提供:ENEOS株式会社
地球のよりよい未来の実現に向けたSDGsについてゲストを招き、リスナーと一緒に学んでいくJ-WAVEの番組『ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-』(毎週土曜日14:00〜14:30)。ナビゲーターを務める俳優でモデルの堀田 茜が12月1日(日)、東京・代々木公園イベント広場にて行われた公開収録に出演した。
ゲストとして登場したのは、シドニー五輪競泳日本代表で現在は「一般社団法人日本知的障害者水泳連盟」の副会長を務めるなど、スポーツを通じた幅広い活動を行う萩原智子氏、そしてENEOS株式会社の基礎化学品企画部の林誠氏。萩原氏は自身が取り組む活動について、林氏はENEOSがカーボンニュートラル・循環型社会実現に向けて行っているグリーンケミカルの取り組みについて語った。
堀田:パリ五輪の開催で、萩原さんは五輪自体の変化をどう感じましたか?
萩原:今までよりも強くジェンダー平等に向けた取り組みが行われた大会だったように感じました。これまではどうしても男子の出場枠が多かったんですけど、男女同数の出場が実現したことは、大きな一歩だったと思います。加えて、脱プラ(使い捨てプラスチック使用禁止)という環境に配慮した大会ということで、そういう視点も進化した部分かと思います。
堀田:SDGsとすごく結びついていますよね。
萩原:パリ五輪のCO2排出量は、2012年のロンドン五輪、2016年のリオ五輪に比べて、半分にするという目標が掲げられていました。競技会場にペットボトルの持参は禁止され、マイボトルに給水できるように配慮されていました。そんなところまで徹底されたんです。
そんな萩原氏は現在スポーツ教育に力を注いでいる。自身がそうだったように、水と親しむことで、多くの子どもたちに夢や目標、可能性を広げられる機会を──という競技大会「萩原智子杯」を年に3度開催したり、“水“とCommunication(通じ合う)しながら、 Education(教育)する、体験型の授業「水ケーション」などを行っている。
堀田:萩原さんは、「日本知的障害者水泳連盟」の副会長も務められていますよね。本当に幅広くご活躍なさっていますが、こちらではどういった取り組みを行っているんですか?
萩原:知的障がい者のスイマーはたくさんいて、そんな中で、インクルーシブの大会をもっともっと増やしていきたいと思っています。どうしても水泳の大会は健常者と障がい者が分かれてしまうことが多いんですが、一緒に試合ができるような大会を増やしていきたい。少しずつですが、増えています。
私も「萩原智子杯」という自分の名前を冠した大会を偉そうにさせていただいていますが、そこでは知的障がい者と健常者が競い合っています。2024年に山梨で開催された「萩原智子杯」には県外の横須賀・宇都宮からチームが来てくださいました。年に3回、さまざまな地区で行っているので、その地域の水泳連盟の方々のご協力もいただきながら、大会は成り立っています。
水泳は自分自身の自己ベストタイムというのが明確にわかります。昔の自分を超えていくことを目標に、選手たちは頑張っています。
堀田:確かに、わかりやすくタイムが出る世界ですもんね。
萩原:そういう意味では目標が作りやすくて、努力もしやすいスポーツなのかなと思います。
堀田:萩原さんのスポーツ教育には、「スポーツだけでなくほかのものにも目を向けてほしい」という考えがあるそうですが、そのように考えるきっかけは何だったんですか?
萩原:私は水泳しかやってこなかった人生だったので、現役時代はものすごく視野が狭かったんです。その反省を活かして、若い子にはいろんなことに目を向けてほしいと思いました。例えば、スランプに入って苦しい思いをしているときに、視野が広いといち早くその解決方法に辿り着けたりします。
それを大人になってから気づいて、もっと早く知っておけばよかったなと思いました。そういった経験から水泳だけでなく、社会課題などさまざまなことに目を向けるきっかけ作りを、大会を通じてやっていきたいと考えています。
堀田:お子さんを教育する上でのマイルールはありますか?
萩原:私は息子本人が「やりたい」と言ったことしかやらせていないんです。もし「辞めたい」と言ったら、まずは「何で辞めたいの?」と聞きます。私はけっこう、息子に質問することが多くて、そんな中で息子が考えながら、自分の気持ちを引っ張り出してくる。そんな経緯がおもしろいんです。それを受けて、親ができることをやってあげます。
堀田:子どもが習い事で悩んでいたり、失敗したりしているとき、親としてどのように接することが大事だとお考えですか?
萩原:私はちょっとした失敗は、どんどんしてほしいと思っています。そんなときに「よかったね。いい経験をしたね」と声をかけます。
堀田:確かに一緒に落ち込まれるよりも、「いい経験をしたね」と言われる方が、気が楽になる感覚が私もありました。「悪いことじゃないんだ」と思えたというか。
萩原:私が水泳を始めたきっかけは海で溺れかけたことなんです。そのとき、父に「何でもっと早く助けてくれなかったの?」と聞いたんですけど、「智が泳いでいるのがうれしかった」と返ってきました。
その一言で不思議と恐怖がなくなったんです。むしろ「泳げるようになりたい」と思いました。父がそれを意識して言ったのかどうかはわかりませんが、私も息子が失敗したときに、「大変!」とすぐに助けるのではなく、心配しながら見守るようにしています。そうすると息子が自らで何とかする力を見せてくれたりします。そのときに「すごいね!」と褒めてあげる方が大事なのかなって。
堀田:何事にも動じない子どもに成長しそうですね。私にもいつか子どもができたら、萩原さんの言葉を忘れずに子育てと向き合いたいと思います。
堀田:なぜ今、グリーンケミカルが注目されているのでしょうか?
林:プラスチックを使用する上での大きな課題が、作って使って捨てていく過程で多くの二酸化炭素(CO2)を排出することです。特に捨てる際に「燃やす」ことで多くのCO2が出ます。こういった問題を解決する手段としてグリーンケミカルが注目されています。
プラスチックに関するCO2を削減するためのアプローチとして、まず思い浮かぶのがリサイクルです。プラスチックを燃やさずにリサイクルすればCO2は排出されません。しかしプラスチックのリサイクル率は結構浸透していると思いきや、実は国内で25%程度という数字です。
堀田:意外と少ないんですね。
林:残りの75%は燃やされているんです。燃やされている際にもそのときに発生される熱エネルギーは有効利用していますが、やっぱりCO2が出てしまっている現状があります。
また、プラスチックからプラスチックに戻す主流の方法としては、細かく砕くなど、物理的な処理を行いリサイクルしています。ただ、それですとリサイクルできるプラスチックの種類が限られます。またリサイクルした後の製品が、元々の製品と同じ品質にどうしてもならないという課題があります。
そんな中で、ENEOSでは化学の力を利用した「ケミカルリサイクル」というものを進めています。
堀田:ケミカルリサイクルとはどういった取り組みでしょうか。
林:ENEOSでは大きく2つのケミカルリサイクルに取り組んでおります。まずは使用済みのプラスチックをもう一度プラスチックに戻すということ。もうひとつは使用済みのタイヤをもう一度タイヤの原料に戻すということです。
堀田:どのようにタイヤを蘇らせているんですか?
林:まず使用済みのタイヤを集め、それを細かく砕き、熱をかけるなどで化学反応を起こして、石油のような油に一度戻します。
堀田:液体化するんですね。
林:するともう一度タイヤの原料を作ることができます。
堀田:新しく生まれ変わったタイヤの性能はどうなんですか?
林:まだ計画段階ではあるのですが、石油から作ったタイヤとまったく同じ品質が作れるという想定です。
林氏は「バイオケミカル」の取り組みについても説明した。
林:バイオケミカルは草や木といった植物であったり、使用済みの食用油を使って、プラスチックの原料などを作るという取り組みです。
堀田:バイオケミカルによってペットボトルも作れるんですよね?
林:ペットボトルも作れますし、プラスチックも作れます。
堀田:ペットボトルはどのような工程で作られているんですか?
林:まず使用済みの食用油などのバイオマス原料を石油のような油にします。その油をペットボトルの原料にします。そこからペットボトルを作っていきます。ENEOSでは石油のような油をペットボトルの原料にする技術開発を2023年に、岡山にある製油所で成功しています。
堀田:私たちが普段使っているペットボトルとバイオケミカルで作ったペットボトルは何か差があるのでしょうか?
林:まさにそこがバイオケミカルのよさでして、ENEOSで2023年にバイオマス原料を一部使用し、ペットボトルの原料を作りましたが、石油由来のペットボトルとまったく同じものが作れています。
堀田:バイオケミカルによるペットボトルは今現在でどれだけ作られているんですか?
林:2023年の取り組みではだいたい4500万本のペットボトルがバイオから作られています。
堀田:多い!では近い将来、バイオケミカルで作られたペットボトルを私たちも手にしますね。
林:そうですね。その部分にぜひ貢献したいと思っています。
堀田:バイオケミカルやケミカルリサイクルは実際、どのくらい浸透しているのでしょうか?
林:浸透度はまだまだと言わざるを得ない面があります。そして大きな課題として石油から作るプラスチックやペットボトルに比べて、コストが高いことがあげられます。ただこういった取り組みを一生懸命に続けている中で、だんだんグリーンケミカルの重要性が広まっていると感じています。この1年ほどでより多くの方から「グリーンケミカルを導入したいです」という声を聞くようになりました。
堀田:浸透度はここからかもしれないですが、グリーンケミカルを広げながら、ENEOSには脱酸素社会の実現をリードしていってほしいです!
林:ありがとうございます。ENEOSはカーボンニュートラル基本計画を公表していまして、ケミカル素材の分野では石油などの従来型の資源に頼らない循環型社会(サーキュラーエコノミー)にしていくことを目標に掲げています。具体的に言いますと、2030年にはENEOSが作っているケミカル素材の20%を石油ではなく、リサイクルだったりバイオマスだったりにするということです。
堀田:ペットボトルなどは私たちが日々、手にするものですし、近い未来にグリーンケミカルで作られたペットボトルを手にすることを楽しみにしています。今日は、萩原さん、林さん、ありがとうございました!
(構成=中山洋平)
地球のよりよい未来の実現に向けたSDGsについてゲストを招き、リスナーと一緒に学んでいくJ-WAVEの番組『ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-』(毎週土曜日14:00〜14:30)。ナビゲーターを務める俳優でモデルの堀田 茜が12月1日(日)、東京・代々木公園イベント広場にて行われた公開収録に出演した。
ゲストとして登場したのは、シドニー五輪競泳日本代表で現在は「一般社団法人日本知的障害者水泳連盟」の副会長を務めるなど、スポーツを通じた幅広い活動を行う萩原智子氏、そしてENEOS株式会社の基礎化学品企画部の林誠氏。萩原氏は自身が取り組む活動について、林氏はENEOSがカーボンニュートラル・循環型社会実現に向けて行っているグリーンケミカルの取り組みについて語った。
健常者と障がい者が一緒に試合ができる大会を
2000年に開催されたシドニー五輪に競泳日本代表選手として出場した萩原氏。2024年にはフランス・パリ五輪が開催されたが、開催地パリは、SDGs先進都市のひとつ。大会史上で最高レベルのサスティナブルでインクルーシブな運営に注目が集まっていた。堀田:パリ五輪の開催で、萩原さんは五輪自体の変化をどう感じましたか?
萩原:今までよりも強くジェンダー平等に向けた取り組みが行われた大会だったように感じました。これまではどうしても男子の出場枠が多かったんですけど、男女同数の出場が実現したことは、大きな一歩だったと思います。加えて、脱プラ(使い捨てプラスチック使用禁止)という環境に配慮した大会ということで、そういう視点も進化した部分かと思います。
堀田:SDGsとすごく結びついていますよね。
萩原:パリ五輪のCO2排出量は、2012年のロンドン五輪、2016年のリオ五輪に比べて、半分にするという目標が掲げられていました。競技会場にペットボトルの持参は禁止され、マイボトルに給水できるように配慮されていました。そんなところまで徹底されたんです。
そんな萩原氏は現在スポーツ教育に力を注いでいる。自身がそうだったように、水と親しむことで、多くの子どもたちに夢や目標、可能性を広げられる機会を──という競技大会「萩原智子杯」を年に3度開催したり、“水“とCommunication(通じ合う)しながら、 Education(教育)する、体験型の授業「水ケーション」などを行っている。
堀田:萩原さんは、「日本知的障害者水泳連盟」の副会長も務められていますよね。本当に幅広くご活躍なさっていますが、こちらではどういった取り組みを行っているんですか?
萩原:知的障がい者のスイマーはたくさんいて、そんな中で、インクルーシブの大会をもっともっと増やしていきたいと思っています。どうしても水泳の大会は健常者と障がい者が分かれてしまうことが多いんですが、一緒に試合ができるような大会を増やしていきたい。少しずつですが、増えています。
水泳は自分自身の自己ベストタイムというのが明確にわかります。昔の自分を超えていくことを目標に、選手たちは頑張っています。
堀田:確かに、わかりやすくタイムが出る世界ですもんね。
萩原:そういう意味では目標が作りやすくて、努力もしやすいスポーツなのかなと思います。
堀田:萩原さんのスポーツ教育には、「スポーツだけでなくほかのものにも目を向けてほしい」という考えがあるそうですが、そのように考えるきっかけは何だったんですか?
萩原:私は水泳しかやってこなかった人生だったので、現役時代はものすごく視野が狭かったんです。その反省を活かして、若い子にはいろんなことに目を向けてほしいと思いました。例えば、スランプに入って苦しい思いをしているときに、視野が広いといち早くその解決方法に辿り着けたりします。
それを大人になってから気づいて、もっと早く知っておけばよかったなと思いました。そういった経験から水泳だけでなく、社会課題などさまざまなことに目を向けるきっかけ作りを、大会を通じてやっていきたいと考えています。
萩原の教育論「ちょっとした失敗は、どんどんしてほしい」
萩原氏には10歳の息子がいる。水泳と柔道を習っているそうだ。そんな中で、自身は愛息にどんなスポーツ教育を行っているのだろうか?堀田:お子さんを教育する上でのマイルールはありますか?
萩原:私は息子本人が「やりたい」と言ったことしかやらせていないんです。もし「辞めたい」と言ったら、まずは「何で辞めたいの?」と聞きます。私はけっこう、息子に質問することが多くて、そんな中で息子が考えながら、自分の気持ちを引っ張り出してくる。そんな経緯がおもしろいんです。それを受けて、親ができることをやってあげます。
堀田:子どもが習い事で悩んでいたり、失敗したりしているとき、親としてどのように接することが大事だとお考えですか?
萩原:私はちょっとした失敗は、どんどんしてほしいと思っています。そんなときに「よかったね。いい経験をしたね」と声をかけます。
萩原:私が水泳を始めたきっかけは海で溺れかけたことなんです。そのとき、父に「何でもっと早く助けてくれなかったの?」と聞いたんですけど、「智が泳いでいるのがうれしかった」と返ってきました。
その一言で不思議と恐怖がなくなったんです。むしろ「泳げるようになりたい」と思いました。父がそれを意識して言ったのかどうかはわかりませんが、私も息子が失敗したときに、「大変!」とすぐに助けるのではなく、心配しながら見守るようにしています。そうすると息子が自らで何とかする力を見せてくれたりします。そのときに「すごいね!」と褒めてあげる方が大事なのかなって。
堀田:何事にも動じない子どもに成長しそうですね。私にもいつか子どもができたら、萩原さんの言葉を忘れずに子育てと向き合いたいと思います。
CO2削減に貢献「グリーンケミカル」という取り組み
この番組のスポンサーであるENEOSはカーボンニュートラル・循環型社会実現に向けてグリーンケミカルの取り組みを推進している。公開収録の後半では、同社の基礎化学品企画部に所属する林誠氏が、堀田に企業として取り組んでいる内容を明かした。林:プラスチックを使用する上での大きな課題が、作って使って捨てていく過程で多くの二酸化炭素(CO2)を排出することです。特に捨てる際に「燃やす」ことで多くのCO2が出ます。こういった問題を解決する手段としてグリーンケミカルが注目されています。
プラスチックに関するCO2を削減するためのアプローチとして、まず思い浮かぶのがリサイクルです。プラスチックを燃やさずにリサイクルすればCO2は排出されません。しかしプラスチックのリサイクル率は結構浸透していると思いきや、実は国内で25%程度という数字です。
堀田:意外と少ないんですね。
林:残りの75%は燃やされているんです。燃やされている際にもそのときに発生される熱エネルギーは有効利用していますが、やっぱりCO2が出てしまっている現状があります。
また、プラスチックからプラスチックに戻す主流の方法としては、細かく砕くなど、物理的な処理を行いリサイクルしています。ただ、それですとリサイクルできるプラスチックの種類が限られます。またリサイクルした後の製品が、元々の製品と同じ品質にどうしてもならないという課題があります。
そんな中で、ENEOSでは化学の力を利用した「ケミカルリサイクル」というものを進めています。
堀田:ケミカルリサイクルとはどういった取り組みでしょうか。
林:ENEOSでは大きく2つのケミカルリサイクルに取り組んでおります。まずは使用済みのプラスチックをもう一度プラスチックに戻すということ。もうひとつは使用済みのタイヤをもう一度タイヤの原料に戻すということです。
堀田:どのようにタイヤを蘇らせているんですか?
林:まず使用済みのタイヤを集め、それを細かく砕き、熱をかけるなどで化学反応を起こして、石油のような油に一度戻します。
堀田:液体化するんですね。
林:するともう一度タイヤの原料を作ることができます。
堀田:新しく生まれ変わったタイヤの性能はどうなんですか?
林:まだ計画段階ではあるのですが、石油から作ったタイヤとまったく同じ品質が作れるという想定です。
林:バイオケミカルは草や木といった植物であったり、使用済みの食用油を使って、プラスチックの原料などを作るという取り組みです。
堀田:バイオケミカルによってペットボトルも作れるんですよね?
林:ペットボトルも作れますし、プラスチックも作れます。
堀田:ペットボトルはどのような工程で作られているんですか?
林:まず使用済みの食用油などのバイオマス原料を石油のような油にします。その油をペットボトルの原料にします。そこからペットボトルを作っていきます。ENEOSでは石油のような油をペットボトルの原料にする技術開発を2023年に、岡山にある製油所で成功しています。
堀田:私たちが普段使っているペットボトルとバイオケミカルで作ったペットボトルは何か差があるのでしょうか?
林:まさにそこがバイオケミカルのよさでして、ENEOSで2023年にバイオマス原料を一部使用し、ペットボトルの原料を作りましたが、石油由来のペットボトルとまったく同じものが作れています。
堀田:バイオケミカルによるペットボトルは今現在でどれだけ作られているんですか?
林:2023年の取り組みではだいたい4500万本のペットボトルがバイオから作られています。
堀田:多い!では近い将来、バイオケミカルで作られたペットボトルを私たちも手にしますね。
林:そうですね。その部分にぜひ貢献したいと思っています。
堀田:バイオケミカルやケミカルリサイクルは実際、どのくらい浸透しているのでしょうか?
林:浸透度はまだまだと言わざるを得ない面があります。そして大きな課題として石油から作るプラスチックやペットボトルに比べて、コストが高いことがあげられます。ただこういった取り組みを一生懸命に続けている中で、だんだんグリーンケミカルの重要性が広まっていると感じています。この1年ほどでより多くの方から「グリーンケミカルを導入したいです」という声を聞くようになりました。
堀田:浸透度はここからかもしれないですが、グリーンケミカルを広げながら、ENEOSには脱酸素社会の実現をリードしていってほしいです!
堀田:ペットボトルなどは私たちが日々、手にするものですし、近い未来にグリーンケミカルで作られたペットボトルを手にすることを楽しみにしています。今日は、萩原さん、林さん、ありがとうございました!
(構成=中山洋平)
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堀田 茜