森山直太朗「そういうものをやれたら…」今後の展望を明かす

J-WAVEの番組『SEIKO SOUND STORAGE』。ミュージシャンやスポーツ選手など、各界で活躍するゲストがマンスリーで登場します。8月のマンスリーゲストは、シンガーソングライターの森山直太朗さんです。5週目となる8月31日(金)のオンエアでは、最新アルバム『822(パニーニ)』について語りました。


■出会いを通じてできたニューアルバム

まず、8月22日(水)に発売された『822(パニーニ)』に込められた思いを語りました。

森山:内容は手前みそですけど、非常にカロリーの高いものになっています。ここ2年ぐらいでいろいろな出会いを通じてできた曲たちが一堂に会しています。『人間の森』はドラマ『記憶』の主題歌になっていたり、『みんなおんなじ』は教育テレビ『みいつけた!』のテーマソングになっていたり、ツアーでできた『絶対、大丈夫』だったり、舞台でできた『糧』という曲だったり。本当に文字通り、その季節を彩った曲たちをラインアップさせていただきました。


■『出世しちゃったみたいだね』は…

森山:「もう少しこういう曲をいれてみようか」とか、「この際だからこの曲やってみたい」という曲のなかに、『出世しちゃったみたいだね』という曲があるんです。この曲は昔から自分の中にしたためてあった一曲で、大好きな曲なんですけど、なぜかアルバムの選考に漏れるというね。なんともいえない季節を一緒に味わってきた曲です。でも今回の『822(パニーニ)』のなかには絶対に入れられると。この曲で新しく出会ったミュージシャンのみなさん、タブゾンビくんとか、OKAMOTO'Sのハマ・オカモトくんとか、彼らと一緒にサウンドを作って、コーラスには大尊敬する友部正人さんに参加してもらって、大変メモリアルな作品になっています。リード曲とか、「これはアルバムの一翼を担う」というものを背負って作った曲というのは、力が入っていますから、「力が入ったね」なんて思うんですけど、何のプレッシャーもかかってない曲が意外とずっと聴ける曲だったりします。『出世しちゃったみたいだね』は、出会いという緊張感はあったけど、本当に誰からも期待されていないという、「結局この子がきょうだいのなかですくすく育ったわね」みたいな、そういうタイプの曲です(笑)。これは僕のなかでもメモリアルでエポックメイキングな曲なんですよね。『人間の森』は、世武裕子さんと一緒にやったり、『時代は変わる』という曲で母親と一緒に歌わせていただいたり、いろいろな出会いと出会いを繰り返してできたアルバムなので、ぜひ聴いていただきたいですね。


■今後の展望

トーク後半では、森山さんの出演した舞台での経験から、今後してみたいことについて明かしました。

森山:音楽だけではなくて、何かについてのシンポジウムがあったりとか、レクリエーションがあったり、参加型な、短編映画とかがあったり……。みんなやろうとしてるんだろうけど難しいんだろうね。そういうのをやってみたら面白いんじゃないかなって。自分が発信して環境を作って、そのなかでみんなと楽しいひとときを過ごす。「楽しいひとときとはなんなんだろう」って、みんなで語り合えるような、そういうものをやれたらなって思っています。

まもなくツアー「森山直太朗 コンサートツアー2018~19『人間の森』」がスタートします。ぜひチェックしてみてください。
http://www.naotaro.com/ningennomori/

【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 24時-24時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage

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