に同じチームで何かを作るというのは、ほぼないですね。
藤田:日本のバンドやアーティストには見られない手法ですよね。自分で曲を作って、アレンジは他の人がやるということはありますけど。
Taka:それって、アメリカの文化の一番上だけを見て、それを日本では当たり前としているだけ。でも、自分で全部作れるというのは素晴らしいことです。環境とか文化が違いますからね。でも、やっと僕も入りこめたってことなんです。自分が知ってるツテだけのプロデューサーではできない。3作目にして、やっとこういうアルバムを作れるようになりました。前作でもそういうことはあったんですけど、やっぱり広がらなくて。いろんな人に会ったり名前を覚えてもらったり、レコード会社からのプッシュもないと、いろんなプロデューサーと仕事はできないので。そういう部分では、「やっとここに立てたな」という気持ちがありますけどね。
藤田:日本のファンは、本質的に違和感を覚える人もいるかもしれないですね。
Taka:だいたいそうなんじゃないですか。だから俺はけっこう、今回のアルバムに関しては、ぶっちゃけ、あんまりしゃベることないんですよ。本音を言うと。
藤田:「俺の思いがこの歌詞の頭から最後までこうやって書き記して」っていうタイプの音楽ではないから、っていうことですか?
Taka:というよりは、なんて言うんだろうな……どちらかというと精神論。アルバムを出していくということに対して、「ミュージシャンとしてどうなんですか?」ということではなくて、バンドとしてナチュラルに「今後どうしていくんですか?」っていうこと。その中でできたこの作品が、どうやって世の中に伝わっていくのかっていう。

レコーディング内容や曲の詳細を取材で訊かれても、「作り方が違いすぎて説明のしようがない」と言います。最後にTakaさんは「バンドの今の方向性がこれ。シンプルに言うとそれだけ」と語りました。ONE OK ROCKの新たな野心作『Eye of the Storm』。ぜひチェックしてみてください。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』
放送日時:2月11日(月・祝) 9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20190211/

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