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知的障がいのあるアーティストをヒーローにするブランド「MUKU」

知的障がいのあるアーティストをヒーローにするブランド「MUKU」

J-WAVEで放送中の番組「SUNRISE FUNRISE」(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「CRAFT MARKET」。2月11日(日)のオンエアでは、知的障がいのあるヒーローを生み出すブランド「MUKU」に注目しました。

ラフォーレ原宿にある「LEBECCA boutique」のディレクター・赤澤えるさんが、あるイベントで見つけ「デザインセンスに惚れた」というカラフルに織られたネクタイ。それが障がい者たちによるアート作品だと知り、ハイクオリティーな雑貨ブランドだと思っていたので、心から驚き感動した!と「MUKU」について語ります。赤澤さんは「今までの福祉やチャリティーの枠にとらわれず、障がいを持つ人たちの才能に純粋に惚れ込み、質の高いプロダクトとして形にすることで世の中に落とし込んでいる」と、その魅力と活動に賛同していました。

オンエアでは、そんな赤澤さんオススメの「MUKU」の代表・松田崇弥さんにお話を伺いました。「知的障がいのある人の橋渡しをテーマに、彼らの描くアート作品をいろいろなプロダクトに落とし込んでいく活動をしています」(松田さん 以下同)という「MUKU」。名前の由来は、知的障がい者たちのアートが純粋無垢な気持ちからきているものだと感じたからだそう。

松田さんが「MUKU」を立ち上げたきっかけは、自閉症の兄がいることだそうで、小さいころから、兄に対する「かわいそう」「ちょっと変わっている」という声に疑問を感じ、将来的に「偏見をなくする活動がしたい」と考え、その一つとして「アートは見てすぐわかる形としていいなと思い活動をはじめました」と話しました。

スタジオに「MUKU」の商品をお持ちいただきました。一番印象的なのは色使い。原色を使った現代アートのような素晴らしい作品で、これらの作品は、岩手県花巻市にある社会福祉法人「るんびにい美術館」と提携し、そこに所属するアーティストの作品を使っています。ちなみに、赤澤さんが見つけたネクタイをデザインをしたのは八重樫季良さん。八重樫さんの父が建築関係の仕事をしていた影響で、図面をモチーフにした創作を40年間続けているそうです。また、「知的障がいの人をヒーローにしたい」という思いから、アーティストの名前をあえて商品名にしており、ネクタイの商品名はもちろん「Kiyoshi Yaegashi」。

また、プロモーションの一環として、先天性自閉症をもったラッパー・GOMESSさんに「MUKU」という曲を作ってもらい、YouTubeに公開して認知してもらう活動などもおこなっています。「MUKU」の活動が描く未来について、松田さんは「僕らは“知的障がい”という言葉を押し出しているけれど、彼らが知的障がい者だからではなく、純粋に素敵なアート作品として社会に循環して、イラストレーターとしての未来をつくることができれば素敵だなと思っています」と語りました。「MUKU」の商品はネットでも購入できます。ぜひチェックしてみてください!

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:「SUNRISE FUNRISE」
放送日時:毎週日曜6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sunrise/

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