J-WAVEで放送中の『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「WORDS FROM THE FIELD」(ナビゲーター:GAKU-MC)。7月6日(金)のオンエアでは、サッカー雑誌『サッカーキング』の元編集長で、サッカー解説者の岩本義弘さんをお迎えし、「2018 FIFAワールドカップ ロシア」で導入された新システムや注目選手についてお話を伺いました。
■日本代表に「ごめんなさい」
サッカー日本代表は「2018 FIFAワールドカップ ロシア」でグループリーグを突破し、ベスト16の成績を残しました。
GAKU-MC:こんなに日本代表が躍進してくれるとは。
岩本:正直、僕はグループリーグに3連敗すると思っていたので、日本代表の選手たちや西野 朗監督に会ったら「ごめんなさい」と謝ります。
GAKU-MC:(笑)。
岩本:今大会出場国のなかで、日本はFIFA(国際サッカー連盟)ランキングでぶっちぎりの最下位ですよ。
GAKU-MC:ランキングは、あくまでもランキングですよね。
「日本はFIFAランキングが上がりづらい状況にある」と岩本さん。強豪国との試合で勝ったり引き分けたりするとランキングは上がりますが、日本はアジアのなかでランキング上位であるものの、ワールドカップのアジア予選で日本より格下の国に勝ったとしてもランキングは上がりません。しかし、アジア以外の強豪国と頻繁に試合ができるわけでもないので、日本のランキングは低いのだと説明します。
このように問題点も多いとされるFIFAランキングは、今回のワールドカップ後に算出方法が見直されます。
■「VAR」でサッカーがわかりやすくなった
続いて、今回のワールドカップで初めて導入された、映像によって審判の判定を補助するシステム「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)」についての話題になりました。
GAKU-MC:「VAR」の導入はどう思いますか?
岩本:非常にいいと思います。ワールドカップでは初めての導入なので、戸惑いもありますけど、これによって審判が正しい判定を下す確率が90パーセントくらいから、98パーセントくらいまで上がっています。当然、選手たちが正しいプレーをしたことが評価されたほうがいいじゃないですか。
GAKU-MC:もちろんです。
岩本:あとは、「VAR」で審判を守れます。「逆の判定をしてしまった」とか「反則を見逃してしまった」とか、間違えた判定を下した審判が批判にさらされたり、廃業したり脅迫されたりすることが減ると思います。
「『VAR』によって、サッカーがわかりやすくなり、伸びるきっかけになった」と岩本さんは続けました。
■柴崎 岳選手は日本代表の王様
今大会の注目選手を伺うと、ブラジル代表のネイマール選手だと岩本さん。
岩本:ネイマールはケガ明けだったので、グループリーグの最初は「コンディションがよくないな」と思っていました。でも、どんどんコンディションが上がってきています。彼はよく体の横の動きで相手を抜いていきますけど、そのキレが出てきました。ブラジルはグループリーグで苦しみましたけど、ここから調子が上がってくると思います。
GAKU-MC:日本代表でよかった選手は誰ですか?
岩本:1番は柴崎 岳選手です。彼は完全に日本代表の王様ですね。守備でも攻撃でも、しばらく日本の中心になると思います。
GAKU-MC:へえー!
岩本:そうじゃなきゃダメだと思います。柴崎選手は非常にプレーの質が高い。正直、「(元サッカー日本代表の)遠藤保仁選手の後継者は柴崎選手だ」と言われていたけど、そこまでには至っていなかった。でも、ワールドカップ直前になって、一気に頭角を現し、ワールドカップ本番でチームを掌握していたので、柴崎選手を司令塔と言うより、俺は王様って呼んでいますから。彼が守備の指示も全部出す、攻撃のスイッチとなる縦パスを入れて、裏へのスルーパスを出して、ときおり前線まで上がってシュートを打つ。もう、完璧じゃないですか。
GAKU-MC:確かに。名前が岳(がく)っていうのも、いいですよね(笑)。
まだまだ熱い戦いが繰り広げられている「2018 FIFAワールドカップ ロシア」。果たして、岩本さんが注目するネイマール選手はどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。また、今後の柴崎選手にも注目です!
次回、7月13日(金)の「WORDS FROM THE FIELD」も、引き続き岩本さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『〜JK RADIO〜TOKYO UNITED』
放送日時:金曜 6時-11時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/
■日本代表に「ごめんなさい」
サッカー日本代表は「2018 FIFAワールドカップ ロシア」でグループリーグを突破し、ベスト16の成績を残しました。
GAKU-MC:こんなに日本代表が躍進してくれるとは。
岩本:正直、僕はグループリーグに3連敗すると思っていたので、日本代表の選手たちや西野 朗監督に会ったら「ごめんなさい」と謝ります。
GAKU-MC:(笑)。
岩本:今大会出場国のなかで、日本はFIFA(国際サッカー連盟)ランキングでぶっちぎりの最下位ですよ。
GAKU-MC:ランキングは、あくまでもランキングですよね。
「日本はFIFAランキングが上がりづらい状況にある」と岩本さん。強豪国との試合で勝ったり引き分けたりするとランキングは上がりますが、日本はアジアのなかでランキング上位であるものの、ワールドカップのアジア予選で日本より格下の国に勝ったとしてもランキングは上がりません。しかし、アジア以外の強豪国と頻繁に試合ができるわけでもないので、日本のランキングは低いのだと説明します。
このように問題点も多いとされるFIFAランキングは、今回のワールドカップ後に算出方法が見直されます。
■「VAR」でサッカーがわかりやすくなった
続いて、今回のワールドカップで初めて導入された、映像によって審判の判定を補助するシステム「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)」についての話題になりました。
GAKU-MC:「VAR」の導入はどう思いますか?
岩本:非常にいいと思います。ワールドカップでは初めての導入なので、戸惑いもありますけど、これによって審判が正しい判定を下す確率が90パーセントくらいから、98パーセントくらいまで上がっています。当然、選手たちが正しいプレーをしたことが評価されたほうがいいじゃないですか。
GAKU-MC:もちろんです。
岩本:あとは、「VAR」で審判を守れます。「逆の判定をしてしまった」とか「反則を見逃してしまった」とか、間違えた判定を下した審判が批判にさらされたり、廃業したり脅迫されたりすることが減ると思います。
「『VAR』によって、サッカーがわかりやすくなり、伸びるきっかけになった」と岩本さんは続けました。
■柴崎 岳選手は日本代表の王様
今大会の注目選手を伺うと、ブラジル代表のネイマール選手だと岩本さん。
岩本:ネイマールはケガ明けだったので、グループリーグの最初は「コンディションがよくないな」と思っていました。でも、どんどんコンディションが上がってきています。彼はよく体の横の動きで相手を抜いていきますけど、そのキレが出てきました。ブラジルはグループリーグで苦しみましたけど、ここから調子が上がってくると思います。
GAKU-MC:日本代表でよかった選手は誰ですか?
岩本:1番は柴崎 岳選手です。彼は完全に日本代表の王様ですね。守備でも攻撃でも、しばらく日本の中心になると思います。
GAKU-MC:へえー!
岩本:そうじゃなきゃダメだと思います。柴崎選手は非常にプレーの質が高い。正直、「(元サッカー日本代表の)遠藤保仁選手の後継者は柴崎選手だ」と言われていたけど、そこまでには至っていなかった。でも、ワールドカップ直前になって、一気に頭角を現し、ワールドカップ本番でチームを掌握していたので、柴崎選手を司令塔と言うより、俺は王様って呼んでいますから。彼が守備の指示も全部出す、攻撃のスイッチとなる縦パスを入れて、裏へのスルーパスを出して、ときおり前線まで上がってシュートを打つ。もう、完璧じゃないですか。
GAKU-MC:確かに。名前が岳(がく)っていうのも、いいですよね(笑)。
まだまだ熱い戦いが繰り広げられている「2018 FIFAワールドカップ ロシア」。果たして、岩本さんが注目するネイマール選手はどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。また、今後の柴崎選手にも注目です!
次回、7月13日(金)の「WORDS FROM THE FIELD」も、引き続き岩本さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
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放送日時:金曜 6時-11時30分
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