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Base Ball Bear・小出祐介が新プロジェクト始動! アルバム制作の裏では“あのバンド”の完結が…

Base Ball Bear・小出祐介が新プロジェクト始動! アルバム制作の裏では“あのバンド”の完結が…

J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。11月7日(水)のオンエアでは、Base Ball Bearのギター・ボーカルで、今年に音楽プロジェクト「マテリアルクラブ」を立ち上げた小出祐介さんゲストにお迎えしました。


■「(ほぼ)はじめてのDTM」

マテリアルクラブをスタートさせるきっかけは、「ソロをやりませんか?」と言われたこと。しかし、小出さんは、ソロでやりたいとは思っていないため「やりたくないです」と断ったのだとか。

小出:その代わりに、いつもバンドでやりたいと思っているけれど、やらないアイデア、こぼれているアイデアをカタチにするっていうのであれば「やりますよ」って。元チャットモンチーの福岡晃子と一緒に始めたのが、このマテリアルクラブというプロジェクトって感じですね。

そのアイデアとは、たとえば生演奏を重視しているBase Ball Bearでは難しい、打ち込みのサウンド。プロフィールには「(ほぼ)はじめてのDTM」と書かれています。DTMとは、デスクトップ・ミュージックの略です。

西沢:95年くらいに出てきた名前だね。
小出:でも、95年ぐらいの感じはちょうどいいですね。
西沢:まだPCがデカくて、俺らが始めた頃もDTMって言ってましたね。
小出:そのときのDTMってどんな感じだったんですか?
西沢:結局、ハードディスク・レコーダーが普及してきて、全部PCで管理できるようになったから、っていうことだけなんで、音楽自体はいろんなのがあった。そこに歌を乗せたら結局、打ち込みの上に歌を乗せてるのと変わらないから。
小出:なるほど。

同じDTMでも、今とは機材の規模がまったく違ったようです。小出さんが今回、そんな90年代からあるDTMを選んだのは、「あえてちょっと素人臭いのを作品にしたかった」という理由があります。

小出:手作り感というか。
西沢:これは自分で打ち込みをやったんですか?
小出:そうですね。僕とあっこ(福岡晃子さん)が基本のトラックを作ってるんで、データを交互に何回もラリーして。お互い忙しかったので、ちょうどチャットモンチーが裏で完結する寸前だったんで。
西沢:それどころじゃないんじゃない (笑)。「いやいや小出くん、今それどころじゃないんだけど」的な(笑)。
小出:そう、でも付き合ってくれてたんです(笑)。

そんなマテリアルクラブの1stアルバム『マテリアルクラブ』が11月7日にリリースされます。今作に参加したミュージシャンは超豪華! RHYMESTERのMummy-Dさん、BRAHMANのTOSHI-LOWさん、パスピエの成田ハネダさんなどなど。

西沢:やっぱり自分たちがいつもやってることと全然違うから、迷いもあるだろうけど楽しいっていうのもあるんでしょ?
小出:ワイワイやってるのがすごい楽しかったですね。好きな人たちと一緒にやるっていうのは。
西沢:逆に、Base Ball Bear自体がリフレッシュするっていう効果もあるんですか?
小出:でもバンドのほうも、別に止まってたわけじゃないんですよ。ずっとツアーとかやってる裏でコツコツやってたんで。影響があるようでないというか。どっちも一緒にやってる感覚ですかね。
西沢:別のトラックが頭の中に。
小出:別のトラックって感じです(笑)。別のセッション・ファイルって感じですね。

アルバムがリリースされたということで、楽しみなのはライブですが……残念ながら今のところ予定はないそう。今作がライブではどんなアレンジになるのか、いつか実現してほしいですね!

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【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/

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