提供:ENEOS株式会社
静岡市清水区に建つENEOSの次世代型エネルギー供給プラットフォーム「ENEOSみらいコネクト」。同施設ではどのような事業・取り組みが行われているのか。今回、モデルで俳優の堀田茜が現地取材を行った。
取材・インタビューの模様を伝えたのは、堀田茜がナビゲートするJ-WAVEの番組『ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-』。毎週ゲストを招き、地球のよりよい未来の実現に向けたSDGsについて、リスナーと共に学ぶプログラムだ。
オンエアは、2026年6月20日、27日だった。収録の模様はJ-WAVEの公式YouTubeチャンネルでも楽しめる。
堀田:はじめに、ENEOSみらいコネクトがどのような経緯で誕生した施設なのか教えてください。
山本:私たちENEOSグループは、エネルギーと素材の安定供給およびカーボンニュートラル社会の実現を長期ビジョンに掲げて挑戦を続けています。この挑戦の一つとして、地域で再生可能エネルギーを活用しながら社会と未来に貢献したいという強い思いからこの事業を立ち上げました。
堀田:この施設、かなり広いなという印象なのですが、具体的にどれくらいの敷地面積があるのですか?
山本:敷地面積は4万6000m2で、東京ドーム約1個分の面積に相当します。
堀田:東京ドーム1つ分も! では、この施設ではどのような事業・取り組みを展開しているのでしょうか?
山本:大きく分けて3つあります。1つ目が再生可能エネルギーの地産地消です。クリーンな太陽光の電気を自社の送電線にて、近隣施設へお届けしています。2つ目がエネルギーマネジメントシステムによる最適な電気の発電・供給です。このシステムは、天気の予測、施設ごとの電気の使われ方、水素をいつどれくらい製造するのかという情報に基づき蓄電池の動きを自動で制御しており、ENEOSみらいコネクトの頭脳と言えます。3つ目は水素ステーションです。太陽光発電による電気で水を分解して生成した再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」を燃料電池自動車や水素バスに供給をしています。
堀田:ただ発電するだけではなく、電気をしっかりと貯めて調整し、無駄なく活用していくスタンスに、日本人的な“もったいない精神”を感じて、すごく親近感がわきました。
施設内でひときわ存在感を放つのが、太陽光発電設備だ。約100m×240mの広大なスペースに、畳一畳よりやや大きいサイズの太陽光パネル5350枚がズラリと敷き詰められている。「この太陽光発電設備の最大出力は約1990kWです。1日で約1000世帯分くらいの電力をまかなえる規模になります」と語るのはENEOS Powerの永田さん。堀田は「初めてこんな近い距離で太陽光パネルを見たのですが、一枚一枚が思った以上に大きくて壮観ですね」と驚きつつ、設備の運用に関して素朴な疑問をぶつけた。
堀田:太陽光発電はお天気次第で発電量が変わるイメージがあるのですが、発電量はどのように調整されるのでしょうか?
永田:そこで活躍するのが大型蓄電池とエネルギーマネジメントシステムの組み合わせです。晴れた日に余った電気を蓄電池に貯め、夜間などに放電します。また、天気や電気の使用状況を予測しながら、今貯めるべきか、送電すべきか判断をしています。
堀田:この大型蓄電池には、どれくらいのエネルギーを貯めることができるのかも知りたいです。
永田:おおむね晴れた日の1日分の発電電力を貯められるほどの容量があります。身近な例で言うと、スマートフォン約50万台です。一般家庭一世帯分であれば、1年以上電力が賄える計算となります。
堀田:そんなに大きな容量があるのですね! 思ったより多くてびっくりです。では、ここで作られた電気はどのようにして使われているのですか?
永田:静岡市清水文化会館マリナートや清水さくら病院、ENEOS清水油槽所、静岡清水水素ステーションへ供給しています。地域の中で電気を作り、地域の中で使う。これがENEOSみらいコネクトの目指す姿です。
堀田:ただ電気を発電するだけでなく、地域の未来を考えている設備なのですね。
舟川:ENEOSは水の電気分解により水素を製造するステーションを合計4か所運営しているのですが、その中で静岡清水水素ステーションは、自営線にて供給した地域の再エネで水素を製造するという点において他にあまり例がなく、水素事業と電力事業、両方を展開しているENEOSならではの取り組みと言えます。また、ENEOS未来コネクトのエネルギーマネジメントシステムと連携しているため、太陽光発電設備の発電量や蓄電池の稼働計画を踏まえて、いつどのタイミングでどれくらい水素を作るべきか最適化していることも特徴に挙げられます。
堀田:敷地面積はどの程度あるのでしょうか?
舟川:約5000m2で、同タイプの水電解ステーションのおよそ2倍程度の広さとなります。今後清水エリアで水素需要が広がった場合でも対応できる造りに設計しました。
「充填がちょうど終わったところなので、よかったらFCVに充填するための水素のノズルを持ってみませんか」と舟川さんに提案され、「ぜひお願いします!」と応じた堀田。ノズルを両手で大切そうに抱えると「重い!」と声を上げ、「毎回これで充填されているのですか。これは筋トレになりますね……!」と話していた。
舟川:水素の充填は、非常に高い圧力により行うので、温度のコントロールが肝心です。車のタンクの温度が高くなりすぎないよう、あらかじめ水素をマイナス35度~マイナス40度まで下げてから充填しており、これを「プレクール」と言います。なので、充填後のノズルは冷たい感触があるのですが、このような工夫を施すことでお客様は安全かつ短時間で水素を充填することができるんです。
堀田:なるほど。では、この水素ステーションではどれぐらいの水素を供給することができるのでしょうか?
舟川:1時間で約9kgの水素を製造でき、燃料電池車「トヨタ MIRAI」およそ1.5台分の充填が可能です。走行距離にして、東京-大阪間の往復距離に相当する約1000kmを走ることができます。
堀田:太陽光から生まれた電気を使い、クリーンな水素を作るという仕組みが構築されていることに驚きましたし、お話や水素のノズルを持たせていただく体験を通じて「未来」が広がっていくワクワク感を感じることができました。
堀田:再生可能エネルギーの地産地消に取り組むことのメリットは何だとお考えですか?
山本:最大のメリットは、エネルギー供給に対する安心感が高まることです。電気を遠くの発電所だけに頼るのではなく、地域の中で作って貯め、そして使う。これを実現することで、災害停電時にも柔軟に対応できるという強みがあります。いわゆる「地域レジリエンス」を高めることに貢献し、万が一のときにも電気やエネルギー供給をゼロにしない。これが地産地消の大きな価値だと思っています。
堀田:たしかに地域の方にとって大きな安心材料になりますよね。永田さんにもうかがいたいのですが、この施設に携わる中でのやりがいを聞かせて欲しいです。
永田:再エネの導入やエネルギーの地産地消など、地域課題の解決に直接関われることにやりがいを感じます。また、ENEOS Powerのパーパスである「今と未来の電気をデザインする」「持続可能なエネルギーと社会の在り方を描き、社会実装する」ということを体現できている現場だと思います。
堀田:一方で大変なことは?
永田:電気を安定供給し続けることです。静岡市清水文化会館マリナートや清水さくら病院など、地域にとって重要な施設に電気をお届けしているので、日々責任を持って業務に取り組んでいます。
堀田: ENEOS未来コネクトの取り組みを広げていく上での課題は何でしょうか?
永田:地域で生まれた再生可能エネルギーを今以上に効率よく活用していくことだと考えています。需要予測の精度を高め、水素を作るタイミングをより最適化することによって実現していきたいです。
堀田:では山本さん、最後に今後の目標について教えてください。
山本:ENEOSグループは「『今日のあたり前』を支え、『明日のあたり前』をリードする。」という決意を掲げ、事業に取り組んでいます。ENEOSみらいコネクトは、まさに明日のあたり前を形にしていく場所です。カーボンニュートラル社会の実現に向けた挑戦の一つとして、ここ清水での取り組みが良い先行事例になるよう、引き続き頑張っていきたいと思います。
堀田:お二人のお話を聞き、地域の方々の「安心」を守るために、責任をもって事業に取り組まれていることがよくわかりました。エネルギーは「使うもの」のイメージが強いですが、どう作るか、そしてどう地域で活かしていくかまで考えることが大切なのだと学びになりました。貴重なお話を、ありがとうございました。
山本&永田:こちらこそ、ありがとうございました。
(構成=中山洋平)
静岡市清水区に建つENEOSの次世代型エネルギー供給プラットフォーム「ENEOSみらいコネクト」。同施設ではどのような事業・取り組みが行われているのか。今回、モデルで俳優の堀田茜が現地取材を行った。
取材・インタビューの模様を伝えたのは、堀田茜がナビゲートするJ-WAVEの番組『ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-』。毎週ゲストを招き、地球のよりよい未来の実現に向けたSDGsについて、リスナーと共に学ぶプログラムだ。
オンエアは、2026年6月20日、27日だった。収録の模様はJ-WAVEの公式YouTubeチャンネルでも楽しめる。
堀田茜が取材!次世代のエネルギー拠点
敷地面積は東京ドーム約1個分
東京から新幹線と車を乗り継いで約1時間半。清水駅のほど近く、海と山に囲まれた風光明媚な場所に「ENEOSみらいコネクト」はあった。太陽光や水素などのクリーンエネルギーを提供する次世代のエネルギー拠点として、2025年5月に油槽所内の遊休地にて開所した同施設。堀田は「遠くのほうに富士山が見え、目の前には駿河湾が広がっていて、とっても気持ちのいい場所です」と第一印象を口にする。早速、ENEOS Powerの山本さんに施設立ち上げの経緯や事業内容について話を聞いた。山本:私たちENEOSグループは、エネルギーと素材の安定供給およびカーボンニュートラル社会の実現を長期ビジョンに掲げて挑戦を続けています。この挑戦の一つとして、地域で再生可能エネルギーを活用しながら社会と未来に貢献したいという強い思いからこの事業を立ち上げました。
堀田:この施設、かなり広いなという印象なのですが、具体的にどれくらいの敷地面積があるのですか?
山本:敷地面積は4万6000m2で、東京ドーム約1個分の面積に相当します。
堀田:東京ドーム1つ分も! では、この施設ではどのような事業・取り組みを展開しているのでしょうか?
山本:大きく分けて3つあります。1つ目が再生可能エネルギーの地産地消です。クリーンな太陽光の電気を自社の送電線にて、近隣施設へお届けしています。2つ目がエネルギーマネジメントシステムによる最適な電気の発電・供給です。このシステムは、天気の予測、施設ごとの電気の使われ方、水素をいつどれくらい製造するのかという情報に基づき蓄電池の動きを自動で制御しており、ENEOSみらいコネクトの頭脳と言えます。3つ目は水素ステーションです。太陽光発電による電気で水を分解して生成した再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」を燃料電池自動車や水素バスに供給をしています。
堀田:ただ発電するだけではなく、電気をしっかりと貯めて調整し、無駄なく活用していくスタンスに、日本人的な“もったいない精神”を感じて、すごく親近感がわきました。
スマホ約50万台分の容量を誇る大型蓄電池
堀田:太陽光発電はお天気次第で発電量が変わるイメージがあるのですが、発電量はどのように調整されるのでしょうか?
永田:そこで活躍するのが大型蓄電池とエネルギーマネジメントシステムの組み合わせです。晴れた日に余った電気を蓄電池に貯め、夜間などに放電します。また、天気や電気の使用状況を予測しながら、今貯めるべきか、送電すべきか判断をしています。
堀田:この大型蓄電池には、どれくらいのエネルギーを貯めることができるのかも知りたいです。
永田:おおむね晴れた日の1日分の発電電力を貯められるほどの容量があります。身近な例で言うと、スマートフォン約50万台です。一般家庭一世帯分であれば、1年以上電力が賄える計算となります。
永田:静岡市清水文化会館マリナートや清水さくら病院、ENEOS清水油槽所、静岡清水水素ステーションへ供給しています。地域の中で電気を作り、地域の中で使う。これがENEOSみらいコネクトの目指す姿です。
堀田:ただ電気を発電するだけでなく、地域の未来を考えている設備なのですね。
水素ステーションの水素ノズルを持ってみた感想は?
太陽光発電設備でつくられた電気の送り先の一つが、施設内にある「静岡清水水素ステーション」だ。送電された電気により製造したCO2フリーの水素を、FCV(燃料電池自動車)や FCバス(燃料電池バス)に供給している。「すごくシンプルな外観で、やはり見た目からして普通のガソリンスタンドとは違いますね」という堀田に対し、ENEOSの舟川さんが同水素ステーションの特徴について説明し始めた。堀田:敷地面積はどの程度あるのでしょうか?
舟川:約5000m2で、同タイプの水電解ステーションのおよそ2倍程度の広さとなります。今後清水エリアで水素需要が広がった場合でも対応できる造りに設計しました。
「充填がちょうど終わったところなので、よかったらFCVに充填するための水素のノズルを持ってみませんか」と舟川さんに提案され、「ぜひお願いします!」と応じた堀田。ノズルを両手で大切そうに抱えると「重い!」と声を上げ、「毎回これで充填されているのですか。これは筋トレになりますね……!」と話していた。
堀田:なるほど。では、この水素ステーションではどれぐらいの水素を供給することができるのでしょうか?
舟川:1時間で約9kgの水素を製造でき、燃料電池車「トヨタ MIRAI」およそ1.5台分の充填が可能です。走行距離にして、東京-大阪間の往復距離に相当する約1000kmを走ることができます。
堀田:太陽光から生まれた電気を使い、クリーンな水素を作るという仕組みが構築されていることに驚きましたし、お話や水素のノズルを持たせていただく体験を通じて「未来」が広がっていくワクワク感を感じることができました。
“明日のあたり前を形にしていく場所”として掲げる目標とは
太陽光発電、大型蓄電池、エネルギーマネジメントシステム、専用の送電線、水素ステーションが一体となって、再生可能エネルギーの地産地消を実現しているENEOS未来コネクト。最後に同施設が地産地消に取り組む意義や、ここで働くやりがいについてENEOS Powerの山本さんと永田さんに話を聞いた。堀田:再生可能エネルギーの地産地消に取り組むことのメリットは何だとお考えですか?
山本:最大のメリットは、エネルギー供給に対する安心感が高まることです。電気を遠くの発電所だけに頼るのではなく、地域の中で作って貯め、そして使う。これを実現することで、災害停電時にも柔軟に対応できるという強みがあります。いわゆる「地域レジリエンス」を高めることに貢献し、万が一のときにも電気やエネルギー供給をゼロにしない。これが地産地消の大きな価値だと思っています。
堀田:たしかに地域の方にとって大きな安心材料になりますよね。永田さんにもうかがいたいのですが、この施設に携わる中でのやりがいを聞かせて欲しいです。
堀田:一方で大変なことは?
永田:電気を安定供給し続けることです。静岡市清水文化会館マリナートや清水さくら病院など、地域にとって重要な施設に電気をお届けしているので、日々責任を持って業務に取り組んでいます。
堀田: ENEOS未来コネクトの取り組みを広げていく上での課題は何でしょうか?
永田:地域で生まれた再生可能エネルギーを今以上に効率よく活用していくことだと考えています。需要予測の精度を高め、水素を作るタイミングをより最適化することによって実現していきたいです。
堀田:では山本さん、最後に今後の目標について教えてください。
山本:ENEOSグループは「『今日のあたり前』を支え、『明日のあたり前』をリードする。」という決意を掲げ、事業に取り組んでいます。ENEOSみらいコネクトは、まさに明日のあたり前を形にしていく場所です。カーボンニュートラル社会の実現に向けた挑戦の一つとして、ここ清水での取り組みが良い先行事例になるよう、引き続き頑張っていきたいと思います。
堀田:お二人のお話を聞き、地域の方々の「安心」を守るために、責任をもって事業に取り組まれていることがよくわかりました。エネルギーは「使うもの」のイメージが強いですが、どう作るか、そしてどう地域で活かしていくかまで考えることが大切なのだと学びになりました。貴重なお話を、ありがとうございました。
山本&永田:こちらこそ、ありがとうございました。
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