J-WAVEで放送中の番組『HEISEI MOMENTS』(ナビゲーター:PORIN[Awesome City Club]/小見山峻/吉田圭佑)。2019年4月にいよいよ平成が幕を閉じ、次の元号がスタートします。この番組では、ミュージシャンのPORIN、フォトグラファーの小見山、デザイナーの吉田という、さまざまなジャンルで活躍する平成育ちの3人が、平成で生まれたカルチャーを語ります。2回目となる1月11日(金)のオンエアでは、平成4~6年を振り返りました。
■MDが全盛期!
まずは、平成4~6年の出来事の中から、3人がそれぞれ気になるトピックを取り上げました。3人に共通していたのは、平成4年に登場した「MD」です。
吉田:俺らってMD全盛期じゃない?
PORIN:MD大好きだった。
吉田:タイトル入力できるんだよね。地味に「ABCD……」ってボタンめっちゃ押して。
PORIN:やったやった。
吉田:ラベルに細かい字で書いたり。
PORIN:超ちっちゃいからね。
吉田:友だちと交換したりね。
PORIN:MDっていま売ってないのかな?
吉田:売ってるでしょ。(編注:生産終了しています)
小見山:へえ。カセットは流行ってるよね。
PORIN:カセットはわかる。レコードとカセットはまだあるけど、MDって本当に一瞬だったよね。
小見山:小学校から中学校の頭くらいまではMDだったよね。
吉田:iPod出るまではね。
PORIN:だって私、初ライブの音源MDに入ってるもん。中学生だったんだけど、MDに録音してた。リハーサルスタジオに入るときも、MDに録音できる機械があったから、そこで入れてスタジオ録音してた。
■「フェミ男」は今に通じている?
さらに話題は、当時ブームとなった「渋谷系」へ移り、PORINが「渋谷にある輸入盤のレコードショップに通っていた人たちが作り出す、洋楽とのタイムラグがない音楽」と解説。さらに渋谷系は、音楽だけでなくファッションにも繋がりがあると、吉田は言います。
吉田:「フェミ男」とか、その時期に流行ってたんだなって思います。いしだ壱成さんとかがやってた、僕もあんまりわからないけど、ピチピチのTシャツを着たり、ピアスを開けたり、眉を整えたり。たぶん、女の子のファッションを男が取り入れたっていう、日本で最初の流れなんじゃないかな。
小見山とPORINは、男性がスキニーパンツを履いたり、タイトなTシャツを着るルーツは、パンクファッションだと思っていたそうですが、「日本独特のねじれ方をしたのかも」と吉田。一方で、スケーターファッションといわれる、ダボっとしたファッションが流行したのもこの時期でした。
PORIN:どっちがメインストリームだったんだろうね?
吉田:絶対スケーターだと思うよ。
小見山:渋谷系はストリートファッション寄りなイメージ。
PORIN:そうだね。ゆるい感じだからね。
小見山:フェミ男とスケーターが同じ空間にいたら、絶対フェミ男はいじめられる世界(笑)。
吉田:まあ、避けて歩くだろうね(笑)。
PORIN:フェミ男はどこで遊んでたんだろうね? クラブとかなのかな?
吉田:そうなのかもね。意外とフェミ男のほうがモテたり、女の子と仲良かったりするのかも。
小見山:そうなのかな。
吉田:いや、わかんない。
PORIN:フェミ男、気になるな。
小見山:今ってさ、フェミ男っぽい服もあるもんね?
吉田:あるある。フェミ男っていうより、ファッションでいったら、性がどんどんなくなってきてるよね。たぶん男の子も女の子も同じような格好をするっていうのをよく見るかも。性の自由さが増えてきてるじゃない。LGBTとか、ああいうのも含めて、もっとフラットにしていこうよっていう流れは、ファッションであるかもね。
小見山:だからフェミ男は、そういうのの分岐点の最初のほうだったのかもしれないね。
吉田:そうかもしれないね。
■渋谷系の真骨頂
平成6年には、Mr.Childrenが『innocent world』で初オリコンチャート1位を獲得しました。ヒップホップでは、小沢健二 featuring スチャダラパーが『今夜はブギーバック』をリリースしました。
小見山:『今夜はブギーバック』は、渋谷系の真骨頂だね。
吉田:ラップはできなくても、あのラップだけはカラオケで歌えたりする。
小見山:そうそう。
PORIN:ああいう曲があると、ラップが身近なものに感じるよね。
小見山:あそこからジャパニーズヒップホップが始まっていったイメージがある。RIP SLYMEさんが初めて日本武道館やったりとか。
平成4から6年までを、それぞれの思い出やイメージとともに振り返った今回18日23時30分からのオンエアでは、平成7から9年を振り返ります。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『HEISEI MOMENTS』
放送日時:毎週金曜 23時30~24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/heisei/
■MDが全盛期!
まずは、平成4~6年の出来事の中から、3人がそれぞれ気になるトピックを取り上げました。3人に共通していたのは、平成4年に登場した「MD」です。
吉田:俺らってMD全盛期じゃない?
PORIN:MD大好きだった。
吉田:タイトル入力できるんだよね。地味に「ABCD……」ってボタンめっちゃ押して。
PORIN:やったやった。
吉田:ラベルに細かい字で書いたり。
PORIN:超ちっちゃいからね。
吉田:友だちと交換したりね。
PORIN:MDっていま売ってないのかな?
吉田:売ってるでしょ。(編注:生産終了しています)
小見山:へえ。カセットは流行ってるよね。
PORIN:カセットはわかる。レコードとカセットはまだあるけど、MDって本当に一瞬だったよね。
小見山:小学校から中学校の頭くらいまではMDだったよね。
吉田:iPod出るまではね。
PORIN:だって私、初ライブの音源MDに入ってるもん。中学生だったんだけど、MDに録音してた。リハーサルスタジオに入るときも、MDに録音できる機械があったから、そこで入れてスタジオ録音してた。
■「フェミ男」は今に通じている?
さらに話題は、当時ブームとなった「渋谷系」へ移り、PORINが「渋谷にある輸入盤のレコードショップに通っていた人たちが作り出す、洋楽とのタイムラグがない音楽」と解説。さらに渋谷系は、音楽だけでなくファッションにも繋がりがあると、吉田は言います。
吉田:「フェミ男」とか、その時期に流行ってたんだなって思います。いしだ壱成さんとかがやってた、僕もあんまりわからないけど、ピチピチのTシャツを着たり、ピアスを開けたり、眉を整えたり。たぶん、女の子のファッションを男が取り入れたっていう、日本で最初の流れなんじゃないかな。
小見山とPORINは、男性がスキニーパンツを履いたり、タイトなTシャツを着るルーツは、パンクファッションだと思っていたそうですが、「日本独特のねじれ方をしたのかも」と吉田。一方で、スケーターファッションといわれる、ダボっとしたファッションが流行したのもこの時期でした。
PORIN:どっちがメインストリームだったんだろうね?
吉田:絶対スケーターだと思うよ。
小見山:渋谷系はストリートファッション寄りなイメージ。
PORIN:そうだね。ゆるい感じだからね。
小見山:フェミ男とスケーターが同じ空間にいたら、絶対フェミ男はいじめられる世界(笑)。
吉田:まあ、避けて歩くだろうね(笑)。
PORIN:フェミ男はどこで遊んでたんだろうね? クラブとかなのかな?
吉田:そうなのかもね。意外とフェミ男のほうがモテたり、女の子と仲良かったりするのかも。
小見山:そうなのかな。
吉田:いや、わかんない。
PORIN:フェミ男、気になるな。
小見山:今ってさ、フェミ男っぽい服もあるもんね?
吉田:あるある。フェミ男っていうより、ファッションでいったら、性がどんどんなくなってきてるよね。たぶん男の子も女の子も同じような格好をするっていうのをよく見るかも。性の自由さが増えてきてるじゃない。LGBTとか、ああいうのも含めて、もっとフラットにしていこうよっていう流れは、ファッションであるかもね。
小見山:だからフェミ男は、そういうのの分岐点の最初のほうだったのかもしれないね。
吉田:そうかもしれないね。
■渋谷系の真骨頂
平成6年には、Mr.Childrenが『innocent world』で初オリコンチャート1位を獲得しました。ヒップホップでは、小沢健二 featuring スチャダラパーが『今夜はブギーバック』をリリースしました。
小見山:『今夜はブギーバック』は、渋谷系の真骨頂だね。
吉田:ラップはできなくても、あのラップだけはカラオケで歌えたりする。
小見山:そうそう。
PORIN:ああいう曲があると、ラップが身近なものに感じるよね。
小見山:あそこからジャパニーズヒップホップが始まっていったイメージがある。RIP SLYMEさんが初めて日本武道館やったりとか。
平成4から6年までを、それぞれの思い出やイメージとともに振り返った今回18日23時30分からのオンエアでは、平成7から9年を振り返ります。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『HEISEI MOMENTS』
放送日時:毎週金曜 23時30~24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/heisei/
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