J-WAVEで放送中の番組「GROWING REED」(ナビゲーター:岡田准一)。1月22日(日)のオンエアでは、レディー・ガガの愛用するヒールレスシューズを手がけたアーティスト、舘鼻則孝さんをゲストにお迎えし、ヒールレスシューズを作られたきっかけや、今後の展望やクリエイションに対するこだわりをたっぷりお聞きしました。
岡田:これですね。今、目の前にガガ様も愛するヒールレスシューズ…。本物を僕、初めて見ました。いつも雑誌とかでは見てたんですけど…。
舘鼻:そういうので見てくれてたっていうだけでも嬉しいですね。
ヒールレスシューズはその名の通り“かかとのない靴”。すべて皮で作られているのですが、厚底の部分は何も入っていないため、見た目から想像するほど重くはないそうです。
しかも、かかとがなくてもしっかりバランスは取れる作りになっているので、ちゃんと歩けるのです。この日、持ってきていただいたサイズは25センチ。ここで舘鼻さんから「両足履いてみてください。ファスナーが閉まらなくても歩けると思います」とのお言葉。そして履いてみた岡田の感想は「全然歩ける! すげぇ! ガガの気分(笑)」とご満悦でした(笑)。
岡田:見た目、本当に歩けるのかなって感じなんですけど、たぶんジャンプもできるし、走ろうと思えば走れる。
舘鼻:そうなんです。みんな「走れる」って言ってくれるんです。まあ、走るために作ってるわけではないんですけどね(笑)。
こちらは、歴史に残すデザインとして、アメリカのメトロポリタン美術館や、イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に保管されているそうです。
「博物館に行くと、日本の美術品のコーナーとかあるじゃないですか。着物とか刀が置いてあったり、そういうところに並んでいるんですよ」(舘鼻さん、以下同)
世界に認められているスゴいものなのです。
舘鼻さんがこのヒールレスシューズを作られたのは、東京藝術大学の学生時代。工芸科で染織を専攻されていて、そこで着物など日本のファッションについて学んでいたそうです。「大学時代は花魁のことを研究してたんです。花魁って厚底の下駄を履いているじゃないですか」と舘鼻さん。ヒールレスシューズのルーツは花魁の下駄にあったのですね!
そうして卒業制作で作ったのがヒールレスシューズだったそうです。卒業制作が世界に認められるというのはスゴいですね。しかし、その影には知られざる努力もあったようで…。
「自分の作品を世界中に売り込みましたね」
意外にも在学当時は、大学の教授には全然評価してもらえなかったという舘鼻さん。「でも、自分はこういう思いで作ったから、それを持って世界に出たいなって気持ちはすごいあった」とおっしゃいます。学生の頃から、すでに日本ではなく世界を目指していたのですね。
この他、デザインの道へと進むきっかけや、アートに向き合うスタンス、そしてレディ・ガガと再会した時のエピソードもお話しいただきました。
現在、舘鼻さんの展覧会「舘鼻則孝 呪力の美学」が南青山の岡本太郎記念館にて3月5日まで開催されています。こちらにはレディ・ガガも足を運んだそうですよ! ぜひその目で、日本が世界に誇る若きアーティストの作品を確かめてみてはいかがでしょうか。
【番組情報】
番組名:「GROWING REED」
放送日時:毎週日曜 24時-25時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/
岡田:これですね。今、目の前にガガ様も愛するヒールレスシューズ…。本物を僕、初めて見ました。いつも雑誌とかでは見てたんですけど…。
舘鼻:そういうので見てくれてたっていうだけでも嬉しいですね。
ヒールレスシューズはその名の通り“かかとのない靴”。すべて皮で作られているのですが、厚底の部分は何も入っていないため、見た目から想像するほど重くはないそうです。
しかも、かかとがなくてもしっかりバランスは取れる作りになっているので、ちゃんと歩けるのです。この日、持ってきていただいたサイズは25センチ。ここで舘鼻さんから「両足履いてみてください。ファスナーが閉まらなくても歩けると思います」とのお言葉。そして履いてみた岡田の感想は「全然歩ける! すげぇ! ガガの気分(笑)」とご満悦でした(笑)。
岡田:見た目、本当に歩けるのかなって感じなんですけど、たぶんジャンプもできるし、走ろうと思えば走れる。
舘鼻:そうなんです。みんな「走れる」って言ってくれるんです。まあ、走るために作ってるわけではないんですけどね(笑)。
こちらは、歴史に残すデザインとして、アメリカのメトロポリタン美術館や、イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に保管されているそうです。
「博物館に行くと、日本の美術品のコーナーとかあるじゃないですか。着物とか刀が置いてあったり、そういうところに並んでいるんですよ」(舘鼻さん、以下同)
世界に認められているスゴいものなのです。
舘鼻さんがこのヒールレスシューズを作られたのは、東京藝術大学の学生時代。工芸科で染織を専攻されていて、そこで着物など日本のファッションについて学んでいたそうです。「大学時代は花魁のことを研究してたんです。花魁って厚底の下駄を履いているじゃないですか」と舘鼻さん。ヒールレスシューズのルーツは花魁の下駄にあったのですね!
そうして卒業制作で作ったのがヒールレスシューズだったそうです。卒業制作が世界に認められるというのはスゴいですね。しかし、その影には知られざる努力もあったようで…。
「自分の作品を世界中に売り込みましたね」
意外にも在学当時は、大学の教授には全然評価してもらえなかったという舘鼻さん。「でも、自分はこういう思いで作ったから、それを持って世界に出たいなって気持ちはすごいあった」とおっしゃいます。学生の頃から、すでに日本ではなく世界を目指していたのですね。
この他、デザインの道へと進むきっかけや、アートに向き合うスタンス、そしてレディ・ガガと再会した時のエピソードもお話しいただきました。
現在、舘鼻さんの展覧会「舘鼻則孝 呪力の美学」が南青山の岡本太郎記念館にて3月5日まで開催されています。こちらにはレディ・ガガも足を運んだそうですよ! ぜひその目で、日本が世界に誇る若きアーティストの作品を確かめてみてはいかがでしょうか。
【番組情報】
番組名:「GROWING REED」
放送日時:毎週日曜 24時-25時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。