KenKen、世間の“自粛ムード”に物申す？

J-WAVEで放送中の番組「AVALON」（火曜担当ナビゲーター：KenKen）。1月31日のオンエアは、『これってどうなのウィーク！』ということで、女優の宮澤エマさんと、社会学者の古市憲寿さんをゲストに、「なんでも自粛ってどうなの？」をテーマに考えることとなりました。

この日、まず最初のゲストとして登場したのは、第78代内閣総理大臣・宮澤喜一氏の孫で、ワイドショーやニュース番組などのコメンテーターとしても大活躍中の宮澤エマさん。

宮澤さんは、巷で頻発する人気芸能人たちの活動自粛＆謹慎問題について、「『自粛』と『謹慎』の違いとかも考えますよね。『自粛』っていうのは、“自主的にやらない”ということですよね、『謹慎』は“反省します！”っていうことで」と、まずは「自粛」と「謹慎」の違いについてコメント。これを受けKenKenからは、「なんかこう、誰のためにしてるかだよね。謝ってる時も。俺は、基本的には『全部反対』派なんだけども。特に作品にまで影響いくじゃないですか、ミュージシャンの場合は」と、自粛にせよ謹慎にせよ、それが必ずしも問題の解決になるわけではないという考えを明かしました。

また、芸能人に限らず、こうした自粛＆謹慎への火種となりがちなSNS上などの「炎上」については…

宮澤：Twitterは言葉で発信するから、SNSの中でも結構難しいと思ってて。自分の部屋の中で発言しているような錯覚にとらわれやすいと思うんですけど、あれってめっちゃ公共じゃないですか。だから、そこで自分と友達の中だけのものだと思ってたら全然違いましたよ、っていうことで炎上したりしていると思います
KenKen：今まで敵とかいない人生だったのに、全然知らないヤツ1万人ぐらいから、急に悪口言われるみたいな。世の中の悪いバイブスがすべて自分に向かってきてる感じだよね（笑）。

ちなみに、5年ほど前に炎上を経験したKenKenは、SNSでは「個人名を書かない」「自分にできることだけ言う」「自分にできないことを、まずは否定しない」ことを心がけているそうです。

番組中盤からもう1人のゲストとして、独自の視点でニュースを斬ることで知られる古市憲寿さんが登場。古市さん＆宮澤さん、そしてKenKenが、巷で起こる自粛論争について意見を交わすことになりました。

たとえば年明け早々に話題となった「初詣のベビーカー自粛問題」について。

古市さんは、「（問題となった寺の場合は）逆に、ベビーカーを優先してたんですよね。『自粛』じゃなくて、普通にベビーカーの優先をやめればよかったと思うんですよ」と持論を展開。そもそもの発端となったベビーカーについては、「歩けてもグズる子供とかもいるし、そういう時は、抱っこするとめっちゃ重いから、ベビーカーに乗せる気持ちもわかる」としながら、世の母親たちが抱える子育て上の問題が世間一般に理解されづらい状況となっているのでは、と指摘しました。

一方、宮澤さんは「人の良識ってうか、そういうものに頼れなくなっちゃったっていうことですよね。普通に考えたらしないよね？っていうルールってあるじゃないですか、社会で生きてると。それを逆手に取る人や悪用する人がいたから、お寺側が自粛することになっちゃった…」と、この手の騒動が起きる背景に潜む常識の有無や、良識の危うさについて指摘していました。

他にも最近話題となった「男性保育士の女児着替え自粛問題」「CM自粛問題」など、巷を騒がせている事象について、熱い意見が飛び交う夜となりました。

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【番組情報】
番組名：「AVALON」
放送日時：月・火・水・木曜 22時－23時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/avalon/