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スカパラ30周年を茂木×川上が振り返る! SKY-HI&亀田誠治のコメントも

スカパラ30周年を茂木×川上が振り返る! SKY-HI&亀田誠治のコメントも

スカパラ30周年を茂木×川上が振り返る! SKY-HI&亀田誠治のコメントも J-WAVEで2月11日(月)にオンエアされた『J-WAVE SPECIAL TOKYO SKA 30』。デビュー30周年を迎える東京スカパラダイスオーケストラのメンバー・茂木欣一さんと川上つよしさんが、30年間のバンド活動を振り返りました。初のトリビュートアルバム『東京スカパラダイスオーケストラ トリビュート集 楽園十三景』から収録曲も解禁されました。


■『七人の侍』のようにひとりずつメンバーが増えて…

まずは、東京スカパラダイスオーケストラ(以下:スカパラ)結成のいきさつを川上さんが明かしました。

川上:1980年代だったから、スカはアンダーグラウンドな存在で、当時はモッズシーンの中に入れてもらって、よくライブハウスで演奏してましたね。
茂木:もう、その頃には「東京スカパラダイスオーケストラ」だったんですか?
川上:そう。名前は最初からスカパラなんですよ。これは当時バンマス(バンドマスター)だったASA-CHANGが、メンバーすら決まってない、バンドの実態もないなか、このバンド名を思いついたという。その日は1985年の吉日だったそうです(笑)。
茂木:ASA-CHANGが夢を持って、メンバーを集めていったわけですね。
川上:すごくかっこよく言うと『七人の侍』とか『荒野の七人』みたいなね。ああいう感じでひとりずつメンバーが増えていって、現在に至ってますね。
茂木:その流れってめちゃくちゃかっこいいじゃないですか。

川上さんは、当時、ドラムの故・青木達之さんと別のスカバンドをしており、知り合いから「すごいスカ好きの人がいる」と、ASA-CHANGを紹介してもらったことがきかっけで、青木さんと一緒にスカパラに参加したと話します。しかし、「よく考えるとおかしい」と思うことがあったそうで……。

川上:ASA-CHANGに「僕、スカパラってバンドをやっているから、2人とも入りませんか?」と言われて、「おっ」と思ったけど、よく考えるとなんでドラムとベースがいないのって話なわけ。
茂木:確かに、その時点でおかしいですよね(笑)。
川上:だから「この話はあやしいから、やめよう」みたいな話もあったの。だって、最初のリハーサルにASA-CHANGがいなくて、他のメンバーと「どうも、はじめまして」「あなたも?」みたいな。
茂木:そんなバンド聞いたことないですよ(笑)。
川上:メンバーを誘った張本人がいないなか「じゃあ曲をやってみましょうか」ってなったからね。

スカパラといえば、メンバー全員がスーツを着てパフォーマンスをしている姿が印象的です。そのスーツ姿はどのようにして誕生したのでしょうか。

茂木:そろいのスーツがインパクトあった。スーツでデビューしていなかったら、スカパラの未来は違ったんじゃないかと思っていて。
川上:スーツを着るか着ないかでひと悶着あったんですよ。朝まで議論になって(笑)。ASA-CHANGが「昔の楽団員みたいなスーツを作りたい」って言い出したんだけど、「そんなのかっこわるいよ」っていうメンバーもいたから、収拾がつかなくて。けっきょく「イベント当日までにスーツを作ろう」ってことになったけど、「俺は作らないぜ」とか「俺は自前のスーツを着る」とかいたりして、むちゃくちゃでしたよ(笑)。
茂木:本当にとんがった人が多かったんですね(笑)。
川上:面白い人が集まりましたね。

東京スカパラダイスオーケストラ


■茂木「毎日ゲラゲラ笑ってますよね」

スカパラはこれまで、充電期間や活動休止を行わず、30年間走り続けてきました。

川上:よくバンドが「充電期間を置きます」とかあるじゃないですか。いいなと思いますけどね(笑)。充電期間って1週間もないですからね。
茂木:本当にないですよね。スカパラに最後に加入した僕でさえ20年もずっと一緒に演奏活動してますけど、平成まるごと30年の活動って、川上さんはどう思いますか?
川上:びっくりですよ(笑)。実感はないですけどね。
茂木:いろんなことがありつつも、常にずっと一緒に走り続けてきた。本当に個性的な人たちばっかり。
川上:よく続いたと思いますね。
茂木:毎日のように会ってますけど、それでも毎日ゲラゲラ笑ってますよね。


■SKY-HI「スカパラには尊敬しかかない」

『東京スカパラダイスオーケストラ トリビュート集 楽園十三景』

これまで数多くのアーティストとコラボレーションしてきたスカパラは、3月13日(水)にスカパラ初となるトリビュートアルバム『東京スカパラダイスオーケストラ トリビュート集 楽園十三景』をリリースします。

川上:これまで多くのコラボをしてきているので、コラボしてきた人に声をかけるだけでも、3枚組とか4枚組のアルバムになっちゃう。予想できる範囲だけだとつまらないから、予想外な人たちに声をかけたらより面白いものができるかなと思って制作しました。
茂木:そうですよね。そもそもスカパラがいろいろコラボしていこうと思ったきっかけは、新鮮なものを聴いてみたいってことからですもんね。
川上:化学反応みたいなね。でも、トリビュート集は仲良しの彼らにもやってもらいたいとか、いろいろ悩みましたね。13組に絞るのは大変でした。

人選について悩みに悩んだというトリビュート集に参加したSKY-HIさんから、メッセージが届きました。

SKY-HI:30周年おめでとうござまいす。30周年って、俺とほぼタメだからすごいですよね。俺の人生で、サッカーしてたときもゲームしてたときも、初めて彼女ができたとか別れたとか言ってたときも、ラップをはじめたときも、ずっと吹き続け、叩き続け、弾き続けていたスカパラには、尊敬しかないです。30年音楽をやり続けた、30年分のみんなの思い出が、世界中にできているわけだから、めちゃくちゃ尊いことだなと思います。

トリビュート集には、SKY-HIさんがスカパラ『Paradise Has No Border』をリミックスした曲『Paradise Has No Border -SKY-HI Remix-』が収録されています。

SKY-HI:この話をもらったときは、ふたつ返事で「やらしてください」と答えたら、「好きにやっていいよ」みたいな感じで言われて(笑)。どうしようと思いながらもデータを組み直して、ちょっとクラップとか入れつつ、でも極力、原曲の匂いを残しつつ作りました。

SKY-HIさんは、5月26日(日)大阪・なんばhatch にて開催されるスカパラのJAMセッションTOUR「30th Anniversary Tour『Traveling Ska JAMboree』」にゲスト出演します。


■亀田誠治「スカパラの音楽はいつも愛にあふれている」

続いて、VIVA LA J-ROCK ANTHEMS feat.TERU(GLAY)としてトリビュート集に参加した亀田誠治さんからもコメントが届きました。

亀田:30周年おめでとうござまいす。スカパラの音楽はいつも愛にあふれています。今回、スカパラのトリビュート曲の話をもらったときに、こっちもガチな音楽愛で返さないと、絶対にスカパラの熱量には勝てないと思って、この曲のためにバンドを結成しました。

今回のVIVA LA J-ROCK ANTHEMSは、亀田誠治さん(Ba.)、凛として時雨・ピエール中野さん(Dr.)、赤い公園・津野米咲さん(Gt./Key.)、からなるメンバー。さらに今回は、ゲストボーカリストとしてGLAYのTERUさんを迎えた豪華メンバーです。

亀田:僕たちが担当した曲は、(奥田)民生パイセンがガッツリ歌ってくれた、スカパラにとってもアンセムの『美しく燃える森』です。この曲を、VIVA LA J-ROCK ANTHEMSでトリビュートするのであれば、もうこいつに歌わせるしかない、と思ってGLAYのTERUくんにお願いしました。TERUくんも魂のこもった歌を歌ってくれて、TERU節が満載です。僕たちがスカパラからいつも教わっている「自分らしい音楽」をVIVA LA J-ROCK ANTHEMSメンバーが奏でて、その音楽で全員を笑顔にして幸せにする、そんな気持ちで参加させてもらいました。

番組では『東京スカパラダイスオーケストラ トリビュート集 楽園十三景』から、コメントを寄せたふたりが参加した『Paradise Has No Border -SKY-HI Remix-』『美しく燃える森』を初オンエアしました。

トリビュート集の発売と同日の3月13日(水)、ライブアルバム『2018 Tour「SKANKING JAPAN」" スカフェス in 城ホール" 2018.12.24』をリリースします。番組では、収録曲『DOWN BEAT STOMP』をオンエアしました。こちらもチェックしてみてください。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE SPECIAL TOKYO SKA 30』
放送日時:2月11日(月) 18時-18時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20190211_sp/

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