J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。9月6日(木)のオンエアでは、疲労の原因と疲労を防ぐ方法を、スタンフォード大学スポーツ医局のアスレチックトレーナー、山田知生さんにお訊きしました。
スタンフォード大学は“世界最強のスポーツ大学”との呼び声も高く、世界から有望なアスリートが集結しています。山田さんは東京オリンピックでメダル獲得を目指す、水泳チームのアスレチックトレーナーを務めています。まずは、疲労発生のメカニズム、疲れはなぜ起きるのか、について教えていただきました。
■疲労は脳から
別所:疲れの原因は何でしょう?
山田:今までは乳酸が蓄積されていたり、運動のしすぎと言われたんですが、たくさんのリサーチを行った結果、脳が疲労に影響していることが分かったんです。“体が疲れている”というよりは、脳にストレスがいき、脳に伝わり体にシグナルを送っていることが分かってきたんです。
別所:“脳疲労“ということですか?
山田:脳が疲れて、神経を通して体にシグナルを送っているということです。
別所:私はよく“睡眠不足”と言われるんですけど、睡眠不足は脳しんとうと同じ状態だと聞いたことがありますが、どうなんでしょう。
山田:1年生から4年生全員に、シーズンが始まる時にバーチャルリアリティで点のようなものを30秒間追わせて脳の状態を分析したところ、パターンが似ていることが分かってきたんです。脳しんとうは怪我で脳に障害がある状態。寝不足は怪我ではないものの、脳の働きが悪くなります。目で追う時に、遅れたり、点が上にいっているのに反対方向を見てしまうなど、脳震盪ではないもののパターンが似ています。
そこで、脳疲労を防ぐために注意することをお訊きしました。
山田:大事なことは、一つのことを突き詰めるのではなく、いろいろなことをバランスよくやること。休息、睡眠、運動、食事、呼吸法、姿勢、マインドセットのバランスがよくないと、脳がいい状態になりません。いいものばかりを食べていても、寝る時間が短いと疲労が抜けないし、10時間寝たといっても、寝る直前までコンピューターを打ち続けていたら、質のいい睡眠が取れないため疲労が抜けません。全てのことをバランスよく、自分で積極的にとりいれることが、疲労の回復、あるいは疲労のない体作りの鍵になると思います。
■脈拍と呼吸に注目
さらに、疲れを客観的に判断する方法をお訊きしました。
山田:脈拍に注目です。睡眠が取れていないと心拍数が50だった子が、88になっていたりします。脈拍をこまめに測ることが大事です。あとは、呼吸の状態です。胸で呼吸していないか、自分では気が付かないと思いますが、浅い呼吸になっていないかチェックしてみましょう。
詳しく知りたい方は、山田さんの著書『スタンフォード式 疲れない体』をチェックしてみてください!
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
スタンフォード大学は“世界最強のスポーツ大学”との呼び声も高く、世界から有望なアスリートが集結しています。山田さんは東京オリンピックでメダル獲得を目指す、水泳チームのアスレチックトレーナーを務めています。まずは、疲労発生のメカニズム、疲れはなぜ起きるのか、について教えていただきました。
■疲労は脳から
別所:疲れの原因は何でしょう?
山田:今までは乳酸が蓄積されていたり、運動のしすぎと言われたんですが、たくさんのリサーチを行った結果、脳が疲労に影響していることが分かったんです。“体が疲れている”というよりは、脳にストレスがいき、脳に伝わり体にシグナルを送っていることが分かってきたんです。
別所:“脳疲労“ということですか?
山田:脳が疲れて、神経を通して体にシグナルを送っているということです。
別所:私はよく“睡眠不足”と言われるんですけど、睡眠不足は脳しんとうと同じ状態だと聞いたことがありますが、どうなんでしょう。
山田:1年生から4年生全員に、シーズンが始まる時にバーチャルリアリティで点のようなものを30秒間追わせて脳の状態を分析したところ、パターンが似ていることが分かってきたんです。脳しんとうは怪我で脳に障害がある状態。寝不足は怪我ではないものの、脳の働きが悪くなります。目で追う時に、遅れたり、点が上にいっているのに反対方向を見てしまうなど、脳震盪ではないもののパターンが似ています。
そこで、脳疲労を防ぐために注意することをお訊きしました。
山田:大事なことは、一つのことを突き詰めるのではなく、いろいろなことをバランスよくやること。休息、睡眠、運動、食事、呼吸法、姿勢、マインドセットのバランスがよくないと、脳がいい状態になりません。いいものばかりを食べていても、寝る時間が短いと疲労が抜けないし、10時間寝たといっても、寝る直前までコンピューターを打ち続けていたら、質のいい睡眠が取れないため疲労が抜けません。全てのことをバランスよく、自分で積極的にとりいれることが、疲労の回復、あるいは疲労のない体作りの鍵になると思います。
■脈拍と呼吸に注目
さらに、疲れを客観的に判断する方法をお訊きしました。
山田:脈拍に注目です。睡眠が取れていないと心拍数が50だった子が、88になっていたりします。脈拍をこまめに測ることが大事です。あとは、呼吸の状態です。胸で呼吸していないか、自分では気が付かないと思いますが、浅い呼吸になっていないかチェックしてみましょう。
詳しく知りたい方は、山田さんの著書『スタンフォード式 疲れない体』をチェックしてみてください!
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