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flumpool・山村隆太、活動休止中に高橋 優とカラオケで泣き合った理由

flumpool・山村隆太、活動休止中に高橋 優とカラオケで泣き合った理由

J-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。“すごい"音楽をつくるクリエイターが“WOW"と思ういい音楽とは? 毎月1人のクリエイターがマンスリープレゼンターとして登場し、ゲストとトークを繰り広げる。

10月のマンスリープレゼンターはシンガーソングライターの高橋 優。10月16日(金)のオンエアでは、flumpoolのボーカル・山村隆太がゲストに登場。山村がミュージシャンを本気で志したきっかけや、高橋と泣き合ったエピソードを語った。

もう一度、音楽を本気でやろうと思った

高橋と山村は2008年のオーディション・ライブで初対面。それから親交を深め、かれこれ12年の付き合いとなる。

そんな山村がミュージシャンを本気で志したきっかけは、中学校の教育実習だった。

山村:俺らは幼稚園からのお幼なじみでバンドを組んで、仲良しの延長で音楽をやり、そのときは楽しさメインで。でも、23歳になっていよいよ大学も卒業だし、親から「このまま趣味で音楽をやっていたらダメだ」っていう言葉もあったりしたから、親も安心させないといけないし、自分の人生にも保険をかけておきたいっていうズルい気持ちで、教育実習に行ったの。

山村は中学1年のクラスを担当。「最後のホームルームは好きなことをやっていい」と言われた山村は、「夢の旅路」という曲を生徒に披露した。

山村:「夢を追いかけろ」って想いを込めた曲を弾き語りしたら、みんなが感動してくれて、泣いてくれる子もいたりして。その姿を見て、俺が「夢を追いかけろ」って歌っているのに、自分が一番夢に迷っているなって思ったの。教育実習で保険をかけて、ミュージシャンの道に迷っている自分が「夢を追いかけろ」って歌ったら感動してくれる子たちがいて「このままじゃダメだな」って。その子たちの笑顔とか涙とかを見て、自分も真っすぐに音楽に集中して、もう一度音楽を本気でやろうと思った。
高橋:当時、教育実習を受けた子たちは、先生がflumpoolの(山村)隆太だとはもちろん知らずに、「先生が歌った」ってことだよね。
山村:そうそう。音楽好きな先生でちゃらんぽらんにやってたから、どちらかというと友だち感覚で距離感は近かったかな。
高橋:「あのときの先生ってflumpoolだよ」となってるだろうね。
山村:6年くらい前、その生徒たちの成人式にサプライズで歌いに行って、いろんな話を聞いてたら、「あの時に歌ってくれたから自分も音楽をやっている」とか逆に教師をやっている子もいたりして。まあ、俺のおかげではないと思うけど、そのひとつのきっかけになれたかな。いい経験になったね。

路上ライブはコブクロに憧れて

山村は活動の原点となったミュージシャンに、コブクロにあげた。

高橋:ザ・ビートルズとかMr.Childrenに影響を受けたとは聞いたことがあるけど、コブクロもそうなんだね。
山村:ドラムの(小倉)誠司が入る前は、3人みんながアコギも弾くしボーカルもするようなスタイルで路上ライブをしていたけど、それはコブクロに憧れて始めたからね。俺らの地元から一番近い都会、大阪・天王寺でコブクロがガンッと有名になって、メジャーに行ったっていう伝説があって。それをじかに見てたから、「俺たちもああなりたいな」ってことで、路上ライブでコブクロをずっとコピーしてましたね。

弱さを伝えるってことが強いのかなって

2017年、flumpoolは山村の歌唱時機能性発声障害の療養のため活動を休止。その後、2019年に活動を再開した。高橋は「活動再開後の第一弾としてリリースされた楽曲『HELP』が、山村の歌詞作りにおけるひとつの到達点だと感じた」と話す。

高橋:この曲をジョギングしながら聴いて、立ち止まって隆太に「すげえ曲を作ったね」ってLINEしたもんね。
山村:うれしい(笑)。
高橋:それくらい書き手としては悔しかった。本当にそういう経験をした人じゃないと言葉に重みがないと思ったから。『HELP』の、心はいつだって見栄っぱりで、本当に壊れるまで見栄を張り続けてしまう、みたいなところは、隆太が自分のことを歌っているだけじゃないんだよね。同じテーマで悩んでいるたくさんの人まで落とし込めている言葉が詰まっている。
山村:そうね。活動休止の苦さとかつらさとか苦しさみたいなものを、感じていて。その頃、コブクロの小渕健太郎さんの「俺たちってバーベキューをやっているのと一緒で、いかに炭を黒く燃やしたかというよりも、ただおいしい肉を食べてもらいたいだけだよね。ミュージシャンってそういうもので、いかに苦い思いをしたかとか苦労したかってあんまり重要ではないんじゃないかな」って言葉がガツンときて。歌詞を書くうえで、声が出なくて絶望を感じているだけじゃなくて、誰かの力になれた時に本当に克服できるんじゃないかなって思って。そういう思いで書いたから、自分だけにしたくなかったんだよね。
高橋:曲のタイトルだけ見ると、こんなに落とし込んでる歌とは思わなくて。このご時世、歌詞でグサグサくることってないんだけど、この曲はすごいなと思った。

山村はflumpoolの活動休止中に高橋とカラオケに行ったエピソードを語り始めた。

山村:(高橋)優くんが酔っぱらって「隆ちゃん歌えよ!」って言って、俺がパッと歌ったら意外と声が出たんだよね。それで優くんが「声出るじゃん!」って泣いてくれて、それで俺も泣くっていうね。声が出なくなってよかったなと思って。声が出ないことを隠してきたんだけど、そういう自分の弱さとかダメなところを人に伝えることによって、こうやって一緒に喜び合える関係性が見つかるから。自分が殻に閉じこもって「HELP」を出さないのは弱いことで、弱さを伝えるってことが強いのかなって思った。優くんに会えてよかったなって思った。
高橋:そういう友だちに出会えるか出会えないかは大きいと思うよね。この業界にいるとせめぎ合いだったり戦いだったりするし、出会った頃はお互いがヒリヒリしてたし、どっちが成功するかみたいなことなんだけど、音楽が大好きな隆太が歌えない苦しみはつらすぎて想像するに耐えなかった。そんなにつらい経験をしたんだったら、もっと早くに教えてくれよって思いもあったし、だから「歌ってほしい」って無理やり言ったのかもしれない。俺なりのショック療法だったのかも。お酒の力も借りながらね(笑)。あのときに、泣いて喜んだのは無意識だったよね。本当に誰かの成功を心から喜べるようになったのは、『HELP』じゃないけど、俺自身も弱い部分を隆太に見せれるようになったからだろうな。

番組では他にも、山村が作曲を始めた心境や、ライブに対する思いを語る場面もあった。

『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。

・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ https://www.youtube.com/c/musicfun_jp

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2020年10月23日28時59分まで

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番組情報
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