J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。この週は、お休み中の寺岡歩美に代わり、三原勇希がアシスタントを務めます。12月6日(木)のオンエアでは、病院清掃のプロフェッショナル・松本忠男さんをお迎えし、病を防ぐ掃除のテクニックに注目しました。
これから本格的な大掃除のシーズンが到来。実は、掃除の仕方次第でこれから注意したいカゼやインフルエンザなどの病気が予防できます。
■あなたもきっとやっている! 掃除の間違った常識
病院の清掃歴30年で、多くの病院で清掃方法の指導に携わっている松本さん。まず、掃除として注意したいポイントとして「ホコリ」をあげました。
松本:カビや細菌はホコリが大好きなんです。ホコリのなかでどんどん増え、それがホコリとして舞い上がり、吸ったりして人の口のなかに入るとインフルエンザや肺炎になる可能性が高くなります。
掃除の方法で「間違った常識がある」と、松本さんは指摘します。
松本:掃除機をかけるときに、部屋の隅をかけてから部屋の中央にかける人が多いと思います。しかし、最後に中央を掃除機がけすると風でホコリが舞ってしまいます。そのため、風の動きを見極めないと隅にホコリが移動してしまいます。
サッシャ:部屋の中央からかけて、最後は隅に進むわけですね。
松本:そうですね。隅や壁沿いを残し、最後にそこへ掃除機をかけます。
また、窓を全開にすると、ホコリが舞ってしまいます。
松本:窓を開けても空気は入れ替わりません。特に今の住宅は気密性が高いので、窓を開けると部屋の空気が外に出るのではなく、外の空気が部屋に入ってきます。掃除をすると少なくともホコリは舞いますので、窓を開けているとホコリが、どこか部屋の違うところに飛んでしまいます。
サッシャ:部屋のなかでホコリが拡散されてしまうわけですね。
松本:そうです。窓は閉じて掃除をする必要があります。
さらに、雑巾がけにも間違った常識があると教えてくれました。
松本:ぬれた雑巾でゴシゴシ拭くことは、ホコリや汚れを床に塗っていることと同じになります。正しくは、汚れている床に水などをスプレーでたっぷり吹きかけて、そこから乾いた雑巾で吸い上げるようなやり方です。汚れはその場から除かないと減りません。
■これからの季節はトイレ掃除が重要
病気を予防する観点で、秋から冬にかけて特に気をつけて掃除したい場所はトイレです。
松本:トイレは感染リスクが非常に高い場所で、これからノロウイルスが流行る時期になります。ノロウイルスが手に付き、違うところを触るなどして、誰かの口の中に入っていく。それでノロウイルスの感染が広がっていきますので、手から広がらないように止めていくのが非常に大事です。
三原:気をつけることは、トイレに行ったあとは必ず手を洗うことですか?
松本:それは必須ですね。
トイレ掃除をするときに気をつけたいポイントは、「便器から掃除しない」こと。
松本:トイレはホコリが多い場所なので、まずは壁や床にあるホコリを乾いた状態で取り去るのが大事なんです。最後に手袋をして、手で頻繁に触る場所を除菌することが重要です。除菌シートを使い、ゴシゴシ拭くのではなく一方向でドアノブや電気のスイッチ、レバーの汚れを拭き取っていきます。
松本さんから掃除のアドバイスを聞いたサッシャは「今までの掃除の常識が崩れ去った」と驚きを隠せない様子でした。
もっと詳しく掃除テクニックを知りたい方は、松本さんの著書『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』を手に取ってみてください!
次週、12月10日(月)から13日(木)の「BEHIND THE SCENE」は年末年始を支えるお仕事の裏側にフォーカス! 12月13日(木)はイルミネーションを管理する仕事の裏側を探ります! お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
これから本格的な大掃除のシーズンが到来。実は、掃除の仕方次第でこれから注意したいカゼやインフルエンザなどの病気が予防できます。
■あなたもきっとやっている! 掃除の間違った常識
病院の清掃歴30年で、多くの病院で清掃方法の指導に携わっている松本さん。まず、掃除として注意したいポイントとして「ホコリ」をあげました。
松本:カビや細菌はホコリが大好きなんです。ホコリのなかでどんどん増え、それがホコリとして舞い上がり、吸ったりして人の口のなかに入るとインフルエンザや肺炎になる可能性が高くなります。
掃除の方法で「間違った常識がある」と、松本さんは指摘します。
松本:掃除機をかけるときに、部屋の隅をかけてから部屋の中央にかける人が多いと思います。しかし、最後に中央を掃除機がけすると風でホコリが舞ってしまいます。そのため、風の動きを見極めないと隅にホコリが移動してしまいます。
サッシャ:部屋の中央からかけて、最後は隅に進むわけですね。
松本:そうですね。隅や壁沿いを残し、最後にそこへ掃除機をかけます。
また、窓を全開にすると、ホコリが舞ってしまいます。
松本:窓を開けても空気は入れ替わりません。特に今の住宅は気密性が高いので、窓を開けると部屋の空気が外に出るのではなく、外の空気が部屋に入ってきます。掃除をすると少なくともホコリは舞いますので、窓を開けているとホコリが、どこか部屋の違うところに飛んでしまいます。
サッシャ:部屋のなかでホコリが拡散されてしまうわけですね。
松本:そうです。窓は閉じて掃除をする必要があります。
さらに、雑巾がけにも間違った常識があると教えてくれました。
松本:ぬれた雑巾でゴシゴシ拭くことは、ホコリや汚れを床に塗っていることと同じになります。正しくは、汚れている床に水などをスプレーでたっぷり吹きかけて、そこから乾いた雑巾で吸い上げるようなやり方です。汚れはその場から除かないと減りません。
■これからの季節はトイレ掃除が重要
病気を予防する観点で、秋から冬にかけて特に気をつけて掃除したい場所はトイレです。
松本:トイレは感染リスクが非常に高い場所で、これからノロウイルスが流行る時期になります。ノロウイルスが手に付き、違うところを触るなどして、誰かの口の中に入っていく。それでノロウイルスの感染が広がっていきますので、手から広がらないように止めていくのが非常に大事です。
三原:気をつけることは、トイレに行ったあとは必ず手を洗うことですか?
松本:それは必須ですね。
トイレ掃除をするときに気をつけたいポイントは、「便器から掃除しない」こと。
松本:トイレはホコリが多い場所なので、まずは壁や床にあるホコリを乾いた状態で取り去るのが大事なんです。最後に手袋をして、手で頻繁に触る場所を除菌することが重要です。除菌シートを使い、ゴシゴシ拭くのではなく一方向でドアノブや電気のスイッチ、レバーの汚れを拭き取っていきます。
松本さんから掃除のアドバイスを聞いたサッシャは「今までの掃除の常識が崩れ去った」と驚きを隠せない様子でした。
もっと詳しく掃除テクニックを知りたい方は、松本さんの著書『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』を手に取ってみてください!
次週、12月10日(月)から13日(木)の「BEHIND THE SCENE」は年末年始を支えるお仕事の裏側にフォーカス! 12月13日(木)はイルミネーションを管理する仕事の裏側を探ります! お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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