J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。7月31日(水)のオンエアでは、夏休み中の西沢に代わり、DJ TAROとflumpoolの山村隆太(Vo)と阪井一生(Gt)がナビゲーターを務めた。山村と阪井がflumpoolの活動休止から復活までについて語った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年8月7日28時59分まで)
■原点のストリートライブで復活
flumpoolは2017年12月より、山村の歌唱時機能性発声障害の治療のために活動を休止。今年の1月から本格的に活動を再開した。再始動は地元・大阪でのストリートライブからスタート。その理由を、山村は「もともとストリートライブ出身で原点がそこだったので」と語った。
活動休止期間も月に何度か、山村の喉の調子を見ながら音の確認をしていたという。ただ阪井は「半年くらいは絶望しかなかったです。『これは厳しいな』というのが続いてたので......」と当時は不安を感じていたそう。山村は活動を休止する3年くらい前から徐々に声が出なくなっていて、2017年の12月には完全に声が出なくなっていたと言う。
山村:「休もう」となって、半年が経っても全然声が戻ってこない日々を一緒に過ごしていて。1月のストリートライブも7割か6割くらいの声しか出なくて、それでも「ここで行かなきゃずっと休んでしまうかも」と思ったので、みんなで「さあ行こう!」と気持ちを持っていけたのはよかったです。
DJ TARO:久々にストリートでやって良かったことはありましたか?
山村:そこが原点である以上は、雪とか雨の日とか色々な日にやっていたのを思い出しました。それでも楽しく音楽をやっていました。
■弱さを見せられなかったけど...「助けて」と言って状況が変わった
flumpoolが5月にリリースしたシングル『HELP』は、「ちゃんと伝える」というテーマだそう。そこにはどんな想いが込められているのだろうか。
山村:僕は強がっちゃうというか、弱さを見せるのが苦手なんです。ずっと仲良くやってきたバンドのメンバーにも声が出ないことを言ってこなかったんです。僕が強がって「大丈夫」って言っちゃうから、みんなも助けられなくてズルズルと止めようがなく来ちゃったのがあって。どうしょうもなくなって「助けて」と言ったことがきっかけで、すごくたくさんの人が助けてくれて無事に戻って来れたんです。
そんな経験を通して「自分の弱さや悲しいこと、どうにもならないことを伝えることも強さ」だと気づいた。声が出るようになった今、そのメッセージを「ちゃんと伝えたい」と曲にしたという。
【関連記事】flumpool・山村、「助けてくれ」と言えなかったけど...活動再開した今の気持ち
この曲の歌詞について作曲を担当した阪井は「初めて『いい歌詞やな』と思いました(笑)」と冗談交じりに言う。休止期間を乗り越えた山村の想いを理解した上で歌詞を見ると「グッとくるリアルな部分があった」そう。一方で、山村の想いを理解している分、いい曲にするために作曲面では時間がかかったとも明かした。オンエアでは、そんなエピソードとともに『HELP』を流した。
■復帰後初の全国ホールツアー!「夢のよう」
現在flumpoolは、全国ホールツアー「flumpool 9th tour『⌘⇧Z(Command Shift Z)』」を開催中。2017年のツアーで中止を決断した4都市での公演を皮切りに、5月から全国を駆け巡っている。山村は「10年近くバンドをやってきて一番調子がいいんじゃないかな」と語った。
山村:去年の今頃は本当に音楽を諦めていた時期なので、1年後にこうやってツアーを周っているのは夢のようです。一瞬「辞めなきゃ」と覚悟した時期に「ミュージシャン以外に何ができるんだろう」と考えたりもしたんですけど、その上で「また歌いたいな」と感じました。立ち止まることもときには大事だと感じました。
最後に、阪井のライブ前のルーティーンの話に。阪井は「左利きというのがあるかもしれませんが、右からベルトを通さないと気持ち悪い」と言います。あるときのライブでスタイリストが左からベルトを通したのが気持ち悪くて、ギターソロを失敗してしまったことがあるそう。それ以来、スタイリストが左から通しても右に通すようにしていると、こだわりを明かした。
「flumpool 9th tour『⌘⇧Z(Command Shift Z)』」は、10月3日(木)・4日(金)にNHKホールでの追加公演が決定している。9月には香港でのライブも開催する。
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【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
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■原点のストリートライブで復活
flumpoolは2017年12月より、山村の歌唱時機能性発声障害の治療のために活動を休止。今年の1月から本格的に活動を再開した。再始動は地元・大阪でのストリートライブからスタート。その理由を、山村は「もともとストリートライブ出身で原点がそこだったので」と語った。
活動休止期間も月に何度か、山村の喉の調子を見ながら音の確認をしていたという。ただ阪井は「半年くらいは絶望しかなかったです。『これは厳しいな』というのが続いてたので......」と当時は不安を感じていたそう。山村は活動を休止する3年くらい前から徐々に声が出なくなっていて、2017年の12月には完全に声が出なくなっていたと言う。
山村:「休もう」となって、半年が経っても全然声が戻ってこない日々を一緒に過ごしていて。1月のストリートライブも7割か6割くらいの声しか出なくて、それでも「ここで行かなきゃずっと休んでしまうかも」と思ったので、みんなで「さあ行こう!」と気持ちを持っていけたのはよかったです。
DJ TARO:久々にストリートでやって良かったことはありましたか?
山村:そこが原点である以上は、雪とか雨の日とか色々な日にやっていたのを思い出しました。それでも楽しく音楽をやっていました。
■弱さを見せられなかったけど...「助けて」と言って状況が変わった
flumpoolが5月にリリースしたシングル『HELP』は、「ちゃんと伝える」というテーマだそう。そこにはどんな想いが込められているのだろうか。
山村:僕は強がっちゃうというか、弱さを見せるのが苦手なんです。ずっと仲良くやってきたバンドのメンバーにも声が出ないことを言ってこなかったんです。僕が強がって「大丈夫」って言っちゃうから、みんなも助けられなくてズルズルと止めようがなく来ちゃったのがあって。どうしょうもなくなって「助けて」と言ったことがきっかけで、すごくたくさんの人が助けてくれて無事に戻って来れたんです。
そんな経験を通して「自分の弱さや悲しいこと、どうにもならないことを伝えることも強さ」だと気づいた。声が出るようになった今、そのメッセージを「ちゃんと伝えたい」と曲にしたという。
【関連記事】flumpool・山村、「助けてくれ」と言えなかったけど...活動再開した今の気持ち
この曲の歌詞について作曲を担当した阪井は「初めて『いい歌詞やな』と思いました(笑)」と冗談交じりに言う。休止期間を乗り越えた山村の想いを理解した上で歌詞を見ると「グッとくるリアルな部分があった」そう。一方で、山村の想いを理解している分、いい曲にするために作曲面では時間がかかったとも明かした。オンエアでは、そんなエピソードとともに『HELP』を流した。
■復帰後初の全国ホールツアー!「夢のよう」
現在flumpoolは、全国ホールツアー「flumpool 9th tour『⌘⇧Z(Command Shift Z)』」を開催中。2017年のツアーで中止を決断した4都市での公演を皮切りに、5月から全国を駆け巡っている。山村は「10年近くバンドをやってきて一番調子がいいんじゃないかな」と語った。
山村:去年の今頃は本当に音楽を諦めていた時期なので、1年後にこうやってツアーを周っているのは夢のようです。一瞬「辞めなきゃ」と覚悟した時期に「ミュージシャン以外に何ができるんだろう」と考えたりもしたんですけど、その上で「また歌いたいな」と感じました。立ち止まることもときには大事だと感じました。
最後に、阪井のライブ前のルーティーンの話に。阪井は「左利きというのがあるかもしれませんが、右からベルトを通さないと気持ち悪い」と言います。あるときのライブでスタイリストが左からベルトを通したのが気持ち悪くて、ギターソロを失敗してしまったことがあるそう。それ以来、スタイリストが左から通しても右に通すようにしていると、こだわりを明かした。
「flumpool 9th tour『⌘⇧Z(Command Shift Z)』」は、10月3日(木)・4日(金)にNHKホールでの追加公演が決定している。9月には香港でのライブも開催する。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年8月7日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
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