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山里亮太、大学時代に浮かれすぎて…“芸人になる夢”に引き戻してくれたGLAYの名曲は?

山里亮太、大学時代に浮かれすぎて…“芸人になる夢”に引き戻してくれたGLAYの名曲は?

お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が亀田誠治とJ-WAVEで対談。山里が人生に寄り添ってきた音楽を語った。

山里が登場したのは、3月1日(日)放送のJ-WAVE『DEFENDER BLAZE A TRAIL』(ナビゲーター:亀田誠治)。毎回、音楽を愛するゲストを迎え、その人生に寄り添ってきた音楽の話を伺うプログラムだ。

売れない時代に千鳥・大悟と歌った曲

番組では、ゲストの人生に寄り添ってきた音楽を聴きながら、そこにどのようなエピソードがあるのか、話を訊いていく。まず、山里は1曲目に尾崎 豊の『シェリー』をセレクトした。



山里:芸人を目指して大阪に行きまして、若手でいつか売れると信じながらも毎日仕事は特にあるわけじゃなくて。そんな仕事がないもの同士に、大好きな先輩の千鳥の大悟さんがいて。大悟さんがいつも消費者金融とかでお金を借りながら僕らを連れ回してくれた時期があったんですよ。そのときに散々ごはんを食べて、飲んで、最後にカラオケができる、スナックまではいかないんですけど味園ビルっていう古いビルの中にある、小さい何坪かしかないようなところで歌を歌うんです。そこでこの曲をいつも大悟さんと一緒に歌ってて。

亀田:へえ! すごい。

山里:そのときに「俺たちこれから絶対売れるんだから、どんな仕事するんだろうな。俺がこんな番組持ったら、山里お前はここでこうしろよ」とか将来売れたときの夢を語ってたんです。今聴くと、あのころの「仕事何かできるかな、こんな仕事できるかな」って言ってたあの気持ちをよみがえらせることができて。この曲を聴くと「今、この仕事を断ろうとしてるけど、あのころの俺たちってこの仕事を目の前に置いたら、よだれ垂らして『やった、売れた!』ってなってただろうな」っていう気持ちになって、「やろう」ってなったりするときにこの曲があるんですよ。

亀田:まさに本当にスタートのきっかけだ。

山里:そうです。これを叫ぶように歌うんですよ。みんな上手くはないんですけど、すごく気持ちがのって。安酒と一緒に飲んで。

亀田:なんか絵が浮かぶ。

山里:本当に狭いところで、シェリー酒をちょっと背伸びして飲んでみて。そうしたら、大悟さんが「なんか薬みたいな味がするな」なんて言いながら(笑)。「でも、これがオシャレなんかの」って言って、よく大悟さんは飲んでました。

楽しすぎて夢を見失いそうに…気持ちが引き締まった曲

山里は2曲目にGLAYの『Winter, again』をセレクトした。

GLAY / Winter, again

山里:僕なんかはGLAYど真ん中世代なので、めちゃくちゃ大学時代に聴いてました。お笑い芸人を目指して関西に行くために、関西大学っていうところに行って。連日合コンだなんだ、もう最高に楽しくて。それで夢を見失いそうだったんです(笑)。

亀田:大事なものをなくしちゃってたんだね(笑)。

山里:このまま浮ついたまま行っちゃおうかな、茨の道に行くんじゃなくてと思ってるときに、ほかの大学の女子とみんなでスノーボードツアーに行ったんです。そのときにずっとかかってたのがこの曲でした。そのとき、お笑い芸人目指してるっていうぐらいだから、いちおうお笑いっぽいことはやってたんです。そうすると、大学のレベルなんてそんなにだから、まあ人気者になる。

亀田:まあ、ウケるよね(笑)。

山里:女子たちとフィーリングカップル5対5とかすると、矢印が全部僕のほうに向いてる、みたいになって。そのときに車内で歌うカラオケで『Winter, again』を人気者の僕が歌うもんだから、まあ盛り上がって。女の子たちに肩組んで「もう芸人なんのやめて、このままチャラつこう!」と思ってるときの曲です。

そんな浮ついた気持ちにストップをかけてくれたのも『Winter, again』だった。

山里:この曲は単に「いい」ってだけじゃなくて、GLAYさんたちがこの曲を作ってるときに見ていた景色だったりとか、実はこれから戦いに行く姿であったりとか、故郷を背負って歌をやっていってGLAYというものを大切にしてるっていう、その想いみたいなのが感じられる瞬間が急に来たんですよ。そのときに「俺、千葉を捨てて大阪にお笑い芸人になりに行くって言って、戦うって言って来たのに何をスノボツアーぐらいで夢を捨ててるんだ」って、ふと冷静になったんです。この曲聴きながら。

亀田:すごい。夢をちゃんと戻してくれたんだ。

山里:浮かれたときにかかってくるんだけど、この曲がかからずに、そのまま浮かれた曲ばっかり聴いてたら、引き戻れなかったかもしれない。『Winter, again』の持つキュンとさせる寂しさ、切なさと、強い風の中で戦っていく姿に「ダメだ、遊んでちゃ」ってなった曲です。そのあと、本当に浮き足だって浮かれなくてよかった。GLAYのみなさんのおかげですね。

仕事に対する士気を高めてくれる曲

続いて、「不可能かもしれない」と思ったことに挑んで実現したとき、背中を押してくれた1曲を山里に訊くと、フラワーカンパニーズの『深夜高速』と答えた。

深夜高速

山里:この世界でやってこう、頑張っていこうっていうときに、この曲に出会って。僕、2004年末の『M-1グランプリ』で世に出られるようになったぐらいのときに、大好きな伊集院 光さんが好きって言ってる曲で、聴いてみたらなんていい曲なんだと。自分が今から頑張っていこう、仕事もらえるようになって頑張っていこうってガムシャラにやってるときに、何が正解なんだろうなと思って。昔から見たら今はすごく仕事をたくさんいただいてる。芸人だけで飯を食えてるっていうところなんだけど、なんかスッキリ晴れないときに、「もっといい、生きててよかった、そんな日を探してんだな」みたいな。「じゃあ、まだそこじゃないんだ」っていう。

亀田:へええ。

山里:それはダメなことじゃなくて、「これから先にまだ頑張れる余白があるんだ」「俺まだ頑張りきれてないんだ」っていうのをこの曲を聴くたびに教えてもらえてて。この曲で踏ん張れたときもたくさんあったから、今でもライブ前は自分の士気上げるために必ず曲を流してるんです。出番の何分前かになったときに、「じゃあラスト1曲」って『深夜高速』を聴いて曲が終わって「さあ、じゃあ行きましょう」って楽屋を出てくっていう。

亀田:ある意味でステージの心のオープニングソング。

山里:そうです。これを聴いたら始まるっていう。

「ものを愛すること」の尊さを知った曲

山里が最後に紹介したのは、GReeeeNの『この地へ』だった。

山里:今はGRe4N BOYZになりましたけど、GReeeeNのときにあった曲で、すごく好きで。これも自分の士気を上げるときに聴くんですけど、もともとこの曲は高知の「よさこい」のためにGReeeeNのHIDEさんが作ったんです。「よさこいを盛り上げるために使ってください」って感じで。

亀田:よさこいを盛り上げるためのテーマソングというか。

山里:よさこいって高知をいちばん盛り上げるお祭りなんですけど、何百といるチームがみんなで同じ踊りを踊る「総踊り」っていうのがあるんですけど、そのテーマ曲なんです。そもそも、よさこいの発祥がすごい素敵で、世の中のお祭りは神様をまつって、とかなんですけど、よさこいって「とにかく俺たちこの町、高知が好きなんだよな。この愛をどう表現したらいいだろう。よし、踊りな」って言って生まれた祭りなんです。「ものを愛すること」ってこんなに幸せで尊いんだなっていうのが、よさこいにギュッと詰まってて、その愛の表現のひとつとしてHIDEさんが愛する高知のためにこの曲を作ったってのも相まって、この曲がすごくいいんですよ。

亀田: HIDEくんってたしか、少年時代を高知で過ごしたって。

山里:そうなんです。もともと高知じゃないんですけど、坂本龍馬とか幕末とかの歴史も勉強して憧れて、そのまま高知に住むんですよね。それで高知で青春時代を過ごして、その仲間たちと見た高知の景色をこの曲に盛り込んでいくっていう。本当に愛するものが見つかった人間ってこんなに幸せなんだっていうのを、あの祭りが教えてくれて。

亀田:ちなみに、山ちゃん(山里の愛称)は高知県の観光特使ですよね。

山里:出身でもなんでもないんですけど、好きすぎて(笑)。この曲をものすごい人数で踊るんですよ。そのときに高知がひとつになるんです。そこで僕も踊ってるんですけど、頑張んなきゃってときにこれ聴いて、「あれを頑張ったら、またあの楽しい祭りに行ける」ってなるんですよね。

山里亮太の最新情報は吉本興業の公式サイトまで。

『DEFENDER BLAZE A TRAIL』では、音楽を愛するゲストを迎え、人生に寄り添ってきた音楽、困難を乗り越えるときに出会った音楽について語り合う。オンエアは毎週日曜21時から。

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2026年3月8日28時59分まで

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番組情報
DEFENDER BLAZE A TRAIL
毎週日曜
21:00-21:54