J-WAVEで放送中の番組『SEIKO SOUND STORAGE』では、ミュージシャンやスポーツ選手など、各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。5月はflumpoolから山村隆太(Vo.)と阪井一生(Gt.)が登場。8日(金)のオンエアでは、思い出に残るCDや路上ライブ時代について語り合った。
■マイナスのイメージからスタートした山村と阪井
山村と阪井と尼川元気(Ba.)は幼稚園からの幼馴染である。山村と阪井が、お互いを意識しはじめた小学生時代を振り返った。
山村:幼稚園の頃は友だちという関係でもなかったからあまり覚えてないね。
阪井:全然覚えてないよ。小学校時代にソフトボールをやっていたとき、敵チームのキャプテンが山村だったんですよ。
山村:僕が4番でキャプテンでしたね(笑)。
阪井:それに加えてピッチャーっていう最強のポジションだったんですけれど、うちのチームから見れば「ノーコンでヘタクソなキャプテン」という評価でした(笑)。
山村:言うなよ(笑)。肩書だけで生きてたんや、あのときは。
阪井:(笑)。当時はそれぐらいの認識でしたね。
山村:俺も阪井は「小さくて肩がめっちゃ弱いサード」っていう印象でした(笑)。
阪井:周りからもだいたいそういう印象ですよ。
山村:(笑)。
阪井:お互いマイナスからのスタートでしたね。
山村:それぐらい昔からの付き合いですね。
■記憶に強く残るCD…THE YELLOW MONKEYとaikoの思い出
続いてふたりは「自分のお金で初めて買ったCD」についてトークを展開した。
山村:自分のお金で初めて買ったCDって覚えてます?
阪井:正直、あんまり覚えてないから、いろんなところで毎回違うこと言っているんじゃないかなって思って、よくよく考え直したんですよ。ちゃんと手に取って買った記憶で一番強く残っているのは、THE YELLOW MONKEYのアルバム『PUNCH DRUNKARD』です。
山村:ああ、THE YELLOW MONKEY好きやもんね。
阪井:大好きです。このアルバムが出たのは、たしか中学2年生ぐらいだったと思います。
山村:その時期ってGLAYとかL'Arc-en-Cielとかが登場してバンドブームがあったんですよね。
阪井:みんなギターを買ってね。
山村:THE YELLOW MONKEYを聴いていた世代は自分たちより上じゃない?
阪井:19とかゆずとかもいる時代やったから、THE YELLOW MONKEYをずっと聴いてたのは俺らだけやったかもね。
山村:でもTHE YELLOW MONKEYがきっかけでギターを買ったんやろ?
阪井:そうです。憧れですから。
山村:『PUNCH DRUNKARD』もコピーしてたもんね。
阪井:君が買ったCDは?
山村:俺もあんまり覚えてないんやけど、CDを買ったときの思い出が鮮明なものがあります。高校2年生ぐらいのときにめっちゃ好きやった子がいて、その子がaiko大好きで。
阪井:当時、aikoを聴いてる子はほんまに多かったよね。
山村:好きな子にaikoのCDを貸したくて買ったのがきっかけ。「俺、持ってるで」って言いたくて(笑)。それまでもaikoの楽曲は好きでしたけどね。
阪井:戦略的なやつね。なるほど、なるほど。aikoのなんて曲ですか?
山村:『ロージー』です。
阪井:俺も『ロージー』の思い出はいっぱいあるよ。
山村:なんでお前にもあんねん(笑)。
阪井:好きやった子が『ロージー』を聴いてたから。
山村:やっぱそうなるんやな。
阪井:この時代のaikoの曲を聴くと悲しくなる。「あんなことあったな」って思い出しちゃう。
山村:なるほどね(笑)。ちょっと切ないな。切ない思い出しかないから(笑)。
阪井:aikoに限っては切ない思い出しかないです。青春時代を思い出させてくれますね。
山村:そうかも。俺もこっぴどくフラれたもんなあ。切なくなってきたわ(笑)。
■偽コブクロ”がたくさんいた大阪の路上ライブ時代
ふたりが人前で音楽を披露するきっかけは、中学時代のお祭りだった。
山村:僕らが音楽をスタートさせたのは、中学生の頃の「表現祭」という文化祭のようなものでしたね。
阪井:ありましたね。
山村:「表現祭」に向けて「THE YELLOW MONKEYのコピーバンドをやろう」っていうのがきっかけでしたね。
阪井:初めて人前で演奏したのはTHE YELLOW MONKEYでした。
山村:そうね。だけど、このコピーバンドからflumpoolが生まれたっていうより、どちらかというと路上ライブがきっかけでしたね。
阪井:路上ライブがブームやったよね。僕らの地元の大阪・天王寺の歩道橋で、コブクロが路上ライブをしてたんですよ。
山村:そうそう。
阪井:歩道橋が揺れるぐらい人を集めていました。伝説の人たちでしたね。それに影響を受けて僕らも路上ライブをはじめたんです。当時ブームやったから、5メートルおきぐらいに路上ライブをしている人たちがいて、絶対にひとりコブクロの黒田俊介さんのような歌い方をしている人がおるんです。
山村:“偽コブクロ”がいっぱいおったよね(笑)。
阪井:当時、黒田さんの声真似担当が僕やったんです(笑)。全力で太い声を出す流れがありました。誰が一番黒田さんに近いかを競い合うぐらいコブクロの存在はすごかった。
山村:そうね。コブクロがいなかったら僕たちは人前で歌う方向にはいかなかったと思う。ひとつの大きなきっかけを作ってくれたのはコブクロでした。歌や歌詞を大事にして、日本語で言葉や思いを届けるということがコブクロを好きな理由。元気と3人でコブクロのカバーをたくさんやらせてもらいましたよね。
阪井:やりましたね。インディーズの曲とかもね。
山村:ハモりが楽しいよね。練習したね。「音楽で届けたい」って気持ちもあったけど、合唱のように一緒にメロディーをハモっていくのも楽しかったのかもしれないね。
『SEIKO SOUND STORAGE』では各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。15日(金)はflumpoolが「ドラマの主題歌」についてトークを展開する。放送は22時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年5月14日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 22時-22時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/
■マイナスのイメージからスタートした山村と阪井
山村と阪井と尼川元気(Ba.)は幼稚園からの幼馴染である。山村と阪井が、お互いを意識しはじめた小学生時代を振り返った。
山村:幼稚園の頃は友だちという関係でもなかったからあまり覚えてないね。
阪井:全然覚えてないよ。小学校時代にソフトボールをやっていたとき、敵チームのキャプテンが山村だったんですよ。
山村:僕が4番でキャプテンでしたね(笑)。
阪井:それに加えてピッチャーっていう最強のポジションだったんですけれど、うちのチームから見れば「ノーコンでヘタクソなキャプテン」という評価でした(笑)。
山村:言うなよ(笑)。肩書だけで生きてたんや、あのときは。
阪井:(笑)。当時はそれぐらいの認識でしたね。
山村:俺も阪井は「小さくて肩がめっちゃ弱いサード」っていう印象でした(笑)。
阪井:周りからもだいたいそういう印象ですよ。
山村:(笑)。
阪井:お互いマイナスからのスタートでしたね。
山村:それぐらい昔からの付き合いですね。
■記憶に強く残るCD…THE YELLOW MONKEYとaikoの思い出
続いてふたりは「自分のお金で初めて買ったCD」についてトークを展開した。
山村:自分のお金で初めて買ったCDって覚えてます?
阪井:正直、あんまり覚えてないから、いろんなところで毎回違うこと言っているんじゃないかなって思って、よくよく考え直したんですよ。ちゃんと手に取って買った記憶で一番強く残っているのは、THE YELLOW MONKEYのアルバム『PUNCH DRUNKARD』です。
山村:ああ、THE YELLOW MONKEY好きやもんね。
阪井:大好きです。このアルバムが出たのは、たしか中学2年生ぐらいだったと思います。
山村:その時期ってGLAYとかL'Arc-en-Cielとかが登場してバンドブームがあったんですよね。
阪井:みんなギターを買ってね。
山村:THE YELLOW MONKEYを聴いていた世代は自分たちより上じゃない?
阪井:19とかゆずとかもいる時代やったから、THE YELLOW MONKEYをずっと聴いてたのは俺らだけやったかもね。
山村:でもTHE YELLOW MONKEYがきっかけでギターを買ったんやろ?
阪井:そうです。憧れですから。
山村:『PUNCH DRUNKARD』もコピーしてたもんね。
阪井:君が買ったCDは?
山村:俺もあんまり覚えてないんやけど、CDを買ったときの思い出が鮮明なものがあります。高校2年生ぐらいのときにめっちゃ好きやった子がいて、その子がaiko大好きで。
阪井:当時、aikoを聴いてる子はほんまに多かったよね。
山村:好きな子にaikoのCDを貸したくて買ったのがきっかけ。「俺、持ってるで」って言いたくて(笑)。それまでもaikoの楽曲は好きでしたけどね。
阪井:戦略的なやつね。なるほど、なるほど。aikoのなんて曲ですか?
山村:『ロージー』です。
阪井:俺も『ロージー』の思い出はいっぱいあるよ。
山村:なんでお前にもあんねん(笑)。
阪井:好きやった子が『ロージー』を聴いてたから。
山村:やっぱそうなるんやな。
阪井:この時代のaikoの曲を聴くと悲しくなる。「あんなことあったな」って思い出しちゃう。
山村:なるほどね(笑)。ちょっと切ないな。切ない思い出しかないから(笑)。
阪井:aikoに限っては切ない思い出しかないです。青春時代を思い出させてくれますね。
山村:そうかも。俺もこっぴどくフラれたもんなあ。切なくなってきたわ(笑)。
■偽コブクロ”がたくさんいた大阪の路上ライブ時代
ふたりが人前で音楽を披露するきっかけは、中学時代のお祭りだった。
山村:僕らが音楽をスタートさせたのは、中学生の頃の「表現祭」という文化祭のようなものでしたね。
阪井:ありましたね。
山村:「表現祭」に向けて「THE YELLOW MONKEYのコピーバンドをやろう」っていうのがきっかけでしたね。
阪井:初めて人前で演奏したのはTHE YELLOW MONKEYでした。
山村:そうね。だけど、このコピーバンドからflumpoolが生まれたっていうより、どちらかというと路上ライブがきっかけでしたね。
阪井:路上ライブがブームやったよね。僕らの地元の大阪・天王寺の歩道橋で、コブクロが路上ライブをしてたんですよ。
山村:そうそう。
阪井:歩道橋が揺れるぐらい人を集めていました。伝説の人たちでしたね。それに影響を受けて僕らも路上ライブをはじめたんです。当時ブームやったから、5メートルおきぐらいに路上ライブをしている人たちがいて、絶対にひとりコブクロの黒田俊介さんのような歌い方をしている人がおるんです。
山村:“偽コブクロ”がいっぱいおったよね(笑)。
阪井:当時、黒田さんの声真似担当が僕やったんです(笑)。全力で太い声を出す流れがありました。誰が一番黒田さんに近いかを競い合うぐらいコブクロの存在はすごかった。
山村:そうね。コブクロがいなかったら僕たちは人前で歌う方向にはいかなかったと思う。ひとつの大きなきっかけを作ってくれたのはコブクロでした。歌や歌詞を大事にして、日本語で言葉や思いを届けるということがコブクロを好きな理由。元気と3人でコブクロのカバーをたくさんやらせてもらいましたよね。
阪井:やりましたね。インディーズの曲とかもね。
山村:ハモりが楽しいよね。練習したね。「音楽で届けたい」って気持ちもあったけど、合唱のように一緒にメロディーをハモっていくのも楽しかったのかもしれないね。
『SEIKO SOUND STORAGE』では各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。15日(金)はflumpoolが「ドラマの主題歌」についてトークを展開する。放送は22時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年5月14日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 22時-22時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/