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違和感が面白い?「横浜ダンスコレクション」開催中!

違和感が面白い?「横浜ダンスコレクション」開催中!

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「ZAPPA」(日曜ナビゲーター:前田智子)。2月12日(日)オンエアでは、ダンサー、振付家としても活動する前田が、2月19日(日)まで開催中の「横浜ダンスコレクション2017」を紹介しました。

「横浜ダンスコレクション」は1996年にはじまったもので、若手振付家の発掘・育成を目的としたコンペティションも行われています。その中で、前田は「Dance Cross + Asian Selection」の最終日の公演を観てきたそうです。これは過去の受賞者のフランスでの研究発表や、このコレクションを通じて国内外で活躍する振付家にスポットを当てたプログラムで、前田によると、日常の中に”違和感”という非日常を忍ばせて、日常と芸術のギャップを埋めるとことろにトレンドを感じたそうです。

まずは、昨年のコンペティションで最優秀新人賞を受賞した、田村興一郎さんが演出・振付を担当した新作ダンス「Yard」の話になりました。

「パーカーにジーンズ、足元はスニーカーという、そのままの格好で外を歩いてもおかしくないような衣装の男女二人が、ダンスというよりも単純な腕の動きをベースに、日常的な動きをしていたんです。ただ、唇が白く塗られていたり、表情をまったく変えないところに妙な緊張感が漂っていました。目線や体重移動の仕方で、中途半端でぎこちなく見えたり、意図的に違和感を演出したりしてあるんです」と、パフォーマンスの様子を語りました。

さらに、昨年のコンペティションのファイナリスト、高橋萌登さんと韓国の振付家ユン・ボラムさんが振付・出演を果たしたコラボレーション作品「Coincidance in Between」にも注目しました。

「まったく異なるキャラクターの二人ですが、共通するのは『何気なさ』。こちらの作品も普段の生活で見かける動きをもとに展開されていきます。『今から踊ります!』という気合がまったくなくて、舞台が日常生活の一コマに見えてきます。特に『違和感』という意味で面白かったのは、ユン・ボラムさんが日本語のテキストを読むシーンで、日本語を話さない彼女のリズムや音が、わざとではない感じでぎこちなくて、予想外の違和感を作っていました」

とパフォーマンスの魅力を語っていました。「横浜ダンスコレクション2017」は横浜赤レンガ倉庫1号館と「横浜にぎわい座 のげシャーレ」で開催中です。足を運んでみては?

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「ZAPPA」
放送日時:毎日 5時-6時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/zappa/

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