J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「MUSIC +1」。9月6日(木)のオンエアでは、きのこ帝国から佐藤千亜妃さんが登場。9月12日リリースのメジャー3rdアルバム『タイム・ラプス』のお話などを伺いました。
■「コマ撮りを見ているかのような作品になった」
まずはニューアルバム『タイム・ラプス』について、タイトルに込めた想いなどを伺いました。
サッシャ:なんで『タイム・ラプス』なんですか?
佐藤:今回のアルバム、人生を振り返ったときの思い出のひとコマひとコマ、ワンシーンワンシーンを切り取ったみたいな楽曲が多くて、それがバーって並んで、聴いたときにまるでコマ撮りを見ているかのような、そんな作品になったなっていうことで、最後に『タイム・ラプス』というのがピッタリハマるんじゃないかなということで、こういうタイトルつけました。
サッシャ:そうか、だから10周年記念アルバムですもんね、今回ね。
佐藤:それを考えて作ったわけではないんですけど、結果的にはそういうことになりましたね。
サッシャ:「いろんな場面を切り取った」ということですけど、10年の間のということですか? そのもっと前の人生をいろいろ切り取ってるんですか?
佐藤:実際の場面を切り取ったというよりかは、「人って生きてたらこういう場面あったよね」みたいなところを、ストーリーテラーみたいな感覚で、ちょっと妄想も交えながら作りました。もちろんサビとかで出てくる歌詞の感情だったりっていうのは、やっぱりこの半生、人生の中で積み重ねてきたものから出た言葉だったりはするので、10年っていうよりかは、今年30になるんですけど、30年の間です。人生折り返し地点かなって最近思ってるんですけど(笑)。
サッシャ:いや早いでしょ(笑)。今のその年代の人、「人生100年」って言われてるんですよ。
佐藤:生きられますかね? 100歳まで(笑)。
サッシャ:いけるでしょ(笑)。
佐藤:なんかそういう半生を思い起こすようなアルバムになったかと思います。
■頭の中の想像で作った『金木犀の夜』
ニューアルバム『タイム・ラプス』に収録されている1曲『金木犀の夜』。実は佐藤さん自身は、金木犀について良く知らず、その匂いを嗅がないままに曲作りを行ったと言います。
サッシャ:『金木犀の夜』っていう。これもまた、割と昔のことを思い出すような感じの曲になってますよね。金木犀を知らなかったらしいですね。
佐藤:金木犀、まわりではいろいろ言ってる人がいるんですけど、実際にあまり匂いとかわからなくて。
サッシャ:調べなかったの?
佐藤:調べましたよ。写真では見たことはあります(笑)。
サッシャ:でも香りも嗅がないままに曲を作ったの?(笑)。
佐藤:そうです。
サッシャ:今も知らないの?
佐藤:だから、頭の中ではすごくいい匂いだという想像があるので、逆にいい曲になったかもしれないです。
サッシャ:いい匂いですけど、人によってはトイレの芳香剤の匂いだというイメージの人もいると思います。
佐藤:たしかに。うちのマネージャーも言ってました。なかったんですよ、地元には。東北出身なんですけど、涼しいところにはあまり自生しない植物みたいで。
寺岡:そうなんですよね、私も北海道なのでないんですよ。上京してから初めて知りました。
サッシャ:そうか。ラベンダーだよね、どっちかっていうと、北海道とかだとね。
佐藤:関東から西にしか、あまり生えてないみたい。
サッシャ:そうなんだ! それはしょうがない。
佐藤:自然はすっごいいっぱいあったんですけど。田園風景の中でポツンと住んでたんで。ただ、金木犀だけはなかったんですよね。
■デビュー前の自主制作音源に見る原点
サッシャ:今回の『タイム・ラプス』、実は初回限定盤だと2枚目のCDが入っていて、これは自主制作のデビュー前の音源なんですか? なんでここに入れようと思ったんですか?
佐藤:10周年っていうところで、「記念につけましょう」っていうのをスタッフさんからご提案頂きまして。「いい音源だし、是非是非」ということで、自分たちも乗っかって、つける形になりました。
サッシャ:どうですか? 10年の時を経て、両方聴いてもらうっていうのは。
佐藤:原点みたいなところを知ってもらえるかな、と思うのがすごく嬉しいですね。
サッシャ:やっぱり自分でも変化を感じますか? 聴き比べてみると。
佐藤:演奏は格段に上手くなってるなと思いますね(笑)。
サッシャ:それは素晴らしいことですね(笑)。でも表現したいことはあまり大きく変わってない?
佐藤:ちょっとずつ変わったというか、アップデートというか、更新されていってるなっていうのはすごく感じます。よりちょっと前向きな感じになってるなっていうふうに思いますね。
サッシャ:あ、ホント? やっぱ最初の頃は、もっと自分の中で音楽を作りながらの悶々としてる部分を作ってたっていうこと?
佐藤:かなり内省的な感じでしたね。それが今の音楽的にはどうやって届けたいかっていうのがすごくメインになってるので、それを聴き比べるとかなり面白いかなっていうのもありますね。
サッシャ:昔はもうちょっと自己セラピー的なところがあって?
佐藤:そうですね、かなり自分の世界観に没入してるみたいな感じだったんですけど、今はもうちょっと軽やかなというか、すごく心にスッと入るようなサウンドになってるなと思います。
サッシャ:いいですね。人間的にも成長した佐藤さんが、サウンドにも現れてるという。これは初回限定版を買うしかないですね。
きのこ帝国は、今回のオンエアで紹介されたメジャー3rdアルバム『タイム・ラプス』を9月12(水)にリリース。それを記念する形で行われるライブ「きのこ帝国 New Album 『タイム・ラプス』Release Party」を、東京・新木場STUDIO COASTと大阪・なんばHatchで開催します。
さらに、佐藤さんのソロ活動としても、2018年10月1日(月)〜10月8日(月)の六本木ヒルズアリーナで行われるJ-WAVE開局30周年イベント「TOKYO SOUND EXPERIENCE」への出演が予定されています。今後の活躍も楽しみですね。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■「コマ撮りを見ているかのような作品になった」
まずはニューアルバム『タイム・ラプス』について、タイトルに込めた想いなどを伺いました。
サッシャ:なんで『タイム・ラプス』なんですか?
佐藤:今回のアルバム、人生を振り返ったときの思い出のひとコマひとコマ、ワンシーンワンシーンを切り取ったみたいな楽曲が多くて、それがバーって並んで、聴いたときにまるでコマ撮りを見ているかのような、そんな作品になったなっていうことで、最後に『タイム・ラプス』というのがピッタリハマるんじゃないかなということで、こういうタイトルつけました。
サッシャ:そうか、だから10周年記念アルバムですもんね、今回ね。
佐藤:それを考えて作ったわけではないんですけど、結果的にはそういうことになりましたね。
サッシャ:「いろんな場面を切り取った」ということですけど、10年の間のということですか? そのもっと前の人生をいろいろ切り取ってるんですか?
佐藤:実際の場面を切り取ったというよりかは、「人って生きてたらこういう場面あったよね」みたいなところを、ストーリーテラーみたいな感覚で、ちょっと妄想も交えながら作りました。もちろんサビとかで出てくる歌詞の感情だったりっていうのは、やっぱりこの半生、人生の中で積み重ねてきたものから出た言葉だったりはするので、10年っていうよりかは、今年30になるんですけど、30年の間です。人生折り返し地点かなって最近思ってるんですけど(笑)。
サッシャ:いや早いでしょ(笑)。今のその年代の人、「人生100年」って言われてるんですよ。
佐藤:生きられますかね? 100歳まで(笑)。
サッシャ:いけるでしょ(笑)。
佐藤:なんかそういう半生を思い起こすようなアルバムになったかと思います。
■頭の中の想像で作った『金木犀の夜』
ニューアルバム『タイム・ラプス』に収録されている1曲『金木犀の夜』。実は佐藤さん自身は、金木犀について良く知らず、その匂いを嗅がないままに曲作りを行ったと言います。
サッシャ:『金木犀の夜』っていう。これもまた、割と昔のことを思い出すような感じの曲になってますよね。金木犀を知らなかったらしいですね。
佐藤:金木犀、まわりではいろいろ言ってる人がいるんですけど、実際にあまり匂いとかわからなくて。
サッシャ:調べなかったの?
佐藤:調べましたよ。写真では見たことはあります(笑)。
サッシャ:でも香りも嗅がないままに曲を作ったの?(笑)。
佐藤:そうです。
サッシャ:今も知らないの?
佐藤:だから、頭の中ではすごくいい匂いだという想像があるので、逆にいい曲になったかもしれないです。
サッシャ:いい匂いですけど、人によってはトイレの芳香剤の匂いだというイメージの人もいると思います。
佐藤:たしかに。うちのマネージャーも言ってました。なかったんですよ、地元には。東北出身なんですけど、涼しいところにはあまり自生しない植物みたいで。
寺岡:そうなんですよね、私も北海道なのでないんですよ。上京してから初めて知りました。
サッシャ:そうか。ラベンダーだよね、どっちかっていうと、北海道とかだとね。
佐藤:関東から西にしか、あまり生えてないみたい。
サッシャ:そうなんだ! それはしょうがない。
佐藤:自然はすっごいいっぱいあったんですけど。田園風景の中でポツンと住んでたんで。ただ、金木犀だけはなかったんですよね。
■デビュー前の自主制作音源に見る原点
サッシャ:今回の『タイム・ラプス』、実は初回限定盤だと2枚目のCDが入っていて、これは自主制作のデビュー前の音源なんですか? なんでここに入れようと思ったんですか?
佐藤:10周年っていうところで、「記念につけましょう」っていうのをスタッフさんからご提案頂きまして。「いい音源だし、是非是非」ということで、自分たちも乗っかって、つける形になりました。
サッシャ:どうですか? 10年の時を経て、両方聴いてもらうっていうのは。
佐藤:原点みたいなところを知ってもらえるかな、と思うのがすごく嬉しいですね。
サッシャ:やっぱり自分でも変化を感じますか? 聴き比べてみると。
佐藤:演奏は格段に上手くなってるなと思いますね(笑)。
サッシャ:それは素晴らしいことですね(笑)。でも表現したいことはあまり大きく変わってない?
佐藤:ちょっとずつ変わったというか、アップデートというか、更新されていってるなっていうのはすごく感じます。よりちょっと前向きな感じになってるなっていうふうに思いますね。
サッシャ:あ、ホント? やっぱ最初の頃は、もっと自分の中で音楽を作りながらの悶々としてる部分を作ってたっていうこと?
佐藤:かなり内省的な感じでしたね。それが今の音楽的にはどうやって届けたいかっていうのがすごくメインになってるので、それを聴き比べるとかなり面白いかなっていうのもありますね。
サッシャ:昔はもうちょっと自己セラピー的なところがあって?
佐藤:そうですね、かなり自分の世界観に没入してるみたいな感じだったんですけど、今はもうちょっと軽やかなというか、すごく心にスッと入るようなサウンドになってるなと思います。
サッシャ:いいですね。人間的にも成長した佐藤さんが、サウンドにも現れてるという。これは初回限定版を買うしかないですね。
きのこ帝国は、今回のオンエアで紹介されたメジャー3rdアルバム『タイム・ラプス』を9月12(水)にリリース。それを記念する形で行われるライブ「きのこ帝国 New Album 『タイム・ラプス』Release Party」を、東京・新木場STUDIO COASTと大阪・なんばHatchで開催します。
さらに、佐藤さんのソロ活動としても、2018年10月1日(月)〜10月8日(月)の六本木ヒルズアリーナで行われるJ-WAVE開局30周年イベント「TOKYO SOUND EXPERIENCE」への出演が予定されています。今後の活躍も楽しみですね。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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