J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。1月21日(月)のオンエアには女優・大竹しのぶさんを迎えて、話題のエディット・ピアフの舞台について伺いました。
■紅白歌合戦を観た人からの思わぬ反響
大竹さんは「大竹しのぶ ピアフ コンサート『SHINOBU avec PIAF』」の公演を4回行っています。クリスが「ピアフがしみついている部分はありますか?」と質問したところ……。
大竹:毎回変わりますね。メンバーも変わりますし、回を重ねるごとに、それよりもよくならないとやる意味がないので必死です。“もっと高みを目指したい”という思いでやってるので、楽しいです。多分、これでいいということはなく終わるんだと思います。
クリス:大竹さんが“ピアフに入り込んでいる”というのが、テレビで舞台の様子が紹介されている画面を観ていても伝わってきます。
大竹:歌う時の顔がちょっと怖いので、そこが課題なんです(笑)。歌う時に思いが入っちゃうと、顔がすごく怖くなっちゃって、紅白に出た時も「貞子みたい」「画面から飛び出しそう」って言われちゃって(笑)。
クリス:(笑)。ピアフの舞台もやってらっしゃるから、人生だったり、人となりも入っているわけですよね。ピアフはフランスのシャンソン歌手で、戦争の時代も生きて、プライベートも含め波乱に富んでいますが、演じてみていかがですか?
大竹:すごくチャーミングであるのと、思いっきり人を愛して、全部捧げる人だなっていうのと、常にあるのは孤独ですね。すごく孤独なんだなって思って。イヴ・モンタンやシャルル・アズナヴールとかを育て上げたりする一方で、すごく大切な人との別れがあって、ずっとその人を思い続けるっていう。美しい心もあって、愛の人なんだなっていうのをすごく感じます。
クリス:時代背景は、その時に生きてないと体感はできないけど、それが全部歌に入ってますよね。
大竹:歌う時は私をまるごと出し切って、1曲1曲を全身全霊で歌うのが好きですね。
クリス:舞台で演じてらっしゃると、体力的にはいかがですか?
大竹:中途半端なことだと疲れちゃうかもしれないけど、思いっきりやると、解放して「終わった!」っていう感じになりますね。
■「音楽は、なんて自由なんだ」
これまでに数多くのシングルやアルバムをリリースしてきた大竹さん。しかし、音楽活動に深く関わるようになったのは、この5年くらいだと明かします。
大竹:歌自体は好きでしたけど、歌にすごく関わるようになったのは、この5年くらいです。男性アーティストとデュエット・アルバムを作ったときに「音楽は、なんて自由なんだ」と思って、初めて会った人なのに「こんな感じで」って言うと、100年前からの知り合いみたいな感じで仲良くなって。「音楽ってすごく素敵だな」と思って。そこから、音楽の活動をいろいろとするようになりました。
クリス:そういう機会もあって、ピアフも昨年の秋に4度目の舞台に立たれて、アルバム『SHINOBU avec PIAF』もここにきて発売になったんですよね。
大竹:今まで、音源化は言われてたけどなかなか実現しなくて、やっと舞台をするときに「CDも作りましょう」ということで実現できました。
番組ではアルバムの中から、「愛の讃歌」を流しました。『SHINOBU avec PIAF』は2018年の「日本レコード大賞」で優秀アルバム賞を受賞しました。
大竹:びっくりしました! しかも「宇多田ヒカルちゃんと並んでる!」って思って、すごく嬉しかったです。
クリス:素晴らしい曲ばかりですね。
大竹:『水に流して』とか、あまり有名ではないけど『老兵』とか、ピアフはすごくドラマチックな歌が多く、演劇的な歌なので、歌ってて楽しいです。
■コンサートツアーの見どころ
大竹さんは現在、コンサートツアー「大竹しのぶ ピアフ コンサート『SHINOBU avec PIAF』」の真っ最中です。1月25日(金)には、Bunkamuraオーチャードホールで開催されます。
大竹:演出の方がすごく素敵な方なんです。昨年の紅白で、徳島の美術館で米津玄師さんが歌った時の演出もしていた方で、1曲ごとに本当に素晴らしい世界を作ってくれて、その曲の中にポンと入っていけて。そのステージは自分は立ってるから見られないけど、面白いなと思って。合間に私のダラダラトークがあって(笑)、また歌が始まると違う世界にいくような演出になってます。演劇的なところもあるので、お芝居を観ているような感じのステージなりました。
クリス:舞台でピアフを歌う時も、ストーリーの中で……というのがあると思うんですけど、歌としての舞台っていうのは、ステージングも含めて違いますか?
大竹:ピアフと同じように、スタンドマイクで全く動かないで歌ってるんですけど、それでもドラマチックで、やはり両手が使えるから、すごく演劇的なんです。片手でマイクを持つよりも、両手で表現ができるし、その歌唱法は私にとって、すごく面白いです。手持ち無沙汰にもならないし、大好きな人を追いかけるとか、怖いとか、老兵になったり、ピエロになったり、その役によって手の動きが全然変わります。
クリス:なるほど。
大竹:ピアフ以外の歌も歌ってますし、私のダラダラトークもあります。「ダラダラトークが長かったら合図してね」って言ってます(笑)。
クリス:仕事に行く時はスイッチを入れる感じですか?
大竹:全然入らないんですよ(笑)。
大竹さんは、4月6日(土)からは舞台『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』で、稲垣吾郎さん、段田安則さん、ともさかりえさんと共演します。演出はケラリーノ・サンドロヴィッチさん。2組の夫婦がおりなす3パターンの物語です。こちらも楽しみですね!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■紅白歌合戦を観た人からの思わぬ反響
大竹さんは「大竹しのぶ ピアフ コンサート『SHINOBU avec PIAF』」の公演を4回行っています。クリスが「ピアフがしみついている部分はありますか?」と質問したところ……。
大竹:毎回変わりますね。メンバーも変わりますし、回を重ねるごとに、それよりもよくならないとやる意味がないので必死です。“もっと高みを目指したい”という思いでやってるので、楽しいです。多分、これでいいということはなく終わるんだと思います。
クリス:大竹さんが“ピアフに入り込んでいる”というのが、テレビで舞台の様子が紹介されている画面を観ていても伝わってきます。
大竹:歌う時の顔がちょっと怖いので、そこが課題なんです(笑)。歌う時に思いが入っちゃうと、顔がすごく怖くなっちゃって、紅白に出た時も「貞子みたい」「画面から飛び出しそう」って言われちゃって(笑)。
クリス:(笑)。ピアフの舞台もやってらっしゃるから、人生だったり、人となりも入っているわけですよね。ピアフはフランスのシャンソン歌手で、戦争の時代も生きて、プライベートも含め波乱に富んでいますが、演じてみていかがですか?
大竹:すごくチャーミングであるのと、思いっきり人を愛して、全部捧げる人だなっていうのと、常にあるのは孤独ですね。すごく孤独なんだなって思って。イヴ・モンタンやシャルル・アズナヴールとかを育て上げたりする一方で、すごく大切な人との別れがあって、ずっとその人を思い続けるっていう。美しい心もあって、愛の人なんだなっていうのをすごく感じます。
クリス:時代背景は、その時に生きてないと体感はできないけど、それが全部歌に入ってますよね。
大竹:歌う時は私をまるごと出し切って、1曲1曲を全身全霊で歌うのが好きですね。
クリス:舞台で演じてらっしゃると、体力的にはいかがですか?
大竹:中途半端なことだと疲れちゃうかもしれないけど、思いっきりやると、解放して「終わった!」っていう感じになりますね。
■「音楽は、なんて自由なんだ」
これまでに数多くのシングルやアルバムをリリースしてきた大竹さん。しかし、音楽活動に深く関わるようになったのは、この5年くらいだと明かします。
大竹:歌自体は好きでしたけど、歌にすごく関わるようになったのは、この5年くらいです。男性アーティストとデュエット・アルバムを作ったときに「音楽は、なんて自由なんだ」と思って、初めて会った人なのに「こんな感じで」って言うと、100年前からの知り合いみたいな感じで仲良くなって。「音楽ってすごく素敵だな」と思って。そこから、音楽の活動をいろいろとするようになりました。
クリス:そういう機会もあって、ピアフも昨年の秋に4度目の舞台に立たれて、アルバム『SHINOBU avec PIAF』もここにきて発売になったんですよね。
大竹:今まで、音源化は言われてたけどなかなか実現しなくて、やっと舞台をするときに「CDも作りましょう」ということで実現できました。
番組ではアルバムの中から、「愛の讃歌」を流しました。『SHINOBU avec PIAF』は2018年の「日本レコード大賞」で優秀アルバム賞を受賞しました。
大竹:びっくりしました! しかも「宇多田ヒカルちゃんと並んでる!」って思って、すごく嬉しかったです。
クリス:素晴らしい曲ばかりですね。
大竹:『水に流して』とか、あまり有名ではないけど『老兵』とか、ピアフはすごくドラマチックな歌が多く、演劇的な歌なので、歌ってて楽しいです。
■コンサートツアーの見どころ
大竹さんは現在、コンサートツアー「大竹しのぶ ピアフ コンサート『SHINOBU avec PIAF』」の真っ最中です。1月25日(金)には、Bunkamuraオーチャードホールで開催されます。
大竹:演出の方がすごく素敵な方なんです。昨年の紅白で、徳島の美術館で米津玄師さんが歌った時の演出もしていた方で、1曲ごとに本当に素晴らしい世界を作ってくれて、その曲の中にポンと入っていけて。そのステージは自分は立ってるから見られないけど、面白いなと思って。合間に私のダラダラトークがあって(笑)、また歌が始まると違う世界にいくような演出になってます。演劇的なところもあるので、お芝居を観ているような感じのステージなりました。
クリス:舞台でピアフを歌う時も、ストーリーの中で……というのがあると思うんですけど、歌としての舞台っていうのは、ステージングも含めて違いますか?
大竹:ピアフと同じように、スタンドマイクで全く動かないで歌ってるんですけど、それでもドラマチックで、やはり両手が使えるから、すごく演劇的なんです。片手でマイクを持つよりも、両手で表現ができるし、その歌唱法は私にとって、すごく面白いです。手持ち無沙汰にもならないし、大好きな人を追いかけるとか、怖いとか、老兵になったり、ピエロになったり、その役によって手の動きが全然変わります。
クリス:なるほど。
大竹:ピアフ以外の歌も歌ってますし、私のダラダラトークもあります。「ダラダラトークが長かったら合図してね」って言ってます(笑)。
クリス:仕事に行く時はスイッチを入れる感じですか?
大竹:全然入らないんですよ(笑)。
大竹さんは、4月6日(土)からは舞台『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』で、稲垣吾郎さん、段田安則さん、ともさかりえさんと共演します。演出はケラリーノ・サンドロヴィッチさん。2組の夫婦がおりなす3パターンの物語です。こちらも楽しみですね!
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
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