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flumpool・山村、「助けてくれ」と言えなかったけど…活動再開した今の気持ち

flumpool・山村、「助けてくれ」と言えなかったけど…活動再開した今の気持ち

2月11日(月・祝)にオンエアされた特番『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。「あなたの音楽ファイルをアップデートする9時間」をテーマに、ゲストが自身の音楽について熱く語ります。

ゲストとして、flumpoolの山村隆太さん(Vo.)、阪井一生さん(Gt.)、尼川元気さん(Ba.)、小倉誠司さん(Dr.)が登場。1月に行ったゲリラライブの様子などを話しました。


■ゲリラライブへの思い

2017年12月に山村さんが「機能性発声障害」を患っていたことが明らかになり、治療に専念するため、flumpoolは活動を休止していました。それから約1年後、バンド結成日でもある1月13日に、故郷である大阪・天王寺にある天王寺公園でゲリラライブを行い、およそ4,000人の前で活動再開の発表をしました。

ゲリラライブは、Twitterで10時に告知して、13時にスタート。山村さんは、まだ人前で歌えるかがわからない状態でした。メンバーは「最終審査」のような気分で、もし声が出なかったら、ぱっと帰ろうと思っていたのだとか。

「機能性発声障害」は複雑な病気で、声が出なくなるだけでなく、声の出し方を忘れてしまうことも。人前で歌うにあたり、どこの筋肉を使って発声すればいいのか……と混乱したそうです。ゲリラライブで歌い終わったときの気持ちを、山村さんはこう明かします。

山村:「早く歌いたい」という気持ちがすごくあったんですけど、声が出るかギリギリまでわかんなかったので。安心感とともに、ここからまた再開できるという晴れた気持ちでした。天気も、本当に雲ひとつない青空で。天王寺っていう、僕たちがかつて路上ライブをやっていた場所だったんですけど、結成日にライブをやって、“迎えられてる感”というか、自分たちの気持ちも天気もお客さんも、すべて味方になってくれているような気がしました。本当にありがたかったです。

flumpool


■「メンバーの前でありのままでいられた」

最後に、番組のテーマである「アップデート」について、藤田が「flumpoolから生まれていく音楽を更新していくために大切にしていくこと」を尋ねました。

山村:今の自分たちの状況、弱みだったり不安だったり、それを隠さないっていうのが大事かなと思っています。自分の点数っていうのが、自分の中でわかっていかないと、背伸びした状態では次の自分に更新できないと思うんですよね。常に等身大の自分であり続けるっていうのはすごく大事なことだけど、すごく難しいことでもあるなと、休止中に感じていました。

また、山村さんは「声が出ない時期にリハスタに入っても、メンバーの前でありのままでいられたっていうのは、すごく助かったんですよね」と、メンバーに支えられていたことを告白。

山村:声が出ないけどみんなで集まって、「声が出ない自分を見てもらう」じゃないですけど、そういう勇気みたいなのが今までなかったから塞ぎ込んでたし、誰にも相談できずに、「助けてくれ」って言えなかった自分がいたんですよね。それを「今日は0点の歌だったけど、明日は1点取るからね」みたいにしていくことで、自分を更新していく手助けや手がかりみたいなのが、生まれてくるんじゃないかな、とすごく感じました。ありのままでいることもそうだし、助けが必要なときには助けを求めて、今の自分の弱さを出すというのも、すごく大事じゃないかなと思います。

山村さんの言葉を聴いた藤田は「バンドっていいね!」と称賛しました。再始動したflumpoolに注目です。

flumpool

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』
放送日時:2月11日(月・祝)9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20190211/

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