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「松田聖子さんが笑ってくれて…」エレファントカシマシ・宮本浩次、デビュー当時の思い出

「松田聖子さんが笑ってくれて…」エレファントカシマシ・宮本浩次、デビュー当時の思い出

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。6月10日(日)のオンエアでは、エレファントカシマシの宮本浩次さんが初登場! 昨年、デビュー30周年を迎えた心境や、話題の新曲についてお訊きしました。


■デビュー30年、メンバーとは「会話は減ったけど…」

クリス:30年の重みは感じますか?
宮本:昨年から今年にかけて、47都道府県でコンサートをやったんですけど、幅広い年齢層のお客さんが来てくれたのと、ファーストアルバムの曲から最新の曲まで演奏したら歓迎されている雰囲気があって。それが、地に足がついた歓迎ぶりだったんです。「俺たちは長くやってきたんだ」っていうことを実感しました。
クリス:30年っていったら、世代を超えますもんね。 30年間同じバンド、同じメンバーでずっと活躍しているのもすごいことですよね。
宮本:メンバーは中学・高校の同級生で。もともと友だちだったから、音楽というよりは共通の思いや時代の感覚を共有しているというか。バンドの前から友だちだったのは大きいですね。いいところも、嫌なところも、いろいろなところをわかってますから。
クリス:どんな感じでバンドを結成したんですか?
宮本:当時、RCサクセションとか、YMOとかが学校で流行していて。ドラムのトミ(冨永義之)も、ギターの石くん(石森敏行)も、中1のときから近所の楽器屋さんで楽器を習っていて、ロックとか好きだったみたいですね。 僕も子どの頃からジュリー(沢田研二)やピンクレディーが全盛で、クラシックも好きで、母親に勧められて、小学校2年生から5年生まで合唱団に入ってたんです。
クリス:小さい頃から歌は上手で?
宮本:歌は好きだったんです。中学3年のときに、メンバーに誘われて入りました。
クリス:今でも仲はいいですか?
宮本:会話は減りましたね。みんな50代で大人だから、昔みたいにつるんでお酒を飲みに行ったり、とかはなくなっちゃった。なぜならメンバーで酒を飲むのは俺だけになっちゃったんですよ。
クリス:わかります。
宮本:とはいえ、安心感というか、信頼関係はすごくありますね。
クリス:最近ロックミュージシャンがどんどん真面目になってきて、一番健康的なのはロックミュージシャンなんじゃないかと。
宮本:そうかもしれないですね(笑)。


■「毎日、しっかり歩んでいく」思いを込めたアルバム

エレファントカシマシは、31年目のスタートのなる通算23枚目のアルバム『Wake Up』が6日にリリースされました。

クリス:このタイトルには、どういう思いを込めましたか?
宮本:朝も頑張って目覚めるっていうか、出かけときから元気な日ばかりじゃなくて、駅に向かう道のりで太陽が昇ったり風が吹いたりとかして、元気になったりとか。毎日しっかり歩んで行かなきゃっていうところがあって、日々そういうことなのかな、「Wake Up」っていうことで。
クリス:月並みな表現だけど、新たな始まりみたいな部分ですよね、残りの人生の初日ですからね。今回は全ての編曲を、FLOWER FLOWER のキーボード・村山☆潤さんが担当していて、ここ数年は一緒にコンビを組んでいますね。
宮本:彼は35歳で、誠実で優しい人なんですよ。非常に柔らかく対応してくれる。私は優しい人がすごく好きなんです。

放送ではアルバム収録曲の中から『Easy Go』をお届けしました。

クリス:(激しい曲なので)1曲演奏するたびに、かなり体力を消耗するんじゃないですか?
宮本:今、6月25日から始まるツアーの練習してるんですけど、ようやく歌うコツがわかってきました。
クリス:できたときは「格好いいのができた」と思っても、やってみると「ちょっと待ってよ、とんでもないものを作っちゃった」っていう。
宮本:ずっと、ギターも弾いてますし。
クリス:かき鳴らしながら歌っちゃうんですもんね。

この曲は、ドラマ『宮本から君へ』(テレビ東京)の書き下ろしの主題歌ですが、宮本さんはドラマの「宮本」さんとは関係ないようです。

宮本:ただ、漫画の原作者の新井英樹さんが、デビューした頃の我々を知ってて、広い意味では関係があるかもしれないです。熱いドラマだったので、激しくて力強い歌にしました。ギターでこうやってシンプルにやるのって、本当に久しぶりで、満足感がけっこう高いですね
クリス:30年間やっていると、曲作りの中でいろんな時代があったんじゃないでいすか?
宮本:どうも性格的に、人の顔色を伺いすぎるんですよね。
クリス:そうですか?! ファンからするとは全然顔色を伺ってないような感じがするんですが。実は逆に気を遣っていて、繊細なところがあるんですね。


■松田聖子が笑ってくれた思い出

後半は、番組があらかじめ用意した質問に、ランダムに答えていただきました。

Q: 自分にとってのアイドルは?
宮本:松田聖子さん。僕が22歳くらいかな。バンドデビューしたあと、レコーディングスタジオに行ったら松田聖子さんがディレクターらしき人と話してて、石くんと一緒にわざと前を3往復したりとかして(笑)。それを松田聖子さんが気づいてくれて、「ププッ」と笑ってくれて嬉しかったです。

Q: タイムマシーンがあったら行ってみたい場所、 時代、会ってみたい人は?
宮本:江戸時代とかも好きだけど、奈良時代とかもいいですね。古い街とか、平城京とか行ってみたいですね。聖徳太子とかいたら会ってみたいですね。

エレファントカシマシは6月25日(月)から『TOUR 2018 ”WAKE UP!!”』がスタートします。東京公演は7月5日(木)、6日(金)にZepp Tokyoにて開催。また、「FUJI ROCK FESTIVAL ’18」ほか、さまざまなフェスに多数出場します。

さて、次回(17日)は Superflyと加藤ミリヤが登場。人気企画「逆電SING A SONGバスター」 も開催します。勝者には1万円の選べるチケットプレゼント。どうぞ、お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
放送日時:日曜 13時-16時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

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