朝食に食べたい、カレー風味のイギリス雑炊？

J-WAVEでオンエア中の「～JK RADIO～TOKYO UNITED」（ナビゲーター：ジョン・カビラ）のワンコーナー「Cleansui MORNING TABLE」。毎回、世界の食卓を紹介しています。4月21日（金）のオンエアでは、イギリス北部の街、ブラッドフォードの食卓を紹介しました。

イングランド北部ウェスト・ヨークシャー州ブラッドフォード。ロンドンから北へ300キロメートル以上、その郊外にあるのが世界遺産の村、ソルテアです。19世紀半ばの産業革命のころ、環境の悪化から織物工場の生産性が低下しているのを見た実業家のタイタス・ソルトが、働く労働者により良い労働環境を与えようと作りあげたのがソルテアという村なのだとか。その名前の由来は「ソルト」の名前と「エア川」を合わせたものだと言われており、工場に勤める人々が住む住宅、病院など、ヴィクトリア様式の町並みが今も残っているため、世界中から観光客が訪れています。

繊維の街、ブラッドフォードは「カレーの街」でもあります。繊維産業で働く移民が増え、アジア系、特にパキスタンの人々が多かったため、カレーを食べる文化がそこに根付きました。そんな理由から「世界カレーフェスティバル」といったイベントも盛んで、街にはカレー料理を出すレストランが軒を連ねます。ちなみに、6年連続でイギリスのカレーの中心地にも認定されています！

そんなブラッドフォードの朝食は「ケジャリー」というカレー風味の雑炊。カレー粉とバターなどを混ぜたお粥の状態のごはんに、ほぐした燻製のタラの身と、ゆで卵をのせていただく雑炊ですが、辛口でスパイシーなカレーではなく、ちょっとマイルドに仕上げるのが一般的。たっぷりといれたミルク・ティーと一緒に食べたい一品ですね。

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【番組情報】
番組名：「～JK RADIO～TOKYO UNITED」
放送日時：毎週金曜 6時ー11時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/